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Rコロシアム 第四試合〜Shake of Fire〜



試合前の選手控室…

“オシリス社の幹部”である“サングラスの女”は『紅髪の男』に語りかける。

「“ゼダ”…準備はよろしい?」

黒の道着に身を包んだ『紅髪の男』ゼダは答える。

「…ああ。」

手にバンテージを巻きながら“自信満々”に言い放った。

「直ぐに…“ 炭 屑 ”にしてやるさ…」

……フッ

“サングラスの女”は『氷の微笑』を浮かべ呟いた…








― M州D市 某球場



      オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”―――ッ!!!



    スタジアムは観客達(クレージーども)の獣のような雄叫び(声援)に包まれる。



                そんな中…



“デンデデッデデレデンデデッデデレデンデデッデデレデンデデッデデレ…”

“奇妙(スティッフ)な鼻歌”を口遊むは
『ファイヤーパターン』のオーレンジな覆面の男…



“ヘエーエ エーエエエー♪”

カポエイリスタのマスク・ド・サンキスト”熱情(ヘルファイア)”である。



“エーエエー ウーウォーオオオォー♪♪”

オーレンジ…



“ララララ ラァーアーアーアー♪♪♪”

オーレンジで…



“ナァォォォォ オォォォォ♪”

カポエイラ用のパンツ(道着)を着用した”熱情(ファイヤーパターン)”な修斗である。



“サウェェェアァァァァ アァァァァ アァァァァ アァァァァ♪♪”

左右に体を移動する…



“イェェェェェェェェェゥゥアァ♪♪♪”

カポエイラ独特のリズムを刻む構え『ジンガ』である。



“ヘェーラロロォールノォーノナーァオオォー♪”

「キィィス キスキス  サ  ン  キ  ス  ト ッッッ 〜〜〜♪」



“アノノアイノノォオオオォーヤ♪♪”

「ボクは『マスク・ド・サンキスト”熱情(ヘルファイア)”』♪」


“ラロラロラロリィラロロー♪♪♪”

「とっても…とっても…
 『”熱情(ヘルファイア)”』で『10種類の凶悪な足技を持つ(デステニィストーン)』な
 『カポエイリスタ』なんだ。キ ス ト ♪  キ ス ト ♪」



“ラロラロラロリィラロ♪♪♪♪”

「君をね…瞬殺(すぐ)にね。“ 焼 き オ ー レ ン ジ ”にして『ブッコロ死』しちゃうからね。」



“ヒィーィジヤロラルリーロロロー♪♪♪♪♪”

「“火のルビー(金的蹴り)”でいくか…“水のアクアマリン(関節蹴り)”でいくか…
 それとも“土のトパーズ(蟹挟)”から関節技に持っていってさ、そのアンヨをへし折られたい???



 ど れ を く ら っ て み た い ?


“殺してでも勝利を奪い取っちゃう”からね。



 キィィス キスキス  サ  ン  キ  ス  ト ッッッ 〜〜〜♪♪♪♪♪♪」









                 既に…





               試(死)合は……





 開 始 (はじ) ま っ て い た ア ア ア ア ァ ァ ァ 〜 〜 〜 ! ! ! ! ! !





Rコロシアム 第四試合

ゼダ(ハワイアン拳法“カジュケンボ”)
24歳 国籍:アメリカ

VS

マスク・ド・サンキスト”熱情(ヘルファイア)”(カポエラ)
年齢(謎の覆面レスラーの為、不詳。)国籍:(謎の覆面レスラーの為、不詳。)





サンキスト”熱情(ヘルファイア)”は、ジンガ(リズム)を取りながら語りかける。

「君の流儀(スタイル)は何?“※カジュケンボ”だっけ…?」

「そんな“ハワイのドマイナーな格闘技(マーシャルアーツ)”なんて初めて聞いたよ♪
 キィィス キスキスwwwwwwww もうね…勝っちゃうよね♪ボクがさ。」



【カジュケンボ】
1947年にアメリカ・ハワイで生まれた格闘技。
空手・柔術・拳法・ボクシングを融合し一派を成した。
“ストリートファイト”を意識した対武器(ナイフ、棒)対複数の練習を行っている。



サンキスト”熱情(ヘルファイア)”の『挑発』である。

これに対し…

“灰色の(炭屑な)修斗”に乗った『紅髪の男』ゼダは“クール”に答える。

「…さっさと来い。」



            プ チ ッ …



「オーレンジ! オーレンジ!



 ム カ ツ ク ね!



 とっても ム カ ツ ク よ!!



 君のような“冷静ぶった若造(タイプ)”はさッ!



 こ の ォ ッ … ! !





 『幻のアメジスト(かかと落とし)』をくらってさッ!痛がってさッッ!!





 『 ブ ッ コ ロ 死 』さ れ ち ゃ い な よ ォ ッ ! ! !





 キィィス キスキス  サ  ン  キ  ス  ト ッッッ ! ! ! 」





    バ オ オ オ オ ッ ッ ッ 〜 〜 〜 ! ! !





先制攻撃はサンキスト”熱情(ヘルファイア)”!!!

繰り出したる技は、かの伝説の格闘家!『アンディ・フグ』が得意とした大技だ!!

いきなりの大技で“勝利を殺してでも奪う”のですか!?”熱情(ヘルファイア)”さん!




