彼女の判断を責める気は無い。マッシーモが彼女を、アミを責めるとすれば作戦のことではない。彼女は迷った。判断を下しても戸惑い、未練を残し続け、いざ危機が迫ると、敵と戦うことに逃げた。
 作戦指揮者に大事な資質の一つが見切りをつけることだ。それと同じぐらい、意志を貫き通す力がいる。そうマッシーモは考え、行動してきた。だが今のアミにそれは要求できそうにない。フランチェスコも倒れ、別働隊が当てにならない今、彼が前面に立たなければ、アミを立たせなければならない。こんなところで諸共朽ち果てる気はまったく無い

「隊長、立って! すぐに!」
『マッシーモ!?』
「攻撃が来る!」

 マッシーモの助太刀で、アミは一時難を逃れた。ディセンダント・リニアルの激しい砲撃をかいくぐって距離を取る。だがこの雪原に遮蔽物など無い。今度の砲撃はギリギリでかわした。次は――

『マッシーモ殿! 援護するぞ!』

 威勢のいい声が回線を走った。一体の羅甲がビームバズーカを構え、ディセンダント・リニアルに撃ち放った。咄嗟のビーム攻撃を敵はかわすことができなかった。あの重量級に、この乱戦では仕方がないことだ。そう思ったが、どうやらかわす必要もなかったようだ。ディセンダント・リニアルの装甲は緋縅と同様に。耐ビーム処理を施してあった。そのため、出力もそこそこのビームバズーカではかすり傷程度しか与えられなかったのだ。

『ええぃ! 地球軍の機動兵器は化物か!?』
『早く下がれ!』

 マッシーモの警告もむなしく、その兵士はリニアの反撃で四散してしまった。



金色の宇宙1.1 〜我ら竜騎兵隊〜

シーン7



 マッシーモに引っ張られて、気づけばアミは、雪原の中にくぼ地を見つけていた。それは操兵でも屈めば隠れられるぐらいの大きさで、二人は急いで駆け込んだ。だが――

「うっ……」
『先客がいたようですね……』

 そのくぼ地には、ビームで焼かれたと思われる羅甲の残骸があった。

「は、入るしかないか、今は……」

 アミはすぐに緋縅を腹ばいに倒した。四方で敵味方入り乱れたこの戦場で、緋縅はすでにダメージを受けすぎている。無闇に動くことができない。それも彼女が怒りに囚われて猪突したせいだと自覚はあった。
 だが乱戦の利もある。今ここにはあらゆる電波が飛び交いレーダーが効かず、戦いの震動怒号は鳴り止まない。現にリニアはアミたちを見失ったようだった。
 それでも時間が無い。こうしている間にもまだ味方が戦い続けている。

「ハァ……ハァ……」
『隊長、戦えますか?』
「それは問題ない。だが……」

 ちらりと羅甲の残骸を見る。身を隠していたはずなのに彼らはここで息絶えたのだ。更に機体が激しく損壊しているところを見ると、かなり高出力のエネルギー放射を受けたに違いない。

「まさかこいつら……」
『……! これも、あの黒い特機の仕業か!?』

 くぼ地に隠れた羅甲は、ディセンダント・リニアルの轟雷砲・改によって破壊された。つまり、ここは死亡スポットなわけだ。

『……』
「マッシーモ、どうすればいい? あんな奴……どうやって倒せばいいんだ……」
『む……』


 アミの声が今まで聞いたことないくらい弱くなっていた。まるで幼子のようだ。部隊を率いて会戦に加わったのは今回が初めてだ。そして窮地に追い込まれ、弱みを部下に見せてしまうとは。初めてだなんて、言い訳にしかならない。そんなことは分かっている。
 恐れているのだ。彼女はそれを認めてしまったのか。手足が僅かに震えている。地球人相手に負ける。部下は死んだ。いや、目の前にいるが、彼女は弱みを見せてしまった。緋縅じゃあ勝てない。考えると、震えが大きくなったように思えた。戦わなくては。――長。戦わなくては、しかし、勝てない、こんなところに来るんじゃなかった。――隊長。

