前回までのあらすじ:


ハイヌウェレの十七女・・・。
元ネタ的に『崩壊』の意味を持つ、ヘレナに残された道。

それは。

『敢えて修羅の道を逝く(近くに居るだろう黒兎と対決する・・・玉砕必至だろうが)』
『毒を食らわば皿までよ(戻ってジジと最後までヤる・・・可能な状況ならば良いが)』
『逃げるんだヨオォ〜! スモーキーッ!(ジョースター家 家訓)』

・・・果たして、ヘレナはどの選択肢を選ぶのか? それとも第四の選択肢があるのか?!



答 え は 、 こ う で あ る ッ ッ ! !




    ー  ダ ッ ! ( 戻 っ た ァ ー ッ ッ ! ! )



「(産みの親公認のショタ好き設定ッ!堪能せずに居られるかァーッッ!!)」


シンプルであったッ!答えはシンプルに一つであったのだッ!!

そうだ、思い起こすのだッ!

『強がって「俺」って言ってるけど、興奮すると「 自分の名前を一人称にしてしまう 設 定  」が良く似合いそな、あの美ショタ表情(フェイス)をッ! 』


そうだ、思い起こすのだッ!

『沸き出づる快楽を堪えつつ『イヤ』と呻(うめ)いた、あの力無き抵抗ッ! 次の瞬間あえいだ『そのよがり声』をだッ!! 』


そして、思い起こすのだッ!


『 少年が今まで口にした事など、一度だって無いような、 いやらしくも淫靡に響く、そ の 部 位 そ の 箇 所、 そ の お 単 語 を で あ る ッ ! 』



そうだ!

きっと今、 少 年 は ッ !


 『 おずおずとした、リーゲルカノーネを持て余しッ!

   おっかなびっくりと、ソレを触りッ!


   快感に任せるまま、 射 出 を 試 み よ う と し て い る に  違 い な い ッ ッ ! ! 』


あの場所、あの状況で『 それ以外にする事があるか? 』


いいや無いッ!いいや無いッッ!!(大事な事だから二度言いましたッ!)



「(アタシはソイツを目撃し、美ショタくんが、

 『どんな顔して、どんな反応して、どんな行動を取るのか』と舐めるよぉぉおおに『少年観測(ショタっ子☆ウォッチング)』した後にッ!


  後は後は後は後は後は後は後は後は後は後は後は後は後は後は後は後は後は後は後は後は後は後は後は後は グ ヘヘ ヘ ヘ ヘ ヘー ッ ッ ! ! ) 」



※ い・今のうちに謝っておくゥー!?ゴ・ゴメンナサイッッ!?キャラ崩壊ゴメンナサァーイーーーーッッッ!!?(死)



「美ショタくんが保有(持っている)ッ!

 その『永遠なる二厘の果実(エターナル・チェリー)』を、これみよがしに散らすのは、『 こ の ア タ シ だ ぁ ぁぁあああ あ あ ! ! ! ! 』 」



  ダ ン ッ ! ! ( 急ぎてヘレナは、『あの場所』へと舞い戻るッッ!! )


  そ し て 、 ヘ レ ナ は 、こ う 言 い 放 つ ッ ッ ! !



    ・
    ・
    ・

    ・

    ・

    ・



「いけない子・・・。

 一体何をしているの?

 ぎこちない手。

 おっかなびっくりな表情(かお)。


 でも、とても気持ち良さそう・・・・。


 お ね え さ ん 悲 し い わ ー 。


 さっきキミが口にした・・・


『ボクの○○○○○を…おねえちゃんの××××に…』って言った時の表情(かお)よりも、イった表情(フェイス)しているのは、


 何故なのかしら、『 か し ら か し ら 、 ご 存 知 か し ら 〜 〜 〜 ? 』 」


「少年革命( ご 存 知 か し ら 〜〜 〜 〜 ? ) 」



 嬲(なぶ)る。舐(ねぶ)るように、嬲(なぶ)る。

 つか『ねぶる』。書くだけで卑猥な響きだ。辞書を開いてこの語に赤ペンでチェックをつけている人がいたらその人は変態だろう。

 そう思って居ながら、試しで辞書で引くのも結構変態だよなと思ったのは秘密だ。ザ・機密事項(トップ・シークレット)ってヤツだ。

 ・・まぁ、物語には関係無いので話を進める!!



 言うだけ言って、嬲った(言葉責め)した訳であるが・・・。

 ヘレナが眼にしたモノは、意外にも『 ジジのシークレットペニス+トライ! 』では無かった。


 其 処 で 、 目 に し た モ ノ と は ッ ッ ! ! !




ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ



「『ボクの○○○○○を…おねえちゃんの××××に…』。」


「何を言ってるか解らないわ。」


「何を言ってるか解らないわ・・・。」(大事な事だから二度言いました。)


「けどこれだけは理解したわ。」



「 『 ジ ゼ ル を ハ ダ カ に し た の は 、  そ  こ  の  貴  方  ね  っ   !  !  』  」



・『 スイス軍第48機動隊所属 ・ ウルスラ・オイラー中尉 』

 細かい設定は各自、公式ページは『世界のスーパーロボット達』を参照してくれッ!
 取りあえず、美ショタくん(ジゼル)のおねえさん的!お母さん的存在って事が解ればOKだッ!!

 ちなみに著者の出身校は、ウルスラ小学校だったりするぞ、みーどり色濃ぉーきー、まーなびぃやぁにぃー♪(超☆どうでも良い情報)



    ・
    ・
    ・

    ・

    ・

    ・



そう、ウルスラさんだ!

6歳年上の想い人と再会した時に
「またそうやって偽りの自分を表にだす。
 いくらお父様から受け継いだと言っても、それではあなた自体はどうなるの?」
と言った、ウルスラさんだ!


「なぜ今頃私を呼んだのですか!?」
「あれほど困った時には呼んでくださいと言ったのに、なぜ今頃なのですか!?」

とも言ったウルスラさんだ!!


「……なんか言いなさいよ!」


と言った時のは顔が、とても切ないウルスラさんだ!


そんなウルスラさんが『白くも丸い目をしながら、沸々と煮え立って、湯気を立ち込めらせ、口端を釣り上がらせながら、 こ う 告 げ る ッ ッ ! ! 』




      「  『   許  せ  る  と  思  っ  て  ・  ・  ・  ・  ・  ッ  ?  』  」




ド ド ド ド ド ドドドド ドドド ドド ド ド ド ド ド ド ド ド



凍えるような『冷たい空気』が張り詰める・・・。

「冷たい空気」は『静止の世界』だ。

低温世界で、動ける物質は何もなくなる。全て止められる!

凍えるような『冷たい空気』が恐ろしいのは『 其 処 だ ッ ! 』


爆走する機関車だろうと『止められるッ!』

荒巻く海だろうと『 止 め ら れ る ゥ ー ! ! 』



・・・もちろん、誇張表現である訳だが『のっぴきならない空気』である事は理解して頂けたであろう!!