                だが…



             ブ バ オ ッ …



          呆 気 な く 躱 さ れ た 。





「 キ ィ ス ト … ?!」





かかと落としを躱したゼダは述べる。

「テコンドーの技か…?
 お前は“カポエイリスタ”ではなかったのか?」







サンキスト”熱情(ヘルファイア)”は子供(ガキ)のようにむきになって答える。

「う、うるさいよ!ボクはねッ
 『10種類の凶悪な足技を持つ(デステニィストーン)』を手に入れる(身に付ける)為に
 韓国に留学して……」






パン…ッ






”熱情(ファイヤーパターン)”な修斗は
“灰色の(炭屑な)修斗”に軽くジャブを当てられた。



「キィィス…トッ!」

たじろぐはサンキスト”熱情(ヘルファイア)”!
そして、ゼダは一言!

「試(死)合中だろうが…」



スタジアム内の観客達(クレージーども)は嘲笑う!

「圧倒的な実力差じゃん!」

「あれが凶悪な足技を持つ(デステニィストーン)なカポエイリスタですかwwwwww」

「サンキスト一族の面汚し(笑)」

「大会実行委員長の人選ミスであります!」











科学者“R”は主賓として招かれている“サングラスの女”に語りかける。

「圧倒的な強さではないか『キグナス』よ。」

科学者“R”は更に続ける。

「どこであのような“人材”を?」

『キグナス』微笑みながら答える。

「貴方こそ『あのような“人材”』をどこから…?」





「『質問を質問で返す』のかね…?」

「あら…ダメかしら?」

科学者“R”(死神)はうっすら笑みをこぼす。



「ふふ…貴女らしい…
 だが…その質問は(それは)企業秘密だ。」



『キグナス』(氷の女)はそれに対し…



「なら、こちらも内緒。」

…と答えた。












「キ…キィスト…!キィスト…!」

笑うはサンキスト”熱情(ヘルファイア)”ッ!



「キィスト!キィスト!キィキィストッ!!」

笑うはサンキスト”熱情(ヘルファイア)”ッ!!



「キィィス キスキス  サ  ン  キ  ス  ト ッッッ ――― !!!」

笑うはサンキスト”熱情(ヘルファイア)”ッ!!!





ざわ…ざわ…ざわ…





スタジアムは内は『呆れ紛れ』に騒めき出す。





ゼダは…



『 呆 れ な が ら 』言った。



「気でも狂ったのか…?」





“デンデデッデデレデンデデッデデレデンデデッデデレデンデデッデデレ…”

カポエイリスタのマスク・ド・サンキスト”熱情(ヘルファイア)”は
 またもや“奇妙(スティッフ)な鼻歌”を口遊んだ!



“ヘエーエ エーエエエー♪”

  「なんとでも言うがいいさ。オーレンジッ!オーレンジッ!」



“エーエエー ウーウォーオオオォー♪♪”

        「ボクも…“ 本 気 (フレイムタイラント) ”で闘るよ!」」



 “ララララ ラァーアーアーアー♪♪♪”

        「君がね。“並大抵の使い手じゃない”って分かったからさッ!」



“ナァォォォォ オォォォォ♪”

        「ボクがもっとも得意とする“ステージ”へ君を案内するよ。」



“サウェェェアァァァァ アァァァァ アァァァァ アァァァァ♪♪”

            「そして、若造(グリーンボーイ)な君は…



      “ 焼 き オ ー レ ン ジ ”さ!キィスト♪キィスト♪」



“イェェェェェェェェェゥゥアァ♪♪♪”

      ”熱情(ファイヤーパターン)”な修斗はジンガのリズムを刻みながら

   『 ケ ー ジ (金網) 内 を 目 ま ぐ る し く 回(旋回) す る ッ ! 』



…………

対戦相手であるゼダは構えたままである。
相手の動きを伺っているのだ。



“ヘェーラロロォールノォーノナーァオオォー♪”



その五指からバルカン…



否ッ!



『 液 体 』を散布するッッ!!!



“アノノアイノノォオオオォーヤ♪♪”



そしてェ――――――ッ!!!!!



“ラロラロラロリィラロロー♪♪♪”

カポエイラ用のパンツ(道着)から



“ マ ッ チ を 取 り 出 し た ――― ッ !!! ”





スタジアム内の観客達は驚愕する!

「どっからあんなもん用意したんだよ!」

「も…もしかして!あの液体状のものって…?!」





“ラロラロラロリィラロ♪♪♪♪”

「そう!この液体は



“ ガ ソ リ ン ” さ ! !



 君をねッ! “ 冥 府 ”にご招待するよ♪」



“ヒィーィジヤロラルリーロロロー♪♪♪♪♪”



シュッ…!



”熱情(ファイヤーパターン)”な修斗はマッチを擦り…



ボッ!!



火をつけ…ッ!



 ボボッ!!!



着火(点火)していくッ!!!





ブ”ボ”ワ”ア”ア”ア”ァ”ァ”ァ”ア”ア”ア”
ブ”ボ”ワ”ア”ア”ア”ァ”ァ”ァ”ア”ア”ア”ァ”ァ”ァ”ア”ア”ア”ァ”ァ”ァ”
ブ”ボ”ワ”ア”ア”ア”ァ”ァ”ァ”ア”ア”ア”





   ケージ(金網)内は紅蓮の炎に包まれたァ〜〜〜!!!!!!





        !!!!!!!!!!!!!!!!



            驚愕するはッ!



          『紅髪の男』ゼダッ!





