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前回までのあらすじ


「逃げるなら今しかねぇ!」

はいぬれ4女・クロトが倒れた隙にウドランは駆けだす。
とはいっても何処にいけば助かるのか。しばらく適当に走るが、なんせさっきまで
死んでた上に自分がどこに安置されていた場所が会場のどの辺りかも分からない。

「ハッ、考えるまでもねえ。この会場の出口だ!そこにいきゃあ助かるだろ」

ウドランの考えはある意味正しい。自分が生き返っている以上ここはスタジアム内の
はずであり、ウドランの天敵であるハイヌウェレ隊は今回の任務上会場の警備及び
案内及びユリウス殿下の世話を優先する。外へ出れば彼女達は追ってこない。

「会場内は掃除が行き届いてるからな、臭え方に行けば辿り着けるだろ」

潔癖症なウドランだが残念ながら生身では彼の能力自体は臭覚含め凡人と変わらないか
それ以下、しかしその凡人並みの鼻でも出口近くからの謎の異臭を辿り
無事に辿り着く。
ミミー様が色々ぶっ壊した壁の補修に使われた溶剤や生乾きのコンクリ、
そしてファントムのションベンの残り香が混ざった臭いが出口に充満していたのだった。

「くっせえ!…まじくっせええ!何すればこんなんなるんだよ!」

それは外気によって数分で消えるはずの臭い、勇次郎役のミミー様が来た以上、
これ以降大会中に出入り口を通る者はいないだろうと自然の換気に任せてあった。
ウドランは運悪く補修材とファントムションベンの臭いの最も篭る時間帯に来てしまった。
そして彼の潔癖ぶりはこの悪臭を放置するほど寛容にはできていなかった。

「ふざけんじゃねえぞコラ!無機物風情が俺様をむかつかせてんじゃねえよ!」

言うなりポケットからファブリーズを取り出し、臭いの発生源に吹き付けていく。

「くせえ…ここで何が起こったんだ。加齢臭とか女の血の臭いとかオイルとかが
ごっちゃになった臭いがマジくせえ…くせえ…くそ、廊下内歩きながら吹き付けたら
今度は俺様が汗で臭くなって…うぷっ…くせええ…」

それでもファブリーズ丸ごと一本使い終わる頃には、臭いはあらかた消えていた。
この作業に10数分、この無駄な作業がウドランの運命を分けた。

「さて、臭いも消し終わったし…って俺様絶賛逃亡中だろ!早くこんなトコから出て
性悪女の目の届かない所に―んがっ!」

突如出入り口から入って来た人影が超高速でウドランをぶっとばし、その意識を刈り取った。
あーあ自然に消える臭いだからほっといて逃げれば良かったのに。





第9話『帰って来たあの男、そして誰もが知ってるあの男』





「第9試合、選手数的に一回戦の折り返し点と言えるのう。マンネリを打破する
意味も込めて刺激的な競技を用意した、それは野球拳じゃ!!」

野球拳、なんと響きのいい言葉カ――!
その言葉に観客席の男どもは早くも乳首ビンビン丸でござった!
本当に気持ちが高ぶった時、男も乳首が自覚できる程コリコリになるのである!

「拙者達乳首ビンビン丸でござる!」
「うむ、ワシも乳首ビンビン丸じゃ!」
「余も乳首ビンビン丸であるぞテッシン」
「演技が板についてきましたなあデーニッツ殿!」

テッシンは横を見る、影武者デーニッツは二人いた。
白眼を剥いたウドランを背負い、両腕を組み自信満々なデーニッツとばつが悪そうな
顔をしているデーニッツ。
それはモノマネ歌合戦で本人登場後のコロッケの図である。
言うまでも無い、オーラの違いからして偉そうなほうが本物である。

「…殿下っ、いつからそこに!!」
「野球拳の時間が来たのを思い出してな。余がおらねば始まるまい」
「そもそも抜け出すなとも思いますが。まあよいでしょう、デーニッツ、
会場の皆がこれから始まる野球拳に注目しこの場の異変に気付いておらんうちに下がるがいい」
「…ハッ(やれやれ、やっと解放されたか)」

デーニッツが去りユリウスは背負っていたウドラン床に落とし、元いた場所に腰を下ろす。

「殿下、そのブタは?」
「次の試合が野球拳だった事を思い出し、余がティカをお姫様だっこをしながら
会場に全力で戻った時の事だ」
「つまりついさっきの事でございますな」
「このブタあろう事か余の通り道に先回りし自分の臭いをマーキングしておったのだ。
その意味はわからんが、減速すると野球拳に間に合わなくなるのでそのまま突破。
ティカを選手室に送り届けた後ここに向かう途中にこいつが背中に引っ掛かっているのに
気付いた。下ろすのも面倒なのでそのままここに来たわけだ」