そんな「近寄り難い」「出来れば関わりを持ちたくない空気」の中・・・。

ヘレナはこう思考する。



「(怖っわ。)」


「(こりゃあ、男は居ないわね。)」


「(どこぞの誰かにでも『男の落とし方』でも『ご教授(=EEEに非ずよ)』して貰った方が良いんじゃない?)」



次に、こう警戒する。



「(けど、問題は其処じゃないわ。)」


「(ただの人間にしては、只ならぬ『凶兆』を感じる。おそらくは『 何 か あ る 』。)」


「(美ショタくんの為になら『どんな障害があろうとも、それを 取 り 除 く 事 の 出 来 る 何 か が ・・ ・ ・ ッ ! ! 』 ) 」



そしてヘレナは、その『答えを知る。』



   バ ゴ ォ ォ オ ッ ッ ! !    ( 割 れ た ァ ー ! ! )


   バ ゴ バ ゴ バ ゴ ォ ォ ! ! !( 割 れ た 、 割 れ た 、 割 れ た ァ ー ! ! )



                ー 何 が 割 れ た っ て ?


                ー そ れ は 天 井 ! !



                ー 暗 く て 寒 い 、そ の 場 に て ッ !


                ー 差 し 込 む は 光 ッ ! そ び え 立 つ は 巨 体 ッ ! !



            ー そ ・ の ・ 名 も ぉ ぉ お お お おおおおお お お お お おお お お お ! ! ! !





                        ・


                          ・
                      ・


                         ・


                       ・



                        ・



                        ・



                        ッ



                        ッ



                        !



           ー  ス イ ス 軍 が 、 機 動 マ シ ン ッ ッ ! ! !



        ー  ス ー パ ー ロ ボ ッ ト ・『 ス ト レ ン ヴ ル ム 』で あぁぁ ぁ る ッ ッ ! ! !




            ヴ ”ァ ” ヴ ”ァ ” ア ”ア”〜〜 〜 〜 ン”ン” ッ ッ ! ! 



○『 何で”ストレンヴルム”かって事を、ウルスラさんが、こう 解 説 を す る ぅぅううううう う う う う う う ううう !!!!  』



「マナティ(=考案者ことCO−NAさん)には、ノーアポイントですが、こーゆうお話だから出来る『作者のお遊びの設定』でモノを言いましょう。」



   ー ストレンヴルム。

     それは二人乗りを前提として操縦をする『スーパーロボット』である。


   ー 一人(ウルスラ)が操縦。一人(ジゼル)が火器管制をである。


   ー その際、火器管制は『 操 者(ジ ゼ ル) の 脳 波 リ ン ク 』によって行われる。



            ー それはつまり・・・。


              脳波さえ届けば、


              火器管制はリンクをされ、


              砲撃を行う事が『出来る』と言う事・・・。




            ー 即ちそれは、機体に乗らずとも、


             『砲撃可能である事を、意味している・・・!』 



            ー ならば、外部からの『脳波(リモート)コントロール』をする事によりッッ!!!



              ・
              ・
              ・

              ・

              ・

              ・



「此処まで言えば、もうお解りでしょう?」


「ジゼルの軍帽(のワッペン)は、私のキーワードを受信する事により、

『 脳波送信 』が実行され、『 外部(ジゼル)の火器管操縦 』が 可 能 と な る の で す 。 」


「近距離(この状況)・・。更には目視故に『リーゲルカノーネ(本来の意味よ)』での砲撃は不向きですが・・。」


「ストレンヴルムには全6基によって成り立つ『伸縮自在の砲撃ユニット・インコム』。

 通 称 ・ 『 エ ー デ ル ワ イ ス 』が 搭 載 さ れ て い ま す 。 」


「それを用いれば、四肢を用いるが如くの『細かい作業』も可能。」


「例えば・・・。」


「『砲撃を行わず』、『単純な殴打』によって、『 天井部分に穴を開ける・・・。 』とかね。」



流石のヘレナも、舌を巻く。

旧式の人型兵器なら兎も角・・・。

数々の激戦が行われて来た『ヨーロッパ区域』のスーパーロボット・『ストレヴルム』と、真正面からぶつかるのは『土台無理な話である』と。


・・・いや、説明している間に攻撃すれば良いじゃんとか、言っちゃダメだからね!?

兎も角、無理なのである!!

ロボット強い!ロボット最強!!

羅甲とかなら兎も角、スーパーロボットには勝てないんだからねッッ!! ・・・OK?



さて、話を進める。


「しまったわ!? 説明している間に、攻撃すれば良かったのね!!?」(この作者、説明ターン長いから!?)


「だから、それは無理なのっ! 話を進めるわよっ!!」



ウルスラさんは、ヘレナにこう告げる。


「お解り頂けたわね。」


「私はジゼルをハダカにした、貴方を許しはしませんし・・・。」


「そして、その力もあります。」


「死なない程度に 一 発 お 見 舞 い し て あ げ ま し ょ う ! 」



    バ ン ! (そして、こう言い放つ!!)



「ジゼル!

 その身に受けた、恥辱を 今 こ そ 晴 ら す の で す っ ! ! 」




「 『  エ  ー デ  ル  ワ  イ  ス  』 を  っ っ  ! ! ! 」



           ッ !


           ッ ! !


           ッ ! ! !



「 『 ど う し た の ジ ゼ ル !


    ボ コ ボ コ に し ち ゃ い な さ い !  力 押 し で ガ ツ ー ン と ! ! 』 」



           ッ



           ッ



           !



「 『 当 て ず っ ぽ う で も い い か ら ! 』 」



           ッ



           ッ



           !


「 『  ジ  ゼ  ル  っ っ ! ! ! ! ! ! ! 』 」




    ザ ッ ! ( ジゼルことジジが、物影から姿を現し、 こ う 言 う 。 )



「出来ないよ・・・・。」


「出来ないよ、ウル・・・・・。」



そう・・・。

ジゼルには『ソレ』が出来なかった。


先に彼女・・・。

ヘレナと交わした『濃厚にして、初体験な、そ の 行 為 』・・・・。


その時の事。
その時、感じた事。
その時『彼女を想った事』が頭に浮かんで、脳裏にこびりつく事により・・・。



  ー彼女(ヘレナ)を、殴打する事など 出 来 な か っ た の で あ る 。



「ジゼル・・・ッ!」


ウルスラは、ジゼルのその言動に『暗雲立ち込めるような 黒 い 感 情 に支配される。』


(許せない。)


(許せないっ。)


(許せない事なのに、ジゼル。)


(貴方は、どうして、そんな・・・っ!)