 キィィス キスキス  サ  ン  キ  ス  ト ッッッ ――― !!!



             高笑うはッ!



     マスク・ド・サンキスト”熱情(ヘルファイア)”ッ!



             更にッ!



  「キィ〜スト!



       “ぼんやり”しているヒマはないよ!!



         若造(グリーンボーイ)!!!



  『10種類の凶悪な足技(デステニィストーン)』の一つッ!!!!



     ※斧刃脚(風のオパール)をくらえィッ!!!!!」



※斧刃脚
脛蹴りの事。
中国武術の門派である形意拳や八極拳で多用される。





             ガコッ…!





繰り出した斧刃脚(風のオパール)が“灰色の(炭屑な)修斗”にヒットした。



             〜〜〜ッ!!

        “脛”という“急所”を蹴られ!

   “灰色の(炭屑な)修斗”の動きが一時的に止まったァーッ!!



      サンキスト”熱情(ヘルファイア)”は叫ぶッ!

          「弁慶の泣き所は…ッ!!」

      サンキスト”熱情(ヘルファイア)”は叫ぶッ!!

            「痛いだろゥ?!」

      サンキスト”熱情(ヘルファイア)”は叫ぶッ!!!

            「これがさッ!!

     『10種類の凶悪な足技を持つ(デステニィストーン)』

          …と評される所以さッ!!!」

      サンキスト”熱情(ヘルファイア)”は叫ぶッ!!!!

 「“相手のもっともダメージを受ける”ところを狙う(蹴る)んだよッ!」

     サンキスト”熱情(ヘルファイア)”は叫ぶゥッ!!!!!

         「そして、まだまだ続く――――――





        お次の『凶悪な足技(デステニィストーン)』は…





    『魔のエメラルド(骨法伝ッ!浴びせ蹴り)』だァァァッ!!!!!!」



        サンキスト”熱情(ヘルファイア)”は『前転』し…



          浴 び せ 蹴 っ た の だ !





           “ウェイクビン”と!!!





浴びせ蹴ったのだ!浴びせ蹴ったのだ!!浴びせ蹴ったのだ!!!
浴びせ蹴ったのだ!!浴びせ蹴ったのだ!!!浴びせ蹴ったのだ!!!!
浴びせ蹴ったのだ!!!浴びせ蹴ったのだ!!!!浴びせ蹴ったのだ!!!!!





      浴 び せ 蹴 っ た の だ ァ ――― ッ !





顔面を蹴りこまれた“灰色の(炭屑な)修斗”は…



            無様に…

           ズシンと……

           仰向けに………

          倒れこんだ…………



――――――――――



            オオオ…



           オオオオ……



          オオオオオ………!



  オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”ッ”ッ”ッ”!!!!!!



観客達(血に飢えたビーストども)は咆えたてたッッ!!!
それは『手のひらを返したかのような』“サンキスト賛美”であった。



「10種類の凶悪な足技(デスティニーストーン)すっげッ!」

「サンキスト一族ばんざい!」

「そこのガキを死の剣に変えちまいな!」

「死の鎧でもいいぞゥ〜〜〜!」

「あのゼダっていうボーイださいわ!」

「すかしたやつだったなー やだやだ!」



「キ ィ ィ ス キ ス キ ス  サ  ン  キ  ス  ト ッ ッ ッ ! ! !」

嘲笑うは、マスク・ド・サンキスト”熱情(ヘルファイア)”ッ!!



「いい具合に温まってきたね。」



倒れる“灰色の(炭屑な)修斗”を見下ろしこう言った。

「このね、炎(ステージ)にしたのはね。
 “三つの理由”があるんだ。キィスト♪

       まずは“一つ”!

 炎の熱さで相手のスタミナを奪うこと…」



             ジュッ…

       床から湯気のようなものが立つ!



「そして、“二つめ”!
 床を熱して“相手がまともに戦えない”ようにするためなんだ。
 ちなみに、ボクの修斗は耐熱素材で出来たものだから平気なんだけどね。」

…と説明しニンマリと笑うサンキスト”熱情(ヘルファイア)”。




「熱いだろ?もう床はトマエ火山(フライパン)状態さ。…と言っても聞こえないか。
 まともに“浴びせ蹴られた(『魔のエメラルド』った)”んだからねぇ。
 トマエ火山(フライパン)状態にする為の時間稼ぎだったんだけど…
 
 こうも“ガラハドる(簡単にダウンを奪える)”とは思いもしなかったよ。

 キィスト…!キィスト…!」



「では…“決戦!サルーイン(とどめ)”に行かせてもらうよ!!」





シャキィィィィィィィィン!!!!!!!!!!





”熱情(ファイヤーパターン)”な修斗の左足の足先から『刃』が飛び出したッ!





「 レ”フ”ト”レ”ッ”グ”ソ”――――――ド”ッ”ッ”ッ”!!! 」





シャキィィィィィィィィン!!!!!!!!!!





”熱情(ファイヤーパターン)”な修斗の右足の足先から『刃』が飛び出したッ!




「そしてェェェ!!!オールドキャッスル(自慢)のオオオォォォォ!!!!!!」





「 オ”ブ”シ”ダ”ン”ソ”――――――ド”ッ”ッ”ッ”!!! 」





!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?

観客(ミニオン)達は驚愕して叫ぶッ!!