ウドラン今回の死因…偉大なるユリウス殿下の道を塞いだ罪で廊下轢き回しの刑
+こっそりティカキック4発(チーン)

「殿下、取りあえずそのブタは…」
「分かっておる。ここに放置しても狭いし臭うしな。アドニース!」
「はい、ぽちっとな」

アドニスがどっからともなく取りだしたボタンを押すとウドランの置かれた部分にだけ
穴が開きヒューンという音と共にボッシュートされた。
これぞこんな事もあろうかとアドニスが作っておいた運営潤滑化装置の一つ、
転送装置とは別に作っておいた『どこでもダストシュート』である。
邪魔者男が下に落ちていく姿がアドニスのお気に入り部分だ。

大会前に予め入手しておいた問題を起こしそうな男数名のDNAデータを床全体に
組み込み、彼らが問題を起こした時や死んだ時に即座に蘇生ポイントへと送る
ステキシステムである。余談だが、ウドランの他に問題を起こしそうな面子を
想像していくうちに結局ユリウス含むカラクリオー男子全員を登録するはめになった。

こうして野球拳という言葉に翻弄された男子諸君とそれを冷めた目で見る女子諸君の
おかげで影武者との再度入れ替わりはつつがなく行われ、第9試合の準備は整った。

「それでは抽選…開始っ!」

抽選機内の玉が残り半分ほどになったからか、それとも無機物すら野球拳に
興奮しているのか、ゴロンゴロンと大きく音を立て回るそれは数秒の時をおいてから
二台同時に玉を吐きだした。

「第9試合一人目の選手はシルヴィア・ソル・ニャンガー!」

宰相ユリウスが声高く宣言しにゃんガールズのツッコミ・シロが転送され登場し、

「そして勝者はドリス・ミラーじゃ!」
「まてまてテッシン。そう言い間違えるのは分かるがまだ早いであろう」
「…失礼しました。今回のルール上、ネコミミシャイラの時と違い両者平等に出番の
必要でありますからな。すまぬな、シルヴィア選手」
「いいよ、私が司会者でもこのタイミングで「ドリスの勝ちー」って言っちゃうだろし。
惜しむらくは対戦相手がかつみんじゃない事かな」

気持ちがはやりテッシンは入場と同時に勝者を宣言してしまった事を訂正し詫びる。
が、まあその気持ちは分からなくもないと観客も選手達も対戦相手のシロですら思った為、
この事は不問とされた。

「だおー!!!!!!」
「落ち付いて!かつみん落ち付いて!」

ただ一人、間接的に負けキャラに陥れられた大蛇勝美だけが控室で吠えていた

ヒロインの一角であるとされるヒルデすら先程一回戦負けした予測不能のトーナメント。
その中であえて一人優勝候補を上げるとするならば今回選ばれたドリス・ミラーだろう。
EX補正なぞ一切関係無くデフォで割と何でもこなしデフォでエロくデフォでサービス
精神満点。この萌えトーはドリスの為の舞台と言ってもいい。

「…で、そのドリス当人がここに転送されないんじゃが」
「アドニス主任?」
「いやボクに言われても…ああそういう事か」
「何を一人で納得している、余にも説明せんか」
「宰相殿下、もうしばらくお待ちを。どうやらドリス選手この転送システムを弄っていた
らしい。まったく、軍事用ではないから本気でセキュリティを組んで無かったとはいえ…
面白い事をしてくれるよ」

アドニスは多少驚きながらもドリスのその行為を褒め、それと同時に―

(デデンデンデデン)

会場にBGMが響き渡った。

(デデンデンデデン)

「タ○ミネ○タ○のテーマ?」

会場の誰かがそう呟く。
正解、皆さんご存じター○ネー○ーのテーマだ。
テーマ曲のリズムに合わせ霧が噴き上がり、その中央に座り込んだ人が現れる。

「I will be back」

流暢な英語(アメリカ人だから当然か)で決めゼリフと共に霧の中から現れたのは
人工皮膚以外何も身に纏っていないドリス・ミラーその人だった。

「アイルビーバックはシュワちゃんが帰る時のセリフだから使いどころがおかしい」
「ツッコミどころが違います殿下。これから野球拳なのにいきなり衣服0枚なのが
問題なのです」
「まあどっちにしろ試合前にお互い同じ枚数の衣装に着替えてもらうのだけどね」