否(いいや)、言うまでも無くに、確認するまでも無く、ウルスラはそれを理解していた。

だが、それをウルスラは認める訳にはいかなかった。


  ー 非道徳と知りつつ、愛を覚える事・・・。


  ー それがどんなに辛い事か、ウルスラはそれを知るからである。



  キ”ィ” ・ ・・ ・ ッ !” ! ”( ウルスラは、両目を釣り上がらせ、ヘレナを睨みつける。 )



  ニ ィ  ・ ・・ ・ ッ !  !  ( ヘレナは、ニヤリと嗤い、ウルスラにこう言う。 )



「これみよがしに言ってやるけどさー。」


「アタシね。」


「其処の『ジゼル』とか言う、美ショタくんを『 諦める気 』なんて『 これっぽっちも 持 っ て な い か ら 。 』 」



ウルスラがこう憤る!


「貴方は名も知らぬ子供を、ハダカにしたのですか!」



ヘレナがこう嘲る!


「ジゼルのリーゲルカノーネは『ボクは子供じゃないよ』って言ってたよ。」


「・・・アタシの中でね。」



ウルスラが更に憤る!



「中ですって・・・!!」


「それは××××での事ですか!」



ヘレナがこうふざける!


「ひゅ〜〜〜ぅ。」


「綺麗な顔して、とんでもない事を口走るんだねぇー。」



ウルスラが甲高い声を上げる!



「答えなさい、メス猫っ!!」



ヘレナは変わらずに・・・!



「褒め言葉だよ、出涸(が)らしぃー。」




一触即発・・・!

正に危険地帯ッ!
踏み込んではならない領域、そのモノであるッッ!!


そんな中、ジゼルは・・・・!!



 ガクガクガクブルブルブル ( 言うまでも無く、 震えていたッッ!! )


怖い!怖すぎる!!

何が怖いって『女のケンカは、すこぶる恐ろしいのだ!!』


ああ、いっそ爆発してくれよ、と言わんばかりの『緊張感!』


耐えられない!

耐えられないんだよ、それー!!?<いや、爆発するのも怖いです。スミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセンスミマセン・・・。



そんな即発の空気を打ち破るように。


一声反響ッ!耳にするは『3人』ッッ!!!


それこそ、これはぁぁああああああああああ!!!!!




ド ド ド ド ド ドドドド ドドド ドド ド ド ド ド ド ド ド ド



        ー ギャグなのに、何マジなってんだよ?



        ー ミー!


          人差し指で、間合いを『 刺 し 弄 り な っ ! ! 』




    ふ ぁ あ あ あ  あ あ あ ” あ   あ ” あ   あ ” あ   あ ” あ   あ ” あ ”あ ” !  !  !  !




        ー 気の抜けた声が、無き響くと共にッ!!



          上”ッッ空”ゥウウウウウからぁぁああああああ あ あ あ あ あ あ ! ! ! !



          上”ッッ空”ゥウウから、『 巨 大 な 指 が 、 降 り て は 落 ち る ぅぅううう う う う ! ! ! 』






     ズ ” ゥ ” ッ ” ツ ” ッ ” ッ ” ッ ”ツ ”





                ド”ッ” ド”ド” オ” ォ”  オ” オ” ォ” オ”






         オ ” ォ ” オ ” ォ ” オ”ォ”オ”ン”ォ” オ ” ォ ” オ ” ン ” ン ”






                 ン ” ォ ” ォ ” ォ”オ”オ”ォ” ン ”ン  ” ゥ ” ォ ” ォ ” ッ ッ ! ! !





        ーーー ウルスラ、ヘレナの間合いを『制す』。



        ーーー 巨大な巨大な巨大な『その指』。



        ーーー そう。それは『ブラックミーミー・ジャンボ』



        ーーー 正体不明の『謎の巨大ロボットッ!』



        ーーー そのファンシーでシュールな、『見た目に反しッッ!!!』



        ーーー 圧倒的なパワーで敵を粉砕する『 そ の 操 者 こ そ ッ ッ ! ! ! 』




                     ッ



                     ッ



                     !



       「  『   蹂  躙  の  ミ  ミ   ー  !   』  」




          このお話、ユージロ役で、あらせられる『 蹂躙のミミー 』のご登場であるッッ!!!





     「 『  こんなトコロで、痴話喧嘩しやがって、ビッチが!


          本来なら(ピー)の(ピー)の(ピー)にしてやるトコロだが、その心意気や良しだよ、クソども!!


          そんな元気な虫どもに、ユージロー役 ” 蹂 躙 の ミ ミ ー ”からの、


         ”スペシャル・ドリーム・スーパー・ジャンボ・マッチ”を プ レ ゼ ン ト し て や る っ っ ! !  』 」





          そ し て 、 ミ ミ ー 様 は 、 こ う 言 い 放 つ ッ ! !





     「 『  誘 ”   惑   ”  対  ”  決  ”  で  キ  メ − N  A   っ っ っ  !  !  !  』 」




           ー『 誘 惑 対 決 ! ! 』


           ー そう、誘惑対決である!!


             それは、カラクリオー最萌トーナメント1回戦・第7試合目にてぇーッ!


             麗しの美ショタくん☆ジジこと『ジゼル・ジュノー』を審査員としたァーッッ!!




                     ッ



                     !



           『 どっちが取るのかァー?どっちを選ぶのかとぉー!!


            ”ジゼル。選ぶのは君だよ?”と、採択決定をさせる為に、


             誘  惑 を し て 勝  負  を  せ よ と 、言 っ て い る の で あ ぁ ぁ ああ る ! ! 』




                     ッ



                     !


           『 リザーブ、ジャガるは、心配めさるなって事よォー!!


             1回戦最後まで対戦する事の無かった!!


             動 か し 辛 か っ た キ ャ ラ でも、ジャガっちゃば良いじゃん、メタ発言自重ゥゥウウウウーーーー!!! 』




                     ッ



                     !




           『 だがァー!!!!!


             そこは、ミミー様の事だァー!!



             途中で誰かをジャがるかも知れなぁぁああああああいいいい!!! 』




                     ッ



                     !




           『 ま、そん時は、それぇぇえええ!!



             そ れ は そ れ と 、 し て お こ ぉぉおおお お お お お お う ! ! !  』




                     ッ



                     !



           『 さぁあああて、さて、さ あ ァ ー ッ ! !


             返 答 ゥ !


             如ッッ何 に よ 、 お 二 方 ァ ァ ァアアアアアア ア ア ウ  ? ? ? 』



              ・
              ・
              ・

              ・

              ・

              ・



        そんな意味合いの事を・・・。


       『ここでは書けない』ような『 バッドマウス 』にて、言いて放ったわ、ミミー様・・・。



       『 耳 に し た 二 人 は 、 こ う 答 え る 。 』





            ” Y  E  S  ” 。




              と  。





             二人には、戦う理由(ワケ)があった。




             それは情(ジゼル)の為。


             それは欲(ジジ)の為。



             拒む理由など、何処にも無かったのだ。




              ・
              ・
              ・

              ・

              ・

              ・



          極々、異例の形にて、決まりも決まった『7試合目”誘惑対決”』!!