「“刃物”出してキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ ッ!!」

「“ハヤブサ斬り”ですか?!」

「“ボーンクラッシュ”ですか?!」

「“ヘイト(刺せ)”〜〜〜ッ!!!」

「“ワイル(殺せ)”〜〜〜ッ!!!」

「“ストライフ(爆散させろ)”〜〜〜ッ!!!」





“デンデデッデデレデンデデッデデレデンデデッデデレデンデデッデデレ…”

ゼダくん(グリーンボーイ)…ボクが刃物を使うだなんて



“ヘエーエ エーエエエー♪”

『卑怯』とは言うまいね。



“エーエエー ウーウォーオオオォー♪♪”

古のカポエイリスタは




“ララララ ラァーアーアーアー♪♪♪”

足の指に“カミソリ”を仕込んだというッ!!



“ナァォォォォ オォォォォ♪”

ボクはそれを“ヒント”にしたまでッ!!!



“サウェェェアァァァァ アァァァァ アァァァァ アァァァァ♪♪”

“温故知新”とはよく言ったものだよね。



“イェェェェェェェェェゥゥアァ♪♪♪”

古のカポエイリスタ(先人)から何も学ぼうとはしなかった事…ッ!



“ヘェーラロロォールノォーノナーァオオォー♪”

他のサンキスト達は、この辺が″欠けている″んだよね。



“アノノアイノノォオオオォーヤ♪♪”

故に…百文字(ハンドレッド)に敗れたのだ。



“ラロラロラロリィラロロー♪♪♪”

更に付け加えるならば…研鑽を怠りすぎて敗れたのだ。



“ラロラロラロリィラロ♪♪♪♪”

無駄話が過ぎたね…

では、これより君を…



“ヒィーィジヤロラルリーロロロー♪♪♪♪♪”

焼 き オ ー レ ン ジ に し て あ げ よ う ッ !!!





     ”熱情(ファイヤーパターン)”な修斗は“倒立”となったッ!!!





               そして…!

              そしてェッ!!

          そして―――ェェェッッッ!!!





             己の頭部を支点に…





        グルグルと回り始めたのだッッッ!!!!!!





            更には…ッッッ!!!





      ケージ(金網)を包んだ炎をその猛回転の中に引きこまれ!





             宛ら…ッッッ!!!





ブ”ボ”ワ”ア”ア”ア”ァ”ァ”ァ”ア”ア”ア”
      ブ”ボ”ワ”ア”ア”ア”ァ”ァ”ァ”ア”ア”ア”ァ”ァ”ァ”ア”ア”ア”ァ”ァ”ァ”
                                ブ”ボ”ワ”ア”ア”ア”ァ”ァ”ァ”ア”ア”ア”





 炎” の” 渦” と” な” っ” た” の” だ” ッ” ッ” ッ” !!!!!!!!







          (これぞ!利き足である右足のオブシダンソードを用いたッ!)





          (『10種類の凶悪な足技(デスティニーストーン)』の一つッ!!)





               (その名も〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!)





    (“メイア・ルーア・ジ・サンキスト・ミンストレルソング”!!!!!!)








(故マスク・ド・サンキストが編み出したを『メイア・ルーア・ジ・サンキスト・オーレンジ』を“オレ流”に改良したものなんだッ!!!)

(この炎(ステージ)にした最後の理由はこの必殺技を繰り出すためッ!)

(こいつでボクは何人ものプロレスラーやキックボクサーを“冥府”送りにしてやったッ!!)







炎の渦が迫るッ!

ブ”ゴ”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”

                 炎の渦が迫るッ!!

                ブ”ゴ”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”

                              炎の渦が迫るッ!!!

                                ブ”ゴ”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”





(ほら!“オブシダンソード”と“レフトレッグソード”ッ!!!)

(そして、“エロールな(神々しい)炎の渦”が君をね!)

(切り刻んでねッ!)

(焼き尽くしてねッ!)

(焼きオーレンジにしちゃうよッ!)





    『キィィス キスキス  サ  ン  キ  ス  ト ッッッ ! ! !』(勝利を確信した高笑いであるッ!!)





                 『科学者“R”!“約束”は守ってもらうよ!!』





                     『この試(死)合に勝てばッ!』





             『ボクに“打倒百文字用の機体”を作ってくれるってのをさッ!!!』





                 死神のような表情を浮かべ、科学者“R”は答える。



                  『分かっておる。貴様にふさわしい機体…』



                『“ファイアレッター”は既に完成に近づいておる。』




                これに対し、サンキスト”熱情(ヘルファイア)”は…



                  キィスト♪ (喜びの表情を浮かべているッ!)





                  だが、科学者“R”は意外な一言を述べる。



                   『その男に“勝てれば”の話だがな…』






                 キィスト…ッ?! (驚きの表情を浮かべるッ!)





「ど、どういうことなんだい…?!」

サンキスト”熱情(ヘルファイア)”は驚く!

「あ、あの…若造(グリーンボーイ)はどこに…」

サンキスト”熱情(ヘルファイア)”は狼狽する!!

「どこに消えたんだッ?!キィキィストッ?!」

サンキスト”熱情(ヘルファイア)”は焦る!!!



そこに倒れていたはずの“灰色の(炭屑な)修斗”の姿がそこになかったからである!
勝利を確信していただけにこの事実を受け入れるのに時間が掛かった。
サンキスト”熱情(ヘルファイア)”は、そのまま回転し続けるより他はなかったのであった。



科学者“R”は『キグナス』に語りかける。

「あのゼダという男が、勝利すれば…
 彼に“ファイアレッター”を授けてやろう。」



フッ…



『キグナス』は氷の微笑を携えていた。








(キィストッ!どこに消えやがったッ!?)