ユリウスが間違ったツッコミをし、テッシンが修正し、アドニスが補足する。


〜そんなわけで二人とも着替え中〜しばらくおまちください

「二人が着替え終わるまでの間今回の野球拳ルールを実演を交え説明いたします。
実演役はこの両名、先程赤の女王役をしていただいたフェミリア・ハーゼンと
Elegant Swordの科学者ドクター・マッコインのキャラモロ被りズ!」
「ちょっと、誰がモロ被りだと言うのよ」「そーよそーよ」
「申し訳ありません、両者とも今までに無い発想の精神感応機の開発者にしてパイロット
であり多くの男性を虜にしてきたニューハーフであり自分を倒した男に惚れているだけ
で全然被ってませんでしたね」
「そうそう分かればよろしい」「さっ、ルール説明いきましょ」
「今回の野球拳、根本部分は普通の野球拳と同じです。ジャンケンに勝って相手を
脱がせ続けこれ以上脱げない状態にするかギブアップさせた方の勝ち。
ただし、ジャンケンにはこのグー・チョキ・パーの三種類のカードを使ってもらいます。
お互い三種類のカードから一枚を選び、審判のチェックの後テーブルに置きオープン」
「普通にジャンケンやればいいのにどうしてそういう手間をかけるのかしら?」
「人によっては超反射神経や動体視力を駆使して巧妙に後だしが可能ですからね。
今回のドリス選手とかまさにその最たるものです。テッシン様やユリウス殿下なら
その後だしも見破れるでしょうが、観客に分かりやすく不正抜きのジャンケンをするなら
この方法がベストなのですよ。さあ、お二人とも実演お願いしますよ」
「…フェミリアさん」「…ええマッコインさん」「どうしました?さあ実演を」
「「ここでフルヌードになって恥をさらせやこのクソキャラ被りめがー!!!」」
「やっぱり被ってるの自覚してたんじゃないですか!二人とも服は脱がなくていいです!
ああっ、もう二人とも下着姿にまで!一瞬の間に何回ジャンケンしたんだあんたら!
撤収―!撤収―!誰かエドとアンドレ連れて来い!」

〜着替え終了

ゴスロリドレスのシルヴィアとボディコンスーツのドリスが舞台に再登場。
服装こそ各人に似合う様セレクトされているが着替え時に厳重な監視により
どちらも上下の下着含め全部で6パーツの布で構成されている。

「乳首!」「ビンビン丸で!」「ござる!!」

観客席から再三の乳首ビンビンコール。着替えタイムでじらされた事が緩急の波を
もたらし、会場内の乳首濃度は753315チクビンを記録していた。
(これだけの観客が普通に野球を見ている時の乳首濃度が約55193チクビン)

「待たせたな諸君、会場の準備は整い選手の着替えも終了、それではこたびの
審判を紹介し開始としよう!」
「乳首―!」「ビンビン―!」「ござるござる―!」
「野球拳という直球下ネタならばこの男こそ審査員にふさわしいだろう。
第一試合に続き二回目の審査員、温泉編覗き隊総司令・千人斬りエロテロリストこと
カーフィル・レイス!!」

ユリウスが指を鳴らすと共に試合場床からせり上がるカーフィルを、
男どもは羨み半分まああの人なら任せてもいいなという尊敬半分の眼差しで見つめる。
そして、最高テンションでの乳首ビンビンコール。

「あそーれ乳首、乳首!」
「ビンビン!」
「ま・る!」
「でござーあああああああああある!!!!」

せり上がって来た、カーフィルはビンビン丸コールに手を上げ応える、事は出来なかった。
ぐらりと体を傾かせ、受け身をとらず頭から崩れ落ちる。
第一試合のガブおっぱいのダメージがまだ残っていたのか、否。
倒れ伏すカーフィルの後ろに一人の男が立っていた。

しん、と静まり返る会場。恐らくこの男がカーフィルを倒したのだろう。
スポットライトが当たりその顔がその姿が明らかになる。
上半身をはだけた若い侍風の青年、腰に長刀を差したその人物は誰も見た事の無い、
だが、この会場の誰もが彼が何者かを理解してしまった。

この世界には存在すら疑問に思われる超人が存在する。
黒兎ミミー、宇宙番長デュラン、そして彼。
ミミー様もデュラン・エンオウも現在は実在する事が確認されている。
ならば、彼が実在してもなんらおかしい事はない。
彼は顔を上げユリウスの方を向き、腰に下げた長刀を抜く。
そしてただ名乗った。

「拙者―乳首ビンビン丸でござる」


「――ユリウス」
乳首ビンビンな男は抜き放った長刀を上段に構え、

「お命頂戴!!」
そのまま一気にユリウスに向かって飛びかかった!

ここが敵も味方も無いお祭り状態である事、飛びかかった彼が登録名簿に一切
乗っていないアンノウンであった事、そして何回死んでも問題無いという余裕。
全てがユリウスにとって不利に働いた。

「たわけが」
「不届きものめ」

だが、以上の不利を持ってしてもそれは彼らのハンデとしては不十分だった。
ユリウス&テッシン、彼らこそエロ宰相とエロ将軍にして『快王』と『快皇』の称号を
持つ者達。
今まさに頭から切りつけんとする刀の切っ先を紙一重でかわし、二人同時に息のあった
崩拳を叩きこむ!