          続きはッ!


          2010年2月14日『バレンタインデー』の掲載を予定しているッッ!!



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・・・・




第七話 「ここまでが10日に掲載。この前はクリスマスに書いたし、何やってるんだろーね『掲載14(バレン・タイン・デー)』」




・・・・






ユリウス様は困惑をしていた。
何故なら。此処にいるユリウス様であって、ユリウス様で無いからだ。

ユリウス様のようでいて、ユリウス様では無かったからだ。


「(ドーナッツ3個で引き受けたわ良いが、度々起こるハプニングに次ぐ、ハプニング。)」

「(これでは何時バレてもおかしくない・・・。)」


軍神こと、快皇テッシンは小声でこう言う。

「6試合目『ユール・パンチャーメー率いるスア隊修斗による演舞』の時点で、殿下はこう申された。」


  ー ツマラン。

    余は嫁のティカと『ネコ耳カチューシャプレイ』に興じてくる。

    後は任せた。


「とな。」


「ハイヌウェレの裸エプロンをお眺めになっておられた事も『殿下のユリウスカリパー』を揺さぶられたのであろう。」

「全く同じ姿をしている『ティカ』との『夜のネコ耳カチューシャプレイ』をお楽しみにしておられた殿下が、

『 エ ロ ス の 足 り な い、 こ の 状 況 』に、辛 抱 出 来 る 訳 など無かったのだ。」


いや、辛抱しろよ!?
テッシンは続ける。


「だが・・・。」


「ワシとて『軍神』と称された男。」

「有象無象の集まるこの大会にて『このような事態』を 想 定 し て な か っ た 訳 で は な い 』 。 」


「故に『白蒼の戦士・デーニッツ』。」

「手筈通りにお主を『影武者』に仕立て上げた。」


「多少の相違(ちが)いはあれども、同じ髪色、同じ髪型、同じ服にて、其処に座っておれば『そうそうとバレるモノではない。』」


(※ 各自、公式ページの『アムステラ神聖帝国』と『その他の人々&機動兵器群』の両名を参照しよう!)



「しかし、テッシン殿。

 先のアリス。面識がEXだから良かったモノも、本来なら感付かれてもオカシくない状況。

 更には、あの不可解なロボットを操る女・・・。ユージロー役・黒兎『蹂躙のミミー』の強引な介入(マッチメイク)・・・。」


「無用なトラブルを避ける為、良しとしましたが、

 ハプニングが続き、場を制す必要が出てくれば、このまま騙し通せるとは、思えませんが・・・?」



快皇(テッシン)は、こう云う。


「なぁに、不安を覚える事などない。」


「”老いてますます盛ん”・・・。

 可能とする限り、このワシ『軍神と称された男・テッシン』直々に場を制してみせよう。」


「そして、観客を見るのだ。」



   ――ハイィィィル! 誘ぅぅううう惑ぁくぅぅうううう!


   ――ハイィィィル! ショタッ子ぉぉおおおおおおおお!



「どいつもこいつもと・・・・!

『待ち焦がれたエロス』『誘惑と言う名の甘い高揚』『ウブなショタ子との熱烈な絡み』に身を焦がし、今や今やと対戦者の登場を待ち侘びておるわ・・ッ!!」



白蒼の戦士(デーニッツ)は腹を括る。

「私とて『数多くの戦場(リアルな実戦)にて、修羅場をくぐり抜けてきた男』。

 軍神と称賛される貴方が、そうとまでおっしゃるのなら『 この依頼、不抜の精神にて、潜り抜けてみせましょう 』。 」



「ウム。

 ワシがお主を高くも評価するのは『演技力』よりも『 そ の 歴 戦 練 磨 』 。

 期待をしておるぞ、デーニッツ・・・否(いや)、ユ リ ウ ス 殿 下 ・・・ ッ ! ! 」



両者両名・・。

エロスの坩堝(るつぼ)で、綱渡り。

意気も揚々である!

待つのだ!

待って待って待ちまくるのだ!!


何発ヤって帰って来るのか、測りも知れないがァーッ!


ユリウス様、帰還す、その時までぇぇええ え え ー ーー ッ ッ ! !


だが、一つ・・・。

それは、たった一つだけ。


たった一つだけ、白蒼の戦士(デーニッツ)は後悔をして。

そして・・。『愚痴』を零し、溜息を付くのであった。


それは・・・。



「 ( 何 故 私 が、 萌 え ト ー で 影 武 者 な ぞ … … 。


    こ  れ  は  私  の  キ  ャ  ラ  じ  ゃ  な  い  ぞ  … …  ッ  !  !  ) 」



    ・
    ・
    ・

    ・

    ・

    ・





「第一戦 第七試合ッ! 青龍の方角!



         ウ ル ス ラ ・ オ イ ラ ー ッッッ!」




「同じく第七試合ッ! 白虎の方角!



         ヘ レ ナ ・ ハ イ ヌ ウ ェ レ ッッッ!」




・『ウルスラ・オイラー』
スイス軍第48機動隊所属。スーパーロボット・ストレンヴルムを操縦する。
この度の審査員、ストレンヴルム火器管制担当の『ジゼル・ジュノー(通称・ジジ)』の『お姉さん的存在』であり、『その付き合いもまた深い』。


・『ヘレナ・ハイヌウェレ』
吾亦紅第一部隊、通称"百合組"所属。聖帝都付近警護を命じられており、同隊総隊長ウルリッヒ・ガフの指揮下にある。
この度の審査員、ストレンヴルム火器管制担当の『ジゼル・ジュノー(通称・ジジ)』と『全く関係は無い』が、萌えトーのあらすじ的に『関係が深くなった』。



 ――KKKKKKKHHHUUUUWWWOOOOOOOOO……



摩訶不思議な鳴動音と共に会場中央、特設フィールドが、揺れる、揺れる、揺れる。

五秒ほどの揺れだったろうか?
気づけば中央には、ジゼル・ジュノー。
その10m離れ、青龍の方角にウルスラ・オイラー。
同じく10m離れ、白虎の方角にヘレナ・ハイヌウェレが佇んでいる。


観客達は「ウヒョゥ!」とか「ヒィヒャ!」とか「ハヒィ!ハヒィ!ハヒィ!」等などと。
渇望していた『エロスの具現』を待ちきれない様子で、待ち焦がれていた様子で、奇声を挙げてその色に酔い痴れている。

『エロス』。
その一点で見れば、ヘレナ・ハイヌウェレ。
期待せざるを得ない。性欲を持て余さぜるを得ないと言えるだろう。

試合の合間合間に『ハイヌレ22』の美声が流れたり、先の第六試合で『ハイヌウェレの裸エプロン』がご披露されたり・・・。
なんたって、同じ顔、同じ体、同じ服を着ているのだ。その一人が出ると言うだけで『ペニスをシークレットしきれない』。

ああ。あの服がエロイ。体の線が丸解りなミニスカ、胸の谷間が丸見えなHなデザイン。

スカートの中へと延びていく、あのフトモモに、この指を這わせてしまいたい。
いいや、胸だ。あの谷間に顔をうずめたい。パフパフをしてしてまい。
いやいや、辛抱堪らぬぞ。ああ、いっそ!ああ、いっその事!ああ、いっその事ォー、ふぉぉおおおおおッッ!!