『聞いてるのか!?』
「は……」
『隊長、ここを突破するしかない、話を聞け!』
「マッシーモ……。けどどうやって? どうしたらいい?」
『ああ、もう……』

 呆れられている。今の自分は別人のように見えていることだろう。戦処女か、まさにそのとおりじゃないか。

『隊長、奴を倒さなければここで全滅する。二人で勝負に出よう』
「し、死ぬぞ、そんな……」
『勝算はある。そうでもなければ持ち掛けない。これを、羅甲の盾はまだ残ってます』

 羅甲の残骸はうつぶせになっていて、背後、もしくは頭上からの攻撃を受けたようだった。そのため体に隠れていた盾は壊れずに残っていたのだ。

「盾……」
『手短に話す。あの特機が使っているのは、雷殻の偏鏡符と同じ物と見て間違いない。砲撃システムも完備されているだろう。しかし、あの特機のパイロットは若いようだ。それでなくとも、地球人がこの武器を使い慣れているはずが無い。必ず隙がある!』

 断定口調で話すマッシーモ。その言葉には相手を元気付ける成分でも含まれているのか、アミは少しずつ冷静さを取り戻していた。

『偏鏡符の位置も数も掴めない。この多角攻撃をかわすのは難しいが、予測することはできる。フランチェスコがやられた時、攻撃はほとんど真横からだった……』

 マッシーモはアミに考えを話した。そして話し終わると、自分の盾をアミに持たせた。

「お前……盾を?」
『俺はいらない。あんたが持って、そして行け』

 それはアミの身を案じてか、それとも作戦を勝利に導くためか。だがマッシーモが進んで危険を買ったことは事実だった。その様を見せられ、奮い立たないアミではなかった。

「……分かった。やってみせる」
『なら早いほうがいい。いい加減、敵も気づくだろうし』
「死ぬなよ」
『俺は竜騎兵隊が再興するまで生きる』

 矢が放たれるたように、二人は動き出した。


 敵機を見失った。戦闘のジャミングでレーダーが効かなくなっている。それに、見える敵にも注意を払わなければならない。リニアは周囲の敵を迎撃しながら、さっきの操兵を探している。

『リニア、一度編隊を整える。このままじゃ消耗するだけだ』

 ユイマが無線で話しかけてきたが、今の彼女は上の空だ。渾身の攻撃を避けたあの敵は、おそらく敵の指揮官だろう。動きからしてもそうに違いない。ならば、奴を倒せばこの敵部隊は問題にならない。もう一押しなのだ。

 そのリニアを伺いながらマッシーモが機を待つ。特機の周囲からザコが離れつつある。特機がアミたちを探して動いているからだ。今しかない。
 マッシーモがまず、窪みから飛び出した。真直ぐは向かわず、リニアの側面に回りこむよう走った。手に持ったマシンガンを乱射しながら。

「そこにいたのか!」


 すかさずリニアが反応する。弾数はもう少ないが、レールカノンを続けざまに二発。これを避けられるかがマッシーモの命運だ。撃ちながら彼は、機体をジャンプさせ、地面にその身を投げ出す。弾は脚部を掠めたが、直撃は避けられた。
 しかしその様は、リニアにしてみれば望むところ、実に隙だらけ。

「これで止め――」

 その時、先ほどの窪みからもう一機、操兵が飛び出していた。マッシーモとは逆方向に。注意を左右に振り分けられたリニアは、すぐに迎撃を試みようとするも、すでにマッシーモに向き直った後だ。重装備のリニアルでは間に合わない。
 だがリニアは、この小さな狐は常人と頭の回転が異なった。敵が姦計を巡らそうと、それを上回る策を取れる人間だった。
 リニアは機体を僅かに旋回させただけで、すぐに轟雷砲・改を撃った。放たれたビームを受け止めるために偏鏡符が飛び、ビームを寸分違わず跳ね返した。ディセンダント・リニアルの魔弾から逃れられる敵はいない。――はずだった。