「グボッア!」

ろっ骨を複数折ったのだろう。口から血を吐き片膝をつく男。
対するユリウスは上着を切り裂かれ胸元を僅かに露出した程度。
男の目的は不明だが、男の敗北は見るからにあきらかだった。

「ま…まだでござる!拙者の乳首はまだ陥没しては…は?」

不屈の光を目に宿らせながら立ちあがろうとする男の目がユリウスの胸元で止まる。

「乳首が小さい、ひょっとして別人フラグビンビン丸でござるか?」

チクビンファンタジー第935話『復活乳首ビンビン丸!お前こそが最強の乳首だ!!』
【これまでのあらすじ】
京都一の刀の腕と銀河一ビンビンな乳首を自称する剣士乳首ビンビン丸は
お供のブライアンとシンエモンを連れ、人々を苦しめる
ユリウスモンスター軍団を退治する為の旅を続けていた。
そしてついに本拠地でユリウス総統と対峙する。
だが卑怯にもユリウス総統は異次元へのゲートを使いビンビン丸を乳首空間に
隔離してしまった!危うしビンビン華劇団!

ユリウス総統「ファファファ!私を越えうるビンビン丸はもうこの世界に存在しない!」
ブライアン「ガテーム!もうビンビン丸は帰ってこないのか!?」
シンエモン「諦めちゃダメだ!乳首空間の特性を思い出すでござるよ!」
ブライアン「そうか!非常に濃い乳首濃度の空間に彼が吸い込まれたのなら」
シンエモン「ああ、拙者達のチクビンを全て放出し乳首ゲートを作成するのだ」
ユリウス総統「ククク無駄な事よ、私の作りだした乳首空間の乳首濃度は53万チクビンだ。
お前達が乳首ゲートを作ろうと奴は帰って来れん。無駄に力を失うだけだぞ」
ブライアン「やってみなきゃあ分からないぜ!」
シンエモン「それにこのままならばお前に殺されるなら、拙者達は可能性にかける!」
ブライアン「いくぜシンエモン!」
シンエモン「おう!」

ブライアンのオッパイ型バンダナの乳首とシンエモンのチョッキの6つの穴から生えた
乳首から一斉に乳白色のチクビン粒子が噴出し決戦の場の乳首濃度を高めていく。

【乳首空間】

ビンビン丸「ううっ、ユリウスの乳首粒子に捕らわれ脱出できんでござる」

閉じられた空間の中で必死にもがくが完全に動きを封じられては自分の乳首を
触る事もできずどうしようもない。だが、その時ビンビン丸を捉えていた空間に
亀裂が走る。外の世界でこの場所以上の乳首濃度の空間が発生した事により
ユリウスによって作られた世界である乳首空間が持たなくなってきている!

ビンビン丸「これは…、シンエモン達がやってくれたでござるか!無茶でござる!!
しかしこれで帰る事ができるぞ…むむむ、乳首濃度753315チクビン、あっちかー!」

行け乳首ビンビン丸!ユリウス総統を倒すのだ!


【そしてこのありさまだよ】

「ふむ、恐らくはドリス選手の転送装置ハッキングと会場内の無駄に高い乳首濃度の
せいで別の並行世界に来たというわけだよ。君、確か名前は」
「拙者乳首ビンビン丸でござる!ああー、早く帰らないと拙者の世界絶滅フラグ
ピンピンチでござる!!」

頭を抱え、自分のいた世界のピンピンチを想像し絶望するビンビン丸に、
アドニスは肩に手を置き落ち付かせる。

「あー、『そっちの方面での』心配なら必要ない。こういう時は丁度いいタイミングで
帰れるものだと決まってるからね。寧ろ君がやらなきゃならないのは他にある」
「何でござる?」
「まずは彼に謝る事、ついさっき君が斬りかかった宰相ユリウス様にね」
「勘違いしてペコペコ丸でござる!」

見事なジャンピング土下座をきめるビンビン丸。
対して斬られたユリウス本人は涼しげな顔でいる。

「よい、それよりもこの先の事だ。異界人よ辺りをみよ」

ユリウスに促され会場の状態を見まわすビンビン丸。辺りは早く野球拳やらんかいという
思いで頭がプンプン丸だった。

「何やら拙者の登場のせいでそちらのスケジュールが遅れている気がビンビン丸でござる」
「その通りだ。異界人乳首ビンビン丸よ、お前が来た弾みで気絶したカーフィルの
代わりに野球拳の審判を行え。そうすれば余に挑んだ事は不問にしようではないか」
「異界人とてお主も男なら野球拳のルールは知っておるじゃろ?カードを確認して
じゃんけんの勝敗をアナウンスするだけの簡単な仕事じゃよ」
「理解してウンウン丸でござる」