煩悩。煩悩。煩悩。
悩ましいのです。ああ、悩ましいのです。

観客達の視線はジトジトと熱く。生唾をゴクン。固唾を飲んでヘレナを見つめている。


だからと言って『ヘレナ優勢か?』と問われれば、決してそうではない。
直接的なエロはちょっと・・・と。むっつりスケベかつ、引っ込み思案な男性諸君にとって『ウルスラさんは正に、叱られたくて堪らない存在』。
「貴方は何をやってるのですか?」「仕方ありませんね、ほら、涙を拭いて。」「良い事?何事も諦めない事。挫けちゃダメよ?」
etcetcな妄想で持って、彼女を眺める。

ああ、あのちょっとキツイ目叱られたい。でも、宥(なだ)めてくれる時は、きっとあの目が和らぐに違いない。

男を誰だってマザコンであると言われている。
誘惑対決と言うエロスをモットーとした対決であるモノも、審査員がジゼルであり、その姉的存在のウルスラ・オイラーが出る以上、
ライトかつ歪んだ観客層の『ロンリーハート』に『 クリティカル・ヒットな人選 』。

その熱気。熱度は決して『負けちゃあいない。』


ルールもまた、味方をしている。
所謂『お触りなし』。ようは『本番はダメ』って事である。
理由は簡単。『ジゼルがイってしまっては、この勝負元も子も無い』からである。
勝敗を決める事が、出来なくなってしまうからである。

ハッピー3Pハーレムエンドのオチが見えているし・・・。
何よりもウルスラさんのキャラ崩壊に繋がるので、作者的に後が怖い。

ヘレナことだってかなりビビっているのだ、アイ・アム・びびっているチキン。
今までの印象と展開の都合上、あんなカンジに書いたモノも本来は・・・。


(ずいぶんと現金――ってゆーよりも、愉快な考え方ねぇ〜、ティカ姉ぇ。
 あんまり長い一緒にいたからってねぇ〜、影響受けすぎじゃないかしらぁ?)

とか。

(え〜? 意外と人間の雄って単純で可愛いけど?
 布切れをね、こう一つ脱いだけるとねぇ……可愛いー顔しながら喜ぶもんだから、もうねぇ)

とか言うキャラであって、「模造あらすじ」なら兎も角、本戦に持ってくるのなら、その辺りのトコロを意識つつにですねぃ(いや、その辺含めつつも、ハッチャけたけどー)。
・・・まぁ、メタ発言は置いておくか。

ついでだから言っておくけど、ハイヌウェレでエロイってか色気を振りまくのが、次女・アトロスと十七女・ヘレナ。
させてくれそうなのが、八女・ニキ。言動だけだと、そそる度は高くないが、姿とか声とかを連想しながらイメージするとですねぇー(スマン、そろそろ自重する。)


さて、話を続けよう。



今ジゼルが居る中心部を『円の中心』とし、10m離れに居る『両名のどちらに駆け寄るか?』で勝敗が決まる。
故に『リアルタイム』『両者同時に誘惑をし合う事』になる。

ピーチクパーチクと喚(わめ)きあってしまっては、引っ込み思案なジゼルの事。
座り込み動かなくなってしまう事は、請け合いと言えよう。

如何にジゼルの気持ちを解(ほぐ)し『そっちに行きたいな』と思わせる事が大切である。
対戦相手を攻撃しても構わないが、先の通り『砲撃関連は外部からでも操る事の出来る ス ト レ ン ヴ ル ム 』が控えている。

それを操るジゼルが『攻撃を仲裁する』と判断するのが妥当であろう。
また『直々に場を制する』つもりで居る、快皇テッシンが制止する可能性も否定できない。


『審査員はジゼル一人』
『リアルタイムで行われる』
『両者同時に誘惑をする』

『審査員がどちらに駆け寄るかで、 決 着 を す る ! 』


これが『誘惑対決』の全容。果たして勝つのはどちらか?



ド ゥ ァアア ア ア ア ア アア ン  ン ! ! !



闘いの銅鑼(ドラ)が鳴った。



ウ ヒ ョ ォオオオオオオオオオオ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ! ! ! !



沸き上がる歓声。



ザ・・ ・ ッ ! ! !


まず動いたのは『ヘレナ・ハイヌウェレ』であった。





・・・・





ザッ!ザッ!ザッ! (3通りの。)


ザッ!ザッ!ザッ! (3通りのポーズを繰り返すヘレナ・ハイヌウェレ。)


その姿を見たジゼルは・・・


「――ッッ!!」


女の子がスカートを押えながら、ペタンと座り込むようにヘタリ込み、
声を潜めながら、小刻みに震え、恍惚している表情(フェイス)を隠すように俯(うつむ)き『首を振りながら困っている。』


ふぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!


その様を見て、観客達はヒートする。
もっと!もっと!もっと間近にそれを!

『特にスカートをたくしあげるポーズ』をもっと至近距離(ベスト・ポジション)でッッ!!!


何故なら、それは――ッ!



    ・
    ・
    ・

    ・

    ・

    ・




「あれ。”はいぬれジャンケン”。」

「知っているのですか? 柔装甲(マハン)さん??」

観客席に居る、マハンさんがそう呟くと、こーゆう役がやたらと似合う教授(EEE)がそう問う。
マハンさんが続ける。


「胸はヘソに勝つ。」

「ヘソは太ももに勝つ。」

「太ももは胸に勝つ。」


「最初ははいぬれ〜!、じゃんけんぴょん!で始まる『はいぬれジャンケン』。」

「あれでヘレナ。『門番(チャモワン)役』決まった。」


「そんな・・。

 そんな、科学(リーズン=理由、転じて経緯)があっただなんて・・!!」


そんな一幕など知らずにヘレナは続ける。
そしてヘレナはこう思考する。


「(美ショタくんが真っ当に考えたら、勝つのはあの『ウルスラ』。

  だからアタシはジゼルに『そーゆう考え方をさせない。』)」


「(想い出深いだろー、美ショタっち。

  アタシが物影に連れ込んで、ビクビクと小動物みたいに震える君に、

  なーんて言ったげたか『 忘れられないよねぇー、ジ ゼ ル ! 』)」



ジゼルはソレを思い出す。



「(そう。僕はおねーさんに『こう言われた』。」



  ー 怖がる事は無いよ?