 ビームの帯はもう一機の操兵――緋縅を斜め後から捉えた。直撃したのだ。しかし、緋縅は盾を二つ背にしょって、これを受け切った。

「えっ……!」

 リニアにとっては、狙いすました一撃を防がれて呆然とするしかない。だがアミとマッシーモは逆に意を得たとばかり。
 轟雷砲のビームを偏鏡符で反射させれば、ビームを拡散させたり、敵の死角から攻撃したりと応用が利く。だがそれにも限度がある。敵との距離によって使用は限られるのだ。マッシーモはディセンダント・リニアルの偏鏡符が一定の距離に配されていることを見抜き、"リニアルと偏鏡符の間に立つ"ことをアミに進言した。そして自らは"偏鏡符を使わざるを得ない"状況を作り出した。なぜなら、偏鏡符が背後にあれば、ビームは後から来るのだから。
 それを防ぐため、アミは二つの盾を両手に持ち、背中と側面をカバーした。ビームの直撃を受けて盾は融解したが、肝心の緋縅は健在だった。リニアの技量が高い故に、逆に成立する作戦だったのだ。
 あとは攻めるのみ。緋縅の刀を鞘から抜き、アミは全力で切りかかった。諸手で掴み、間合いを詰め、何も考えずに振り下ろす。しかし、やはりリニアの技量は高かったのだ。
 ディセンダント・リニアルが突如前身し、緋縅の懐に入った。そのため緋縅の刀は深く当たらず、両機はそのまま立ち往生してしまった。
 ディセンダント・リニアルの脚部ショットアンカー。膝に付けられている突起が射出され、緋縅の腹部に突き刺さる。ガチッ!

「これで逃げられないぞ!」

 指に装備されたバルカンが緋縅に向けられた。この距離、装甲の剥げ落ちた緋縅では耐えられない。

「逃げれないのは貴様だっ!」

 アミは怯むことなく刀を捨てると、両腕の鎧通しを敵に振り下ろす。すると両肩にあったレールカノンが破壊されたが、そこまでだった。
 勝った。二人の心の声が反響する。「やれ、マッシーモ!!」
 マッシーモの緋弓爬Xが、大剣を持って、ディセンダント・リニアルに襲い掛かっていた。

「あっ――!」

 囮として飛び出した彼は、状況がここに至ると、今度はフィニッシャーとして牙を剥いていたのだ。この攻撃はさ――

 ガキョォッ!

 ユイマ・トービノのグラニMが、空中で人型に変形したままマッシーモに体当たりを加えた。
 マッシーモと煽りを受けたアミ、リニア。三人は世界が回るのを見た。後にはもつれ合い、転げたロボットが四体。


目の焦点が合ってきた。だがマッシーモは、まだ自身に何が起きたのか理解していない。

(倒れてる……。敵は? 俺は? 隊長は?)

 カメラを回すと、そこには死屍累々と言いたくなる様子があった。敵の可変機。さっきまではいなかったはずだから、こいつが原因か? そして敵の特機はうつぶせになったまま動かない。アミは……。

「あ……」

 アミの緋縅は、腹部に刺さっていたショットアンカーに激突の衝撃が加わり、胴から真っ二つになっていた。緋弓爬Xを立ち上がらせると、マッシーモはすぐ彼女の側に駆け寄った。