(あの若造(グリーンボーイ)はどこにいったッ!?)

高速回転する中、サンキスト”熱情(ヘルファイア)”は
ドロンと消えた試(死)合相手を探す。



………………



「キィ〜キィスト〜〜〜ッ!!!」

笑う”熱情(ヘルファイア)”!

「見ィつけた〜〜〜ッ!!!」

安堵の表情を浮かべる”熱情(ヘルファイア)”!



「ケージ(金網)の上に立っているだなんてねッ!」



             そう!



“灰色の(炭屑な)修斗”はケージ(金網)の上までよじ登っていたのである!
サンキスト”熱情(ヘルファイア)”が『無駄なおしゃべり』と
倒立状態(必殺のメイア・ルーア・ジ・サンキスト・ミンストレルソング)になるまでの
時間に“ロス”が発生していたのだ!



            つまり!



その間にゼダはダメージを回復していたのである!



だが、サンキスト”熱情(ヘルファイア)”は苦笑いをする。

「でもね…ゼダくん(グリーンボーイ)。
“オーレンジの優勢”という状況は何にも変わっちゃあいない。」

オーレンジな覆面の男の言う通りである。
カジュケンボ家ゼダはケージ(金網)に登って逃げたにしか過ぎない。



          「キィィス キスキス サンキスト♪」

           「そのままケージ(金網)ごと…」

「 “ 焼 き オ ー レ ン ジ ” に し ち ゃ う よ ぉ 〜 〜 〜 ん ッ !!!」



ブ”ボ”ワ”ア”ア”ア”ァ”ァ”ァ”ア”ア”ア”
      ブ”ボ”ワ”ア”ア”ア”ァ”ァ”ァ”ア”ア”ア”ァ”ァ”ァ”ア”ア”ア”ァ”ァ”ァ”
                                ブ”ボ”ワ”ア”ア”ア”ァ”ァ”ァ”ア”ア”ア”ア”ア”

           炎 の 渦 が 迫 り く る ッ ッ !!!

             カジュケンボ家ゼダはどうするッ??!!

                 こう言ったッ!!

「そろそろ出すか…」

ゼダは小声でつぶやく。



                  ニッ………



“サングラスの女”『キグナス』が氷の笑みを浮かべる!



科学者“R”は…



                    !



その『氷の笑み』に気づく!

(何か“仕込んでおるな”…)



                   とッ!



                その時であるッ!!



              “灰色の(炭屑な)修斗”が…



         赤”く”輝”き”始”め”た”〜”〜”〜”ッ”!!!



                  そして…ッ!



               『炎の渦目掛けて』…ッ!!



                跳んだのであるッ!!!



 跳躍(跳んだ)のであるッ!ダイブ(跳んだ)のであるッ!飛翔った(跳んだ)のであるッ!



観客達(イカレ野郎ども)はッ!!!

「飛んで火にいるRコロのゼダくん!」

「自分から“冥府”に逝きましたとさ。」

「サルーインへの生贄ってかwww」

「アヒャヒャ(゜∀。)ヒャヒャヒャ!!」

「セルフバーニングでもかけとけ(笑)」



サンキスト”熱情(ヘルファイア)”の腹筋は崩壊しかける。

「キィス キスキス サンキスト wwwwwwwwwwww」

サンキスト”熱情(ヘルファイア)”はお説教する。

「君はバカなのかい?この炎の渦に飛び込むだなんて!」

サンキスト”熱情(ヘルファイア)”は突っ込む。

「なんだか知らないけど機体が輝いてさ!“爆○ゴッ○フィンガー”でもする気かい?」

サンキスト”熱情(ヘルファイア)”はバカにする。

「それとも自分が“イフリート”とでも思っているのかいwwwwwwww」



『紅髪』の男ゼダは答える。

「“イフリート”…洒落てるな…」



            ?!?!?!?!?!?!


サンキスト”熱情(ヘルファイア)”は怒る。

「『冷静(クール)』に返答(答えちゃってさ)ッ!
 気に食わない若造(グリーンボーイ)だよ…ッ!!



“冥府”で反省文でも書いておくがいいんだねッ!!!



 キィィス キスキス  サ  ン  キ  ス  ト ッッッ 〜〜〜 ! ! !」








― 米国・ハワイ州ホノルル

ゼダは、ここハワイ州ホノルルで生まれた。
姉の二人暮らしだった。両親は5年前に事故で他界していた。
だが、厳しくも優しい姉のお蔭で彼は『反れ』なく『真っ直ぐ』に育った。

彼はスポーツ万能であった。

中学高校では野球にフットボールに活躍し、特にフットボールでは
大学の奨学生として進学するほどであった。

彼は大学のチームで『総合的な運動能力』『判断能力』『リーダーシップ』など
“スポーツマンとしてあらゆる要素が要求”される花形のポジションである
“QB(クォーターバック)”を任され活躍していた。
その活躍にプロのスカウトも注目するほどであった。


“順風満帆であった。”


だが…

大学を卒業する間近に、膝を故障したのである。
彼はフットボールを断念せざるを得なかった。

…絶望した。

夢は米国(アメリカ)の花形スポーツであるプロフットボーラーだったからである。

卒業をした後の彼は“荒れに荒れた”。
街のチンピラ相手に喧嘩を続けていたのである。



              パシッ!