彼らの提案を断る理由は無い。一秒でも早く終わらせて元の世界に帰らなければ
ならなかった。というか、今すぐ首を縦に振らないと会場全員からリンチされる所だった。

「会場の諸君、そして読者諸君大変お待たせしいたした。これより第9試合競技
野球拳を始める!」

テッシンの号令に続き、電光掲示板にデフォルメされたドリスとシルヴィアの
現在状態が表示される。
この掲示板に勝負結果が逐一刻まれ二人が脱ぐにつれ画面上のドリス達も薄着に
なっていく。いわば二次元と三次元で同時に辱めをうける構造、並みの神経なら
半分も脱がない内にギブアップするだろう。

「掲示板の状態よし、審判の準備―」

テッシンがビンビン丸の方を向き確認する。

「いつでも行けるでござる」
「よし、選手の状態―」

両選手を見る。ゴスロリドレスでネコの様に柔軟するシルヴィアと
スカートの中に手を入れパンツをアゲサゲして電光掲示板のちびドリスの連動する動きを
観察しているドリス。

「―悪しっ、ドリスどの、膝に掛っているパンツをあげんかい」
「はいはい」

ドリスはパンツを引き上げながらいつも通りの微笑みを浮かべ指でオッケーマークを作る。
例えピンチだろうと、いやピンチだからこそドリス・ミラーは笑うのだ。
(わーお、ドリスちゃんピーンチ)
そう、開幕からドリスはピンチなのだった。
(せっかくカーフィルさんを買収しておいたのに、無駄になっちゃたわね)

この大会において参加者は三通りに分かれる。
男に媚びる事に気が進まず、いつもの自分を貫き通す女。
こんなのでも勝負事と考え勝利の為にある程度は己を曲げる女。
そしてドリスは勝つためのあらゆる手段を実行し優勝しか目にない女。
彼女は大会開催決定時から何人かの男性に接触し、女湯の記録映像と引き換えに
もし彼らがドリスの勝負の時審査員になったならば有利になる様に便宜を図る約束を
取りつけていた。まさにルールの隙を突く悪魔の一手!!
本気の度合いが他の選手とは一線を画していた。
でも、ドリスといえども偶然来た異世界人が審査員になるとか読めなかった。
もちろん彼を買収なんてまったくしてないし、この場では出来るはずも無い。

そして無策での運勝負ならば―、

「やーきゅ〜すーるならーこーゆーふーにするでござる〜、両者カードセット、
テーブルに一枚をペタペタ丸でござる」

こと野球拳という戦場においては―、

「アウトでござる!」
「セーフじゃ!」
「ヨヨイのオープン!」

百戦錬磨の称号を持つのはドリス・ミラーではない。

「パーとグーで…一本目はシルヴィア・ソル・ニャンガーの勝利でござる!」
「いぇーい」


無表情で短く呟き、右手をぐっと上げガッツボーズするシルヴィア。
若手女芸人であり、かなりの美少女である彼女が芸能界において
深夜の野球拳に辿り着くのは必然とも言えた。自らの出自を隠して芸能界にいる
彼女達にとって大勢の前でじっくり全裸になる野球拳は鬼門。
ならばなぜ、にゃんガールズは今もなお日本の芸能界にいられるのか?
答えは簡単、負けなかったからである。地球人にも何人かその存在が確認される
『じゃんけんがやたら強い人』。己の正体を隠す為、シロとクロは芸人デヴュー前に
その技術をその道の達人から学びとっていた。
そして、脱がなすぎるせいで深夜の仕事が打ち切られる事数回と引き換えにし―

「アウト・セーフ・ヨヨイのオープン!チョキとグーでシルヴィア2連勝でござる!」
「あいあーい」
―シュールネタでゴールデンに進出する頃にはにゃんガールズは野球拳の達人となっていた。

「あーあ、また負けちゃった?んじゃ次はブラいきまーす」

上着の下に手を入れ器用にブラだけを脱いで指先でクルクルと回し、
一回目の敗北で脱いだパンティ同様観客席に投げ入れる。

「いいぞドリスー!ひゅーひゅー!」
「ヘンリー君、そのブラは俺がいただく」
「ふざけんな、さっきのパンティもウォルフ中尉が持ってったじゃないですか!!
これは先に触った僕のものですよ!!」

飛び交う歓声、奪い合われる下着、2連敗にも関わらず会場の空気はほぼドリス一色。
劣勢な方に応援が集まるのがこの野球拳のおもしろい所だが、観客の殆ど、そして
ユリウスやテッシンも最終的にはドリスが勝つだろうと踏んでいた。
ドリス・ミラーは信じられない状況を覆す女であり、窮地ほど力を発揮する性闘民族
ハイパーエロイヤ人だから初戦なんかで絶対に負けないと信じられていた。

(ああヤバい、本気でヤバい。運勝負なら5割だと考えてたさっきまでの私がバカだ!
凄く強いじゃないこの子!!カードを選択し置く時の眼光が達人のそれだわ)