「隊長、大丈夫か!?」
「あ……ぐ……」
「隊長!」
「……ひたほかんら」

 意識はあるようで、彼は安心した。
 上空を何かが飛んでいった。巨大な氷の塊だったが、一瞬のことだったため視認などできない。それが氷だと分かったのは、アムステラの地上戦艦に直撃してからだった。マッシーモは別働隊の存在すら今まで忘れていた。
 もう戦いどころではない。マッシーモは緋縅の上半身を抱えて逃げ出した。見てくれは酷いものだが運ぶのには楽である。やがて、竜騎兵隊と特別機動兵器試験大隊の戦いは終息した。
 結果としてアムステラ軍の別働隊は戦艦を航行不能に追い込まれた。窮地に陥った彼らは、本隊と合流するまで更に三時間の撤退戦を強いられた。ある者は操兵で。またある者は生身で、極寒の中を逃げ回った。およそ、アムステラ軍が辺境の住民に味わわされる光景ではない。
 勝利した地球軍だが、こちらも被害は少なくなかった。特別機動兵器試験大隊が受けた被害は多くない。だが南方の防衛線は全て竜騎兵隊に破られ、北方の防衛線には、アムステラ本隊の直接攻撃を受けた。これを足止めするための戦力が相当数散ってしまったのだ。
 それでも陣地を守りきった地球人にこそ、この戦いは軍配が挙がる。例え一時のことであろうとも。



「大丈夫かリニア?」
「……少し頭がクラクラする」

 リニアもようやく回復していた。四人の中で一番体力の劣る彼女にとって、あの激突は少々酷だったようだ。

「……なあ、お前が、その、助けたの?」
「見守ってるって言っただろう」
「う……」
「けど、今回は少し危なかったな。リニア、お前は小隊指揮官でもあるんだから、敵を倒すだけじゃ駄目だ。そのことだけ、今日は反省だな」
「ちぇっ」

 ユイマが画面の中でニコニコ笑っている。彼女は気恥ずかしそうにモニターから顔を背けた。
 もうその頃には日が傾いていた。



 別働隊は敗走しながらも本隊と合流を果たした。だが、夜間の移動は危険な上、怪我人を抱えて動くのも問題であるため、アムステラ軍は野営地を設けた。艦の格納庫は野戦病院のようになり、次々と怪我人が運び込まれ、処置を受けていく。

「無事でよかったな、フランチェスコ」
「ちょっとコブができただけだ。……って、お前怒ってるのか、その顔?」
「お前な……。あそこで誘いに乗らなければ、ああはならなかったろう」
「過ぎたこと言っても仕方ねえだろ」

 彼の言うとおりだとマッシーモも認めざるを得ない。あの特機は間違いなく強かった。そしてアムステラが、竜騎兵隊が勝てなかった事実は変わらない。
 周りでは重症の患者がうめき声を上げている。血と薬の臭いが交じり合って気分がよくなかった。

「俺はもう用済みだ。外に出ようぜ」
「そうだな……」
「そういや、隊長の奴は?」
「……待っている」

 マッシーモは、彼自身も苦しそうに言った。
 アミは野営地の外で彼らの帰りを待っていた。地球人の基地に向かわせたアキナケスたちの帰りを。
 地球軍の試作兵器――トレバシェッター――を破壊するため攻撃を開始した。それだけ報告を受けた後、彼らと連絡を取る暇が無かった。撤退戦を終えて本隊と合流してからも消息が分からず、今も帰ってきていない。







(私が戦わせてしまった)

 トレバシェッターの攻撃は最後まで止まなかった。それはつまり、アキナケスたちの敗北を暗示している。リニアたちとの戦闘ですら多くの味方を失っていた。だから一人でも構わない、とにかく無事でいてほしかった。
 誰か戻っていないか、アミは方々走り回って尋ねたが、誰も彼らを見ていない。それでもじっとしていられず、今も野営地の外で彼らが戻るのを待っていた。
 太陽が西に沈み、辺りはもう暗くなっている。風が強まり空からは雪がちらついてきた。それでもアミは待っていた。

「……隊長」
「何だってあそこまで」
「我々のため……、いや、自責の念か」

 マッシーモとたちが来て、雪の中にアミを見つけた。彼女も相当疲労があるはずだ。ましてや、こんな寒い中にずっといては風邪をひく。だからとマッシーモは説得したがアミは聞かなかった。