  ー そうだ。じゃんけんしよーか。


  ー これがグーで(胸を突き出す)。


    これがチョキで(ヘソを突き出す)。


    これがパー・・。(スカートをたくしあげて、ふとももを突き出す)。



「(そうさね、美ショタボーイ。)」


「(キミはそれを目を真ん丸としながら、ジィーっと見つめていたよねぇー。この変態・・・!)」




「(ゃ・・!)」




「(そして、美ショタ坊やはソレに応じた。)」


「(ソレに、キミは負けてしまった。)」




「(ぁ・・!ぁ・・・!)」




「(だからアタシは、これみよがしに『こう言ってやったのさ。』)」


   ー 残念、負けちゃったね。ボクちゃん。


   ー『服を脱がないとダメだなぁー。』と。




「(ゃ・・!ゃぁぁ・・・!!)」





「(キミはこう言う。」


「『ぇ・・服をですか?』『ぼ・僕。ぁ・・・あ。』)」


「(しどろもどろと煮え切らないキミに、アタシはこう続ける。)」



   ー ユリウス様の前で、これ(=はいぬれジャンケン)する時は『 そーするのがお決まりなの。 』


   ー だから、キミもそーして欲しいな。と。



「(ぼ・僕は・・。)


「(そう言われて、僕は何が何だが、解らなくなってしまって。)」


「(ユリウス様とか・・!脱がないとダメだとか・・・!)」


「(まごまごとしているウチに、おねーさんは・・・!!)」



   ー そう。


     だからはアタシは『こう言ってやった』。



   ー『初めは誰だってそう。』『私もそうだった。』『怖くって』『吃驚しちゃって・・・。』


    『でも、大丈夫』。


    『おねーさんが教えてあげるから・・・。』



         ズ ル ・ ・  ・ !



    『下着ごと』『半ズボン』を『脱がされた ジ ゼ ル 』。


    ジゼルが固まる!


    何をされたか『ハッキリと解っている』が、何をされたかなんて『理解をし難い この 状 況 』。


    やがて、ジゼルの意識がハッとする。



  「 ――ッッ!! 」



    そして、その現状の自覚して『こう言う』。



  「 み・見ちゃダメェー!! 」



    小さなその手では覆い隠す事の出来ない『ソレ』を、上着を下へと引っ張る事で。

    女の子がスカートを押えながら、ペタンと座り込むようにヘタリ込むような形で、隠す事を試みるジゼル。


    しかし、ヘレナはそれを止めて『こう言い放つ』。



  「 キミが今、『何をしてもらいたい』のか、『 教えてあげよっか? 』 」



    そして、ヘレナは―――――ッッ!!



    ・
    ・
    ・

    ・

    ・

    ・




「ぁっ!」

「ぁっ!」

「ぁっ!」


一連の事。

一連の事を思い返す、只ソレだけで、体が『ビクン』と反応をし、
内から沸き出でる快感を押えるように身を屈(かが)めて、声を潜めるジゼル・ジュノー。


「(人間の雄って単純で可愛いモノだねぇ。

  特にキミは、趣味どストレートなまでの美ショタっ子で、おねーさん嬉しいよ。)」


「(忘れてしまいなよ。そんな女の事なんて。)」


「(キミがさっき体験した事は、人間にとって『とても喜ばしい事』。雄にとって『とっても欲深い事柄』なのさね。)」


「(何も恥ずかしがる事は無いんだよ。)」


「(こっちへ来なよ。大丈夫だよ。とっても気持ち良かっただろー?もっと良い事してあげるよ・・。)」


「(さあ、おいで、美ショタっ子くん! さぁ、おいで、ジゼル・ジュノー!!)」



ヘレナ・ハイヌウェレは概ね正しい。
アドバンテージは共に体験をした事。

ジゼルが冷静に判断をすればする程『ウルスラ・オイラーを選ぶ事』は明白であり・・・。

まず、その『冷静さ』を奪う事。

それ以外に『ヘレナ・ハイヌウェレが勝ち得る術は無い。』


だが。

誤算があるとすれば・・・。



  ー ウッッッヒィィィヨォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!


  ー ィヒィーーーハ!!

    ィッ!

    イッイィッ!

    イヒィィイーーーーハッッ!!!



  脱げェーーーー!!脱いでくれ、うひょう! た・たまんねぇぇええええ え え え え え えええええ え え え え え ! ! ! ! ! !



それは『エロスの求欲者たる・観客皆の衆』。

皆が騒げ騒ぐ程、引っ込み思案なジゼルは行動出来ない?


否(いいや)。少年に刻まれた記憶はそんな『生易しいモノ』ではない。


初めての事。その相手。

軽く見れる訳が無い。忘れられる事が出来る訳が無い。


では、何が『誤算であるのか?』


それは・・・ッッ!!!




「 『 ジ ゼ ル ッ ! ! 』 」



一言!

それはたったの一言である!!

ウルスラ・オイラーがそう言った『たったの一言!!』


だが、その声ッ!

その意図にはッッ!!!



『正義があったッ!』


『愛があったッ!』


『母性があったッ!』


『後悔があったッ!』



そう、それは!!



  ー 溺 愛 し て い た 歳 の 離 れ た 弟 を 、


    不 慮 の 事 故 で 死 別 し 、



  ー そ の 葬 儀 に 出 れ な か っ た こ と を 後 悔 し て お り 、


    そ の せ い か 相 棒 で あ る ジ ジ に ” 弟 の 面 影 ” の 投 影 を し 、




  ー そ の 事 柄 を ” 間 違 っ て い る ” と 思 い 、


  ー そ う と 知 り つ つ も 、 彼 を ” 溺  愛 ” し 、


  ー 引 っ 込 み 思 案 な 彼 の ”仲 立 ち ”を し な が ら も、 



 『  共 に ス ー パ ー ロ ボ ッ ト ・ ス ト レ ン ヴ ル ム を ” 操 る 彼 女 に と っ て ” ・・ ・ ! ! !  』




    観客と言う名の”暴徒”に”蹂躙”されるかのような『 ジゼルを、見過ごす事など、出来なかったのだ!! 』


    溺愛(この感情)は、純粋な感情では無いのかも知れないッ!


    だが、彼女はッ!


    ウルスラ・オイラーはッッ!!


    ジゼルを”守りたい”、ただその”一途な気持ち”でッ!!



    た だ そ の ” 一 途 な 気 持 ち ” だ け で、 現 在( い ま )を  動  く  の  だ  ! ! !



  『 そ し て 、 彼 女 は ” 博 愛 ” を 持 っ て 、 彼( ジ ゼ ル ) の 名  を  呼  ぶ  ッ ッ ! ! ! 』




「 此方に来るのです、『ジゼル!』 」


「『ジゼル! 今の貴方は、狼の群れに投げ込まれた 羊の様なモノ!! 』 」


「『道を誤ってはなりません!』」


「『ウルがジゼルを、守ってみせます!!』」


「 だから、『ジゼル!!』 」



「『 此 方 へ と 、 向 か う の で す 、 ジ  ゼ  ル  ―― ッ ッ ! ! ! 』 」



   ー ジゼルは!