ゼダの頬を平手打ちにする女性がいた。
彼の年上の姉であった。

「甘えるんじゃないよッ!
 世の中あんたより『惨め』で『辛い思い』で生き続けても…



       決して“絶望”しない人もいるんだよ?!



          “夢が潰えた”ならば…



       “新しい夢”を見つける努力をしなッ!」


姉は激しい口調で言いながらも…
涙していた……



姉の想いも理解しながらも…

ゼダは街で喧嘩を続けていた。



            そんな時である…



「アロハオエ…弱ェなあんちゃん。」

ゼダは、初老の日系人に喧嘩で完敗した(負けた)。
男は『サイトウ』と名乗った。

「アロハオエ♪
 しかし、あんちゃん中々いい運動神経(見どころ)があるな。
 良かったら、オレっちの道場(ジム)に入らないか?
 移民達が作り上げた“ハワイ伝統の格闘技(カジュケンボ)”を学べば強くなれるぜ!アロハオエ〜♪」

ゼダは“二度と泪しない為”にサイトウの道場(ジム)に入門した。
そして、この男を倒すのだと…

― カジュケンボ『サイトウドウジョー』

二人は黒い道着を着て、対峙していた。
サイトウはゼダに語る。

「アロハオエ、ゼダよ。
 カジュケンボは“喧嘩(ストリートファイト)”だ。
 “喧嘩(ストリートファイト)”の極意は『先手必勝』だぜ。アロハオエ。」

道場に置かれていた人体模型に、サイトウは“掌底”“肘打ち”“膝蹴り”を次々と叩き込んでいく。

「そして、もう一つの極意が“連続攻撃”だぜ、アロハオエ。
 一方的にやっつけちまえばいいのさ。アロハオエ!」

サイトウは中国拳法の“包拳礼のポーズ”を取りながら続ける。

「それじゃあ“組手(スパーリング)”でもするか!アロハオエ〜〜〜♪」

――――――――

歳月が流れた…

ゼダは、この常夏の島(ハワイ)に移民してきた人々が作り上げた“ハワイ伝統の格闘技(カジュケンボ)”にどっぷりと嵌っていた。
“充実”していた。こんな充実感は久々だった。
彼は“絶望”を“希望”に変えたのである。


しかし…『戦争』が始まった。


“アムステラ神聖帝国”という『宇宙最大最強の国家』が侵略して来たのだ。
彼は“愛国心”からすぐさま陸軍に志願兵として入隊した。



だが、軍隊に入る前に姉は猛反対した。

「ゼダ…私は反対よ。死んだ父さんも母さんも望んじゃいない。
 あんたに人殺しの道具になって欲しくはないんだよ…」

ならば、このままアメリカは…地球は侵略されてもよいと?
これは“大義名分”の成り立つ戦争なのだ。

「それはそう…そうだけど…」

姉は“ジレンマ”に陥っていた。

「誰かが“汚れ役にならなきゃならない”…行ってくる。」

――――――――

「お前ら生きていても何の意味もない“クズ(ゴミ虫)”どももやっと祖国の役に立つときが来たぞ!
 この訓練を出れば一端の『兵士(殺し屋)』に変えてやる!!
 そ れ ま で は “クズ” だ ! “ゴミ” だ !! “蛆虫” だ ッ !!!」

――――――――

訓練所では『徹底的な人格否定』から始まった。
短期間で一人前の兵にし、駒(殺人マシーン)にしなければならなかった。
駒(殺人マシーン)は司令官(マスター)の言う命令に“機械の如く動かなければならない”のだ。
その為には、まずは“自尊心”を無くさなればならかった。

――――――――

「本日をもって卒業である!これで貴様らも一端の『殺し屋(兵士)』だ!!」

…訓練は終わった。
過酷な訓練が終わるころには皆一端の『兵士(殺し屋)』になっていた。
中には、精神に異常をきたす者(サイコパス)も含まれていたが…

配属先が決まるまで、ゼダは一時的に帰宅を許された。










           !!!!!!!!!!!!



久しぶりに自宅に帰って見たものは“血の海(惨状)”だった。


        『姉は血の海に沈んでいたのである…』


動揺するゼダに“獣(男)”が現れた。
右手には『タクティカルナイフ』を手にしている…
“獣(男)”の年齢は若い…恐らく20代前半?
服装は迷彩服に身を包んでいる…軍人…俺と同じ『新兵』であろうか…?



     「俺は最”高”の”ソ”ル”ジ”ャ”ー”だッ!!!」



       「ヒ”ィ”ッ”ハ”―”―”―”ッ”!!!」



“獣(男)”は狂って(イカレて)いた。
『薬』か何かやっているようだった…

“獣(男)”は吠えたてる…



       「な、なんだ?!お前も殺されたいのかッ!!」

       「俺は殺されたくない!殺されたくねぇッ!!!」



“獣(男)”は意味不明な事を口走っていた。
…………
『新兵訓練施設(ブートキャンプ)』で『悪徳教官』が
鍛えた新兵の中でも“成績が思わしくないもの”に『戦いの恐怖から逃れる為の方法』と称して
『薬(ドラッグ)』を与えると聞いたことがある。
だが、これは『噂話のレベル』にしか過ぎなかった。

             まさか、この男…?




      「死”ね”!死”ね”ッ”!!死”ね”ッ”!!!」



          !!!!!!!!!!!!