彼女自身が唯一自分の勝利を信じられないでいた。
このまま普通にやり合えば絶対に負ける、審判が味方してくれたらサイン通しで
いくらでも勝てるはずだったがカーフィルはノックアウト状態。
そして審査員達の目が光るこの場では裏技も役に立たない。
自分の力ではどうしようもない事を知ったドリスは、顔では平静を装いながらも、
もう泣きつきたい気分だった。


ドリスは考えた。
(今回はチョキ…、いややっぱパーで、いややっぱりチョキの方が…えーいコレ!)
考えに考えそして3度目の手を出す。

「アウト・セーフ・ヨヨイノオープン!チョキとパーで…シルヴィア三タテでござる!」

ざわ・・・ざわ・・・
会場の空気に徐々に変化が現れる。このままシルヴィア勝つんじゃね?という予想の声が
少しずつ広がっていく。アイコすら挟まずに3連勝、確率にして27分の1の出来事である。
会場の女達はダークホースの活躍に息を飲み、男達はドリスの投げ捨てたスカートに息を
飲んだ。

「今度こそ僕がもらいます!」
「ヘンリー君確かに君は速い、だが俺が戦ってきた戦場では下着はポケットに入れる
まで油断するなと教えられてきた。そしてその理論はスカートでも同じだ」
「…くっ!死角からのスティールですか!」

脱いだ服争奪戦も3タテ。

『じゃんけんの必勝法?ああ、確かに存在する』
この勝負中気絶していた千人切りの男、カーフィル・レイスは後にこう語る。
『つっても必勝法にも色々あるからな。だが、今回行われていたカードじゃんけんで
シルヴィアが使っていたのが何かなら分かる』
『俺達にも出来るかって?今すぐには無理な話だ。にゃんガールズだって深夜番組で
全勝してたわけじゃねえ、何度か負けの経験を積み今のじゃんけん無敵芸人の高みに
辿り着いたんだろうな』

「さーあドリス選手、これで局部を守るのはストッキングだけになったでござる!
残りの衣服はストッキングとブーツと上着の3点!はっきり言って脱ぐ順番おかしい!」
「異界人よ、ドリスというのはそういう女なのじゃ」
「うむ、この女基本ハレンチな姿の時ほど動きのキレがよい、いわば生粋の痴女。
まあ余の嫁ティカには及ばんがな!!」

正解である。もし負ける時は下から脱いで最短で露出する気だったドリス、
ただしこんなに早く脱いでいく事になるとは思わなかった。
(んあー、どうしようどうしようドウシヨウドウシヨウ)
自身が生身の体じゃない事に感謝する、涙が出ずに済むから。
脱ぐのは恥でも何でもない、むしろもっと見て欲しい。でもこんな自分の為のイベントと
思っていた勝負で完敗するのは嫌だった。
どのカードでいこうか決める事が中々出来ず、ドリスは対戦相手の方を見る。
シルヴィアと目が合った、彼女もまた自分を見定めるかの様にドリスを上から下まで
じっと見つめながら三枚のカードをいじっている。その視線、それはじゃんけんの
絶対的強者だという事を語るかのような目にドリスは耐えられず―

「ドリス選手、カードを選ぶでござるよ?おーいおーい、返事クレクレ丸でござる」

ビンビン丸はカードを選ぼうとしないドリス・ミラーの顔を覗きこむ。

「こ、これは!?」

―彼女は考えるのを辞めていた。
ドリスが意識を取り戻したのはギブアップにより試合が終わり選手控室に戻されてから
の事だった。目の前に相棒の顔が飛び込んでくる。

「あ、エラン」
「『あ、エラン』じゃないわよ。ギブアップによる決着の後動かなかったから
控室に移動させてメンテしてみたら…神経接続が全部外れてるじゃない。
さっきまでのあんたの顔完全に電源の切れたロボットのそれだったわよ」
「ゴメン。ぶっさいくな試合見せちゃったわね、正直油断してた」

表情の戻ったドリスは情けないといった顔で塞ぎこむ。

「まっ、このトーナメントは外的要因による振れ幅が大きいからね。
ビンビン丸まで出てくる程のランダム要素の前にはあんたのエロ力なんて誤差程度に
なっちゃうわけよ」
「そーかもね、それに対戦相手のシルヴィアって子、なんでか知らないけどじゃんけんが
すっごく強かった。それこそ2~3回で『ああこいつには勝てないな』って感じるぐらいに」


エランと談話していると、彼女らの元に二人の女性がやって来た。
対戦相手だったシルヴィアとその相方クローディアである。
ドリスの体調を心配して様子を見に来たようだ。

「ども、体大丈夫ですか?」
「ええ問題ないわ。優秀なメカニックがついてくれてるから」
「…いい勝負だった」

そう言いシルヴィアはドリスに右手を差し出す。

「そういえば勝負後の握手がまだだったわね。あんな事になっちゃたから」

シルヴィアの猫っぽさのある柔らかい手とドリスの繊細で力強いてががっしりと結びつく。

「じゃあ次も頑張ってね。私との勝負で色々あったけどそれを引っ張らずに平常心で
いけばきっと貴女は優勝できるから」
「私からも。私の相方を倒したんだから絶対勝てって言っておく」
「オッケ、約束する」