   ー ジゼル・ジュノーは!!



「いかなきゃ・・。」


「行かなきゃ。」


「ウルが呼んでいる・・・。」



「『 ウ ル が 僕 を 、 呼 ん で い る ん だ ! ! 』 」



   ー もう。


     俯いていた『ジゼルは居ない。』



   ー ジゼルが見上げれば、『其処には、ほら。』



   ー『 ウ ル が 居 る 。 』



    『 大 好 き な ウ ル が 、 其 処 に 居 る 。 』




そして、ジゼルは駆け出した。

向かう先には、ウルが居る。

大好きなウルが、其処で『待っているのだから』。



    ・
    ・
    ・

    ・

    ・

    ・




必ず最後に愛は勝つ。

勝者はウルスラ・オイラー。

万事解決。元の鞘。収まるべきトコロに収まるのが望ましい事なのだ。


そう思った読者(あなた)は、概ね正しい。


誤算があるとすれば・・・。



  フ サ ァ ・・ ・ ・ 。



ジゼルの顔に『とても柔らかで暖かなモノ』が 覆 っ た 。



 ィィィィィィイイイイイイイヤホォオォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!



観客達に狂気に乱舞する。


 ――――ッッ!!


ウルスラ・オイラーは、両手で口を覆い、思わず絶句をする。



何 故 な ら 、そ れ は ッ ッ ! ! !





        ・


          ・
      ・


         ・


       ・



        ・



        ・



        ッ



        ッ



        !



「『脱いで投げたのさね。』」


「『布切れ一つ脱いだだけで、可愛いー顔しながら喜ぶ”人間の雄”に向かって、


  履いてた下着を、駆け出すジゼルの『 顔、 目 掛 け て さ 。 』 」




そう、誤算!

そう、誤算があるとすれば!!



  ー 人がどんなに 愛 を 謳 い


           愛 を 掲 げ


           愛 を 追 い 求 め よ う と



  ” そう言ったモノを打ちて砕くは、何時だって『  肉  欲  』で あ る と 言 う 事 ! ! ! ”



  それは得も言われぬ『快楽』だ。


  嵌っては抜け出す事の出来ない『底無し沼』だ。


  誰かが、”あの女は悪い女”と言おうとも、自分の前で『 カワイイ姿を見せた そ の 事 柄 』だけで、


  何よりも”信じてやらなきゃ”と、そう思ってしまう『 そ ん な 感 情 。 』



  言ってしまえば『肉への欲』だ。


  言ってしまえば『ただそれだけの事』だ。


  それだけに『深い』。それだけに『根深い』。



    ー 忘れられないのだ。


    ー 忘れられないのだ。


    ー 忘れられないのだ。


    ー 忘れられないのだ。



  朦朧とした意識の中。確かにそうと言った事。



『 ボ ク の ○ ○ ○ ○ ○ を … 。  お ね え ち ゃ ん の × × × × に … 。 』



    ー 体は正直である。


    ー 体は正直である。


    ー 体は正直である。


    ー 体は正直である。



  体が火照って来る。今さっきまであった『綺麗な感情』が消え失せていってしまう。


  こんなにも、この布切れは暖かくて、この布切れがあったハズのおねえちゃんのスカートの中は、


  先に僕が、そうしたいと言った事。そうしたいと願ったモノの・・・・!!!



    ー そ の 時 ・・・!



「 『 ジゼ ル ・・ ・ ! !  』 」



強いのに、か細い声がした。


ジゼルは朦朧と其方を向く。



其処には、ウルスラ・オイラーが居た。

彼女は『強い』のに、『そうでない』ような声だした。

ウルは何時だって頼りになるし、ウルは何時だって強いし、ウルは何時だって・・・・。



    ー だ が 、 次 の 瞬 間 ・・・!



「 『 ジゼ ルゥ ゥ ・・ ・ ! !  』 」


似たような声色だ。

それがまた、ジゼルの心に響く。


妖女(ヘレナ)は、この勝負”愛欲の訴えかけ”に移ったと見るや、
すかさず『か細い声』で彼を呼び、ジゼルの『男心』を撫でまわしたのだ。


そして、この時点で・・・。


ヘレナは『分は此方にあるな』と判断をした。



あの女(ウルスラ)の恐るべく箇所は、只一つ。

彼(ジゼル)との『絆』。『深い絆』。


『 そ れ だ け 話 で あ っ た の だ 』。


それ故に恐ろしく。

それ故に厄介であった。


だが、自分が投げた、その『布切れ』は、ジゼルの気持ちを揺さぶっただけではなく、

ウルスラ・オイラーの気持ちをも『揺るがす事に 成 功 し た 。 』


まぁ、それを『恥じる事は無い。』

こんな場所で、あの布切れを脱ぎ捨てる事の出来る女が『この大会に何人居る?』


そうだ。


アタシはずぅーっと『この時機』を待っていたのさね。


『あんた達の”情”を打ち砕く』

『最高の場面』

『その時をね』


あんた達が”情”や”愛”だと、盛り上がってる最中に


『 この上無い、リアル! 現実を突きつけると言う事!! 』



   ー 結 果 が コ レ さ ! !


   ー 最早、ウルスラ・オイラーは、”情”や”愛”で行動をする事が出来ない!


     失いたくないと言う『 寂しさと 焦 り を 伴 っ た 行 動 』しか取る事が出来ない!!


     その行動に対し、『 それと同等以上の手を繰り返せば、 最 後 に ”勝 利 す る”のは  こ の ア タ シ だ  ッ ッ ! ! 』



   ー『 油 断 な く 、


      侮 る 事 無 く 、


      そ の 行 為 を 実 行 し よ う ッ ッ ! ! ! 』



   ー『 もう一度、”これみよがし”に 言 っ て や る よ ! !


      最 後 に ”勝 利 す る” の は  こ の ア タ シ だ  ッ ッ ! !


      こ の ” ヘ レ ナ ・ ハ イ ヌ ウ ェ レ  ” だ  ――――――――ッッ!!! 』



ヘレナが『確固たる勝利への信念』で持って


『更なる一手』を試みようとした 『 正 に そ の 時 ッ ッ ! ! ! 』




  ー こ の ”決 着 ”は ッ !


    全 く の ”想 定 外 ”の 事 柄 で 持 ち て、” 決  し  た  ”  の   で   あ   る  ッ ッ ッ ! ! !



 そ ・ れ ・ こ ・ そ 、 そ ・ れ ・ は ぁ ぁ あああああ あ あ あ あ ああ あ あ ! ! ! ! !



                ッ



                ッ



                !



ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ


・暗くて暖かなその場より


「今宵も愉悦した。」

「幕を閉じるのは、やはり”とっておきのソレ”が相応しい。」


「それは・・・。」


「『アムステラ静心流』に伝わる『房中術』を、

 『人工生命体・ネフィリム(ハイヌウェレ)』と『交合し続ける事』により


 『更なる高み』へと達した『 余 、”ユリウス・アムステラ” 独自の”房 中 絶 技 ” ・ ・ ・ ッ ッ ! ! ! 』 」



    ー 感覚が通じている『22人』纏めて、『 イ っ て も ら う ぞ 。 』


      沸き出でる快楽は『 感覚を閉じる事 』を、 『 許 さ ぬ の だ ッ ッ ! ! ! 』



                  ー 名 付 け る 事 ッ !



 『  ア ム ス テ ラ 静 心 流 ・ 房 中 絶 技  ”  宰 ・ 相 ・ だ ・ か ・ ら  ” ッ ッ ッ ッ ! ! ! ! ! !  』




     覇” 亞” 亞” 亞” 亞”亞”亞”亞”亞”亞”亞”亞”亞”亞”亞 亞 亞 ・・・ ・ ・ ” ” 皇 ” ―――  ッッ ッ ッ ! ! ! !






     ズ ” ゥ ” ッ ” ツ ” ッ ” ッ ” ッ ”ツ ”





                キ”ュ” キ”ュ” キ” ゥ”  ギ” ィ” ギ” ウ”






         ウ ” ゥ ” ウ ” ゥ ” ウ”ゥ”ウ”ン”ゥ” ウ ” ゥ ” オ ” ン ” ン ”






                 ン ” ォ ” ォ ” ォ”オ”オ”ォ” ン ”ン  ” ゥ ” ォ ” ォ ” ッ ッ ! ! !





                        ・


                          ・
                      ・


                         ・


                       ・



                        ・



                        ・



                        ッ



                        ッ



                        !



        ーーー そしてッッ!!



        ーーー その時『ヘレナ・ハイヌウェレ』は・・・ッッ!!!



    ・
    ・
    ・

    ・

    ・

    ・



ビクン!強く凶暴で・・・。

それでいて酷く『侵略的な 荘 厳 た る ”悦 楽 ” 』が、その身を襲う。


その時、ヘレナ・ハイヌウェレは『全てを理解した』。


「(か・考えもしなかった。)」

「(今、此処に居る『ユリウス様』が『 影 武 者 』だったなんて・・・。)」


「(こーゆう大会だし・・・。)」

「(そーゆう補正が効いてるから、『決して、この場から離れる事は無い』と思っていた・・・。)」


「(『 まさか、ティカ姉ぇと”お楽しみ”の”最中”だったなんてね・・・! 』)」


「(そうと知っていれば『 もっと勝負を急いだ 』 の に ・ ・ ・ ! ! ) 」




フラリ・・。


フラリ・・・。


おぼつかない足つきで、フラフラとする、ヘレナ・ハイヌウェレ。



「(『ヤっちゃったなぁ・・・。』)」


「(『10m内』の『円の中』に入ったよね・・。今・・。)」


「(『アタシの失格負け・・・。』)」


「(『此処まで、頑張ったんだけどなぁー・・・。』)」



そして、ヘレナは『ガクリ』と倒れ込む。


体を駆け巡る『気を失ってしまいそうな”悦楽”』に身を任せ、今、『ヘレナ・ハイヌウェレ』は――ッッ!!




      ー  ガ シ ッ ッ ! ! !



ヘレナ・ハイヌウェレは『倒れる事』は無かった。


何故なら――。



「大丈夫ですか? ほら、しっかりをして!」


「大丈夫?大丈夫、おねえちゃーん・・・。」



ウ ル ス ラ と ジ ゼ ル が、 其 処 に 居 た の だ か ら ・・・ ! !



『両者失格』を告げる、快皇テッシン。


だが、そんな事など『もう、どうでも良かった。』



 ー ニコリ・・・。


ヘレナは二人に、そう微笑む。

そしてヘレナは、二人にこう思考(い)う。


 (人間ってバカだ。)


 (人間って単純だ。)


 (だから人間って・・・・。)



 ー ガ ク リ 。



(人 間 っ て 可 愛 い ・・ ・ 。)



    ・
    ・
    ・

    ・

    ・

    ・



必ず最後に愛は勝つ。

そう思った読者(あなた)は、概ね正しい。


そして・・・。


それは何一つ『 間 違 っ ち ゃ い な い 』。




  ー 試 合 結 果 『 両 者 失 格 』


    従って『リザーバー』が代わりを務める。

    だが、ユリウス・アムステラ不在の為、今この時の『発表は無し』。


    次試合で戻って来るのか、はたまた、もっとお楽しみを続けるのか・・・?


    そもそも、戻ってもリザーバーを決定するトコロから始まるのか・・?


    兎もも角、『2回戦まで決まれば良い話』。


    長かった、第7試合は『これにて終了』。



    そして・・・。


    思いの外、ラストがシリアスになったので『オマケ』をお楽しみ下さい。








〜オマケ〜
〜ザ・反省会(冒頭部分はフィールさんの投稿から拝借を致しました)〜


マハン「私達は〜」
ヘレナ「チャモワン〜」
マハン「真面目に仕事してたら天井に突き刺さりました」
ヘレナ「サボって好みのショタゲットしました」
マハン「かつての仲間は覗き魔とコスプレリーマンになってました」
ヘレナ「上手い事本戦出場しました」


ウルスラ「ウルでーす。」
マハン「どうしましたか、ウルさん?」
ウルスラ「『ボクの○○○○○を…おねえちゃんの××××に…』なんてセリフを言わされましたー。」
マハン「それは酷いねー。」

かつみん「かつみんでーす。」
マハン「どうしましたか、かつみんさん?」
かつみん「0コマ死された挙句に、告知絵で出番無いグラビア扱いされましたー。」
マハン「それはディ・モールト酷い話だねー。」


一同A「お仕置きだね。」

一同B「ああ、そうしよう。」


ちょ!?ま!!!? な、なにをする、きさまらー!!!?



ド ド ド ド ド ドドドド ドドド ドド ド ド ド ド ド ド ド ド


かつみん「いいかい・・・。
     私の下段突きは、コンクリートブロック3枚を粉砕するぞ・・・。」

マハン「打ち込むつもりか!」
ヘレナ「本気で下段突きを!!」


ウルスラ「反省・・・・致しますか?」



そ・それは意外にも、解放と言う名の歓喜(よろこび)だったぁぁああああああああああああああああ!!!!!



かつみん「残念。それは、もうちょっと先のシーンのセリフだ。」


    「 『  ッ チ ェ リ ィ ャ ア ッ ! ! !  』 」




みぎゃぁあああああああああああああああああああああああ  あ あ あ あ  あ あ あ あ あ  あ あ あ ! ! ! ! ! ! !



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改めて、7試合目終了ゥー!バイバイッッ!!



1回戦第八試合に続く