      “獣(男)”は“牙(ナイフ)”で襲い掛かるッ!!!



       ゼダは躰を開いて、牙(ナイフ)”を躱し…



     “獣(男)”の頭部を鷲掴みにして、地面へと叩きつけ…



       ゼダは“獣(男)”を『返り討ちにした(殺した)』…



「…ちッ!」

舌打ちをする。
それは何も“獣(男)”を殺したからだけではない。
姉が惨殺されたというのに、“敵(男)”が現れたことで冷静に状況を判断して対処したからだ。

それは常々正しい。殺されずに済んだのだから。

だが、ゼダは『姉の惨殺体を見ても、それほど大きな動揺をしなかった事』に気分を害した。


(これが人間か?)

(これが訓練の賜物…か?)

――――――――

ゼダは逃亡した。
現実を受け入れがたいが為か?自分が怖くなったのか?
本人もよくは分からなかった…

「待ちな…」

ゼダの肩を叩き、初老の男が呼び止める…

「アロハオエ…久しぶりだな。ポリ公に捕えられるまでに見つけれてよかったぜ。」

サイトウだった。

「“女性の惨殺体発見!並びに犯人と思わしき男死亡?!”…
 その事件から3日は経ったな。アロハオエ。
 地元新聞のゴシップ面じゃ大騒ぎだぜ…アロハオエ。」

サイトウは懐から何かを探る…

「“犯人と思わしき男”ってのはなぁ…
 『俺の息子』だったんだぜ…アロハオエ…」

『黒い個体』が見えた…

「『男として生まれた限りは祖国と家族を守らなくちゃならねぇ。なるんなら軍人になれ!』
 そう言って育てて来てよ…あいつ“海兵隊へ志願”したんだぜ。アロハオエ。」

『拳銃』だった…

「駐屯所が決まってよォ…一時的に帰宅が許されたんだ。
 そしたらよォ…あいつ変わっちまってたんだぜ。
“ナイフに話しかけるわ”“一人意味不明な事を口走るわ”でな…
 あいつのバックの中身見てみたんだ…そしたら、ビックリだぜアロハオエ。

『薬(ドラッグ)』が入ってたんだよ…

 あのバカ野郎…ホントは戦闘が怖くて怖くて仕方がなかったみたいだぜ。
 臆病で戦うことに向いてなかったんだぜ…
 こんなものまで使ってよ…買ってよォッ!!!」

(それは違う…恐らくのその『薬(ドラッグ)』は…)

サイトウの目から涙がこぼれる。

「殺人犯と言っても俺の息子だ…
 お前の姉が俺のバカ息子に殺されて気の毒とは思う。
 でも…でもよォ―――ッ!!!
 悪いが“仇”ってモンを取らせてもらうぜェッッッ!!!!!!」

…サイトウは引き金を引いた。



――――――――



倒れていたのは、サイトウだった。
ゼダがサイトウから拳銃を奪い撃ったのだ。
銃社会アメリカでは、各流派の道場やジムでも『銃への対処法』を学ぶ。
“ハワイ伝統の格闘技(カジュケンボ)”でも例外なく体系に取り入れていた。

「…教え…るんじゃあ…なかったぜ。
 最…初から…素手で絞め…殺した方が…アロハ…オエ…」

サイトウはそう言ってこと切れた…
その光景をみて“動揺”することもなく『冷静(クール)』に言った。

「息子に言ったことを…後悔しているんだな…」

ゼダの目は空虚だった…『撃つつもりはなかった』。むしろ、『撃たれるつもりだった』。
殺意を感じることで、サイトウ(恩師)を“殺害の対象”と見なしたのだ。

…ゼダは続ける。

「俺は…“兵士(ソルジャー)”…」


…………

パトカーのサイレンのような音が聞こえて来る…
が…ゼダはそこから逃げ出さなかった。








― M州D市 某球場

“灰色の(炭屑な)修斗(ゼダ)”は、サンキスト”熱情(ヘルファイア)”が作り出した“炎の渦”に飛び込むッ!
猛回転の刃(ミキサー)に切り刻まれ、炭屑(あっつあつのオーレンジ)の出来上がりか?!



否ッ!!!



炎の渦は消えたッ!猛回転は止まったッ!!



何故か…!?



サンキスト”熱情(ヘルファイア)”が“メイア・ルーア・ジ・サンキスト・ミンストレルソング”を発動させる為に
大股に開いた股間…回転の中心『膝を叩きこんでいた』のであるッ!!!

プロレスで言うところの…

『ニー・ドロップ』ッッッ!!!!!!

回転の中心を止めれば“渦”は止まるッ!!!

それを狙ったのである!