敗者とその友の言葉を受け勝者は優勝を誓う。
控室で両者が少し遅めの決着にふけっている頃、両者の去った会場では次の試合に
向けての準備と試合結果の処理が着々と進んでいた。

「それではお仕事完了したので拙者はこれにてバイバイ丸でござる!デュワ!」

約束した分の仕事が終わり乳首ビンビン丸は転送装置の力を借りいずかへ消えていった。

「ユリウス様、彼は自身の世界を救えるのでしょうかなあ」
「正直興味無い。そんな事より今回の試合、実に奇怪であったな」
「ええ、最初はシルヴィアが3連勝で圧倒していましたがそこからの展開には驚きました!」

ドリスに女湯の映像データで買収されていた男カーフィルは語る。
『で、だ。今回の勝負で使われていた必勝法だが心理的なモノだな』
『グー・チョキ・パーを選ぶ時は誰だって細かいクセが体のどっかに出る。
例えカードじゃんけんでもだ。そこを読みとれば100%勝てるという寸法よ』
『ただしさっきも言った様に習得には経験が必要だし、相手の細かい動きを
読んでるという事実を知られてもいけねえ』
『俺?まあできるちゃあできるが。大勝負の場で気付かれる事無くスムーズできるのは
それこそ間違いなく一握りだ。それが今のにゃんガールズって事だ』

時は4戦目に遡る。決着までの経緯を語らねばなるまい。

「もしもーし、ひょっとしてギブアップでござるか?」

ビンビン丸がカードを選ばないドリスに声を掛ける。
考えるのを辞めたドリスは―、

「そ…了…デー…」
「…?」
「じゃんけんプログラム作成完了、最長ターンまでの先行入力実行、
表情筋切断、以降じゃんけんプログラム以外の全てのデータを決着まで一時的に凍結」

口から一切の意思の無い機械の様な音程の無い声色で呟きを漏らすドリス。
声だけではない、先程までは一見して普通の下半身モロだし痴女だったのが全身から
人間らしさが消え、会場の人々の目にはマネキンの様に映る。

「ロボだこれー!!」
「ロボチガウロボチガウロボチガウジャンケンスルジャンケンスル」

口をカタカタ動かしながら否定する。言葉とは裏腹に完全にロボだ。
そして、10年ぐらいローテク化したドリスはギクシャクとだが右手を動かし
一枚のカードをビンビン丸に渡す。どうやらまだギブアップはせず戦う事は出来る様子。

「総統、いや宰相殿―、拙者どうすれば」
「無論続行。脱げる所までだ」
「左様。会場の乳首ビンビン状態を収めるには最後まで続行じゃ」
「この会場の乳首濃度はキッチリ勝負がつくまでは下がらないよ。帰りたければ
ボク達に協力する事だね」

主催者一同は続行を命令。会場の皆もドリスの心配はナッシング。
ビンビン丸はドリスの事を少しだけ不憫に思った。
こんな状態でも勝負を続けさせられまた、じゃんけんで敗北するのかと。
ビンビン丸はドリスがどの様な人間であるかは知らない。
ただ、状況的にこの宴の生贄が彼女であり彼女が現状に絶望している事は分かった。
そして自分こそが執行人であるという事実、どうしてこうなってしまったのか。


「両選手チェック」

考えてもしかたがない。自分が救えるのは元いた世界のチクビスト達だけだ。
せめて、次に負けた時にギブアップしやすい様に優しく彼女に問いかけてやろう。

「アウト、セーフ、ヨヨイノオープン!チョキとチョキで引き分けでござ…ええっ?」

三連勝の後にアイコ、状況自体はよくある事。しかしこの場には既にじゃんけんにおける
二人の格の差がはっきりと現れている。じゃんけんで戦う意思を殆ど放棄したドリスが
遥かに上の存在相手にアイコ、その事実に何も知らない観客はごく普通にどよめき、
間近で見ていて実力に気付いていたビンビン丸とアムステラ・エラインジャートリオは
その結果に首をかしげ、ドリスは頭をグルングルン回しながら再びカードを選ぶ作業に
戻る。
そして全てのカラクリを知り三連勝していたシルヴィア当人に変化が。