「もう少し、ここで待つ」
「いえ、戻ってください。帰らぬ者たちが心配なら私が代わって見ています。フランチェスコも」
「寒いが仕方ねえか……」
「……しかし」
「……では三人で待ちましょう」

 フランチェスコがきつい酒を煽って体を温めようとしている。防寒具だけでは耐えられないほど気温が下がってきた。マッシーモも軽く酒を飲んだ。聖職者でもあるため、おおっぴらには飲まない。アミは拒んだ。

「隊長、顔色が悪いですよ」
「そんなことはない……」
「……。先ほどは無礼な口を利きました」
「覚えていない」
「そうですか……」

 短く言葉を交わし、また黙る。そんなことが続いた。その間フランチェスコは、野営地に戻っては温かい飲食物を持ってきたり、どこからか暖房機をかっぱらってきたりしていた。それで少しはマシに過ごせた。
 8時を回った。

「……」
「……」
「……俺はちょっと戻って、他の奴らの様子見てくるわ」
「頼む」


「無事でいてほしい」

 二人になるとアミが呟いた。

「きっと無事です」

 もしかしたら敵の捕虜になっているのかもしれない。それならばここで待っても無駄骨だ。しかし彼らが生きているだけいいだろう。だがなんとしても帰ってきて欲しいと、マッシーモは願った。この生意気だった隊長が部下を待っているのだ。心配しているのだ。だから帰ってきて、無事な姿を見せてやれ。騎士ならばやって見せろ。
 風と雪が更に勢いを増してきた。彼らの祈りなど飲み込んでしまうかのようだった。

「私がバカだった。あんなところに彼らを送り込んで……」
「気に病んでも仕方ありません」
「あいつらが……死んでいたら私は……」

 アミは泣いていた。立っていられず膝を折った。

「……彼らとて騎士だ。戻ってくる」


言葉とは裏腹にマッシーモの体も震えていた。寒さと焦り、そして疲労がピークに達しつつあった。膝が震えている。奥歯がぶつかってカチカチ音を鳴らした。膝が――

「揺れた?」

 気のせいかと思ったが、間もなくそれは確信に変わった。地面が揺れている。一定のリズムを刻む震動。近づいてくる。

「隊長!」
「え……」

 暗闇の中に赤いモノアイがはっきりと見えた。それはアキナケスの乗る羅甲パワードだった。全身を戦いでズタズタにされていたが、それでも帰ってきたのだ。

「アキナケス!」
『マッシーモさん……隊長……』

 彼に続いて二体の羅甲が戻って来た。そのうち一体は歩くのもやっとといった具合だ。

『すいません。機体はボロボロだし、怪我人を乗せたので遅れました』

 羅甲パワードの膝を付かせると、コックピットからアキナケスと、怪我をした隊員が降りてきた。

「フランチェスコ、応答しろ。すぐに担架を手配してくれ。それと治療の準備だ」

 マッシーモはアキナケスたちの帰還を告げると共に、すぐ受け入れられるよう準備を依頼した。アキナケスは、フラフラと歩いてきたが途中で倒れそうになり、アミに体を支えられていた。

「よかった、無事で……」
「隊長……。負けました、俺たち……」

 泣きじゃくってアキナケスが言った。

「敵の基地からたくさんロボが出てきて。目の前に敵の新型がいたのに、あれを破壊できなかった……。残ったのはここにいるだけで……」
「何も言うな。言わなくていい……」



 この戦いで竜騎兵隊は半分の操兵と、パイロットを三分の一失った。唯でさえ厳しい部隊の事情からすれば、筆舌しがたい損失と言える。だが、マッシーモはこの戦いでいくつかの教訓を得たと思った。さて、教訓と言うべきか? もっと別の言葉で表すべき大事なことかもしれない。
 こうして、彼らのカナダでの戦いは終わった。



続く