「…」

さっきまでのポーカーフェイスが崩れ、汗が顔から一気に噴き出る。
敗れるはずの無く、この場で唯一にして絶対の必勝法が無効となった瞬間だった。

ガブのおっぱいマジ凶器の名言を産み出したカーフィルは語る。
『さて、もう気付いたんじゃあないか?この方法のもう一つの欠点、
そう、この技は目の前にちゃんと人間の相手がいる場合限定のものだ。
ゲーセンのじゃんけんマシーンとか相手だと全く役に立たないのさ』
『図らずそうなったか、狙ってやったかはドリス本人に聞かなきゃわからんが
じゃんけんロボと化す事でカードを選ぶ時のクセが消えたってわけだ』
『そして絶対的な勝算を持って挑んだ奴ほどそれが敗れた時は脆い。
まあこれは前半のドリスにも言えるけどな。そしてシルヴィアにとってヤバイのは
必勝法を失った事だけじゃないのさ。だからあんな事になった』

「アイコでござるか。ではもう一度カードを選択しペシペシ丸でござ」「ギブ」「え」
「―すみません、ギブアップします」

三連敗し考えるのを辞めたドリス、ではなく連勝が止まったとはいえ圧倒している
シルヴィアからのギブアップ発言。わけがわからぬ会場の男達は当然怒りを
あらわにする。

「ブゥーブゥー」
「せめて全部脱いでから負けろー」
「こんなんじゃあ満足できないぜ!」

しかし、彼らがいくら不満を並べてもルール上一度口に出したギブアップは覆らない。

「―そこまで!対戦相手のギブアップにより勝者ドリス・ミラー!」

肩を震わせ目に涙を溜め下を向くシルヴィアに白虎の方向からクローディアが走り寄り
彼女の手を取り引きあがらせる。
一方じゃんけんロボと化したままだったドリスは全てのプログラムを終了し、
今度こそ考える事がなくなりマネキンと化した彼女をエランが台車に乗せて控室に
ひっぱって行った。

自分だって温泉編の戦犯のはずなのに率先して参謀をタコ殴りにしたカーフィルは語る。
『じゃんけんが強いからって今回のルールがにゃんガールズに有利ってわけじゃない』
『野球拳はにゃんガールズにとって嫌な記憶だ。自分の芸で相方のスカートめくるのが
日常茶飯事だったあいつらだが、この勝負の形式がシルヴィアのまだ売れだす前の時代、
じゃんけんの強さが完璧では無くて正体を無理やり暴かれそうだった深夜のトラウマを
直撃したんだな』
『当然決着の後会場は荒れた。シルヴィアが戻って来てギブアップの原因を説明
しなきゃあもうちょいで異世界の勇者さんがリンチされる所だったらしいぜ。
俺もその場にいたらいの一番に飛び込んでヒートクローを直撃させていたね』
『何?俺はギブアップの真相を知ってるから暴動に参加するのはオカシイって?
バーロー、こういうのはその場のノリなんだよ』


危うくその場のノリで殺される所だった乳首ビンビン丸も去り、観客達は
各々次の試合はどうだの誰が優勝するのかだのの話をする。
そんな中―、今回の特別審査員について考察する男が一人。

「ビンビン丸ってよぉ〜、誰かに似てるんだよなぁ〜、あの剣術と不意打ち
の踏み込み速度どう思うよ。なあヤコプさんっ!」
「うるさいぞエンツォ。まあ確かにうちの神父様と技量や武器やエロ好きさや
ヘタレ面で似通った所はあるが…、あれでそっくりって言うのはよっぽどのアホだぞ」
「別にそこまで似てるとは言ってませんよ。そー言えば神父様は」
「第8試合の途中からずーっとトイレだ」

チクビンファンタジー第936話『生まれ変わった戦士!ビンビン丸スーパーモード!!』
【これまでのあらすじ】
ユリウス総統の卑劣な罠で異世界に閉じ込められたビンビン丸。
残されたブライアンとシンエモンは自らのチクビンを全て振り絞りビンビン丸が
戻って来る為の道を作りだした。そして帰って来たビンビン丸だったのだが、
その姿は大きく変わっていた。

ビンビン丸?「…ここは?私はさっきまでトイレの個室にいたはずですが」
ユリウス総統「おーのれ!帰ってきおったかビンビン丸!」
ビンビン丸?「ユリウス宰相何してるんですか」
ブライアン「よく帰って来たなビンビン丸!俺達は信じてたぜ」
シンエモン「ビンビン丸がおれば勇気百倍!さあ最終決戦でござる!!」
ビンビン丸?「ブライアンと…ひょっとしてシン君ですか?随分とごっつくなって」
シンエモン「お主だってその金髪とサングラスまるで別人でござろう」
ブライアン「俺達のチクビンで作ったゲートを通った影響だろ!いいじゃねえか、
これで三人お揃いイットウショートリオだぜ」
ビンビン丸?「あーはいはい、分かりましたよ。これファンタジー対決の続きですね。
審査員になる事も伝えずにこう来るとはまったく無茶をしてくれますねえ」

フェルディナンド神父が真相に気付き最萌えトーナメントに戻って来た頃には
ちょうど第9試合が終わっておりカーフィルと共に涙したという。



第10試合に続く