だが…『疑問』は…



「見事…
 しかし、何故『“無事”』なのだ?
 普通ならば、あの炎で黒焦げになるはず…」

科学者“R”の悪魔の脳(デーモンブレイン)が疑問を持つ。
だが、直ぐに解答を導き出す。

「あの『赤く輝いた』ことと関係があるようだ…
 答えてもらおうか…『キグナス』よ。
 どんな仕掛け(ギミック)をあの修斗に仕組んだのかを…」

来賓席に座る『氷の女(キグナス)』は答える。

「『ナーガ』が統括する“兵器部門”の傘下企業。
 日本の香田製作所が開発した機能(システム)…

 ※『迦楼羅(かるら)』を搭載致しましたわ。」

【迦楼羅】
日本・奈良に本社を置く、香田製作所が開発した兵器機能。
機体を『高熱化』する事で、ボディ全体を『武器』と化すことを可能にしたが
長時間使用し続けると機体がオーバーヒートを起こし、乗り手に危険が及ぶため短い間しか使用出来ない。
故に、この機能(システム)を採用している機体は少ない。
『現在』日本国内において採用している機体は“一機”のみ。
日本防衛空軍の早坂という男が乗る『専用のグラニM』だけである。



「…『デメリットの面が注目され過ぎ』この機能を採用する所が少なく
 これの開発に力を入れていた香田製作所は『腐っていた』と聞き及んだ。
 それに『ナーガ』が注目したか…

 ふむ…“火”に“炎”は燃やせぬか。」

傲慢な科学者“R”は『珍しく感心しながら』言った。

「“反則”だったからしら?』

『キグナス』は、科学者“R”に軽く尋ねた。

科学者“R”は

「“兵器”は“兵器”であるが…『火器』ではない。
 最終的に彼が使用した『武器』は、己が鍛えた技術(体技)だ。」

と言った。

それを『キグナス』は聞き

「ふふっ…」

と冷たく笑った。





「こんなね…こんなハズがな…いよ…」

股間(急所)に右膝を叩きこまれた、サンキスト”熱情(ヘルファイア)”は倒立崩壊(崩れ落ちながら)小さく呟いた。

「この『偽テオドール』め…
 き、き、君は…“イフリート”なのかい…?
 燃えない(ヘルファイア)らな…い…なんて…
 セルフバーニングる(僕と同じ耐熱素材の修斗)…か…?」

ゼダは無表情のままである。

「…サンキスト、ばんざい…痛いよ、死にたくないよ…
 ボ、ボクは…カポエラで…闘(死合)う…
 中東の地下プロレスファンだった石油王が作った団体(アサシンファイト)…のレス…ラーなのに…
『典型的なプロレス技』で…ボ…クの…大ッ切ッな…
“タマタマ(ジュエル)”が潰される(女装したジャミルる)な…んて…」

ヒューヒューと呼吸をし口から泡を吹く、サンキスト”熱情(ヘルファイア)”。

「ボ…クは…“R”から“ファイアレッター”を…貰って…
 百文字(ハンドレッド)を…」

と…サンキスト”熱情(ヘルファイア)”が言うや否や…



ガコッ!!!!!!



非情にも“灰色の(炭屑な)修斗(ゼダ)”は”熱情(ファイヤーパターン)”な修斗(サンキスト”熱情(ヘルファイア)”)の
頭部を強くサッカーボールキックを見舞った(蹴り込んだ)。“軽作業”にでも入るかのように…
無論…サンキスト”熱情(ヘルファイア)”の意識はそこで『ブラックアウト』した。

『勝負あり!』である。

その“軽作業”を見て、観客達(ビーストども)は咆える。

U”O”O”O”O”O”O”O”O”O”O”O”O”ッ”ッ”ッ”ッ”ッ”ッ”ッ”ッ”!!!!!!

ある者は唾液を垂らしながらッ!

「灰色(グレイ)最ッ高ッ〜〜〜!『次回作(ロマサガ2)』をお楽しみにッ!!」

ある者は目が逝きながらッ!

「“メイア・ルーア・ジ・サンキスト・ミンストレルソング(流し斬り)”が決まったのに(笑)」

ある者は興奮のエクスタシィで昇天しながらッ!

「私をルドン高原送り(FUCK)してェェェん!!!」



ゼダはこの狂気のスタジアムを見渡し…


(イカれている…俺を含め…)


…と呟いた。

一人の観客(ビースト)は叫ぶ(咆える)!

「生きてるのかも(LPがあるかも)しんねェゾッ!
 トドメさして爆散させ(『ブッコロ死』)ろよォッ!!!」

…………

ゼダは無言だった。
ブーイングのような『がなり声』が聞こえたが、構わずそのまま試(死)合場を後にした。








― 選手控室

「おめでとう。」

『キグナス』は“優しく”…“冷たく”…祝福する。

「ふん…」

ゼダは素っ気なかった。

「あらあら…『冷たい』わね。」

『キグナス』は微笑む。ゼダはその微笑を見て言った。

「『冷たい』のその微笑だ。“薄気味悪い”…」

尚も『キグナス』は微笑みながら語りかける。

「もしかして怒ってる?」

ゼダは…

…………

無言で背中を向けた。

「さて…本題だけど…」

『キグナス』はゼダに歩み寄る。

「中々の戦闘力…
 あなたを“Aランク”で採用することに決めたわ。
 本来なら“Eランク”から始めるのが普通なんだけどね。」

「…それは嬉しいね。」

ゼダは興味がないかのように答えた。

「“優秀な人材”を貴方の部下として加えるわ。」

「『俺のような犯罪人』をか…?」

『キグナス』はゼダの嫌味(返答)に意にせず続けた。

「チーム名はどうする?」

「どうでもいい…お前らの好きにしろ。」

「『どうでもいい…お前らの好きにしろ』っていうチーム名?
 ネーミングセンスが悪いわね。」

「おい…」

「ふふ…嫌だったら『真面目』に答えるのね。」

「“イフリート”だ…」

ゼダはそう言って後にした。

「OK…それに決まりね。」

『キグナス』は氷の微笑を浮かべたままだった。

――――――――



          「随分とあの男に“ご執心”であるな。」



                   !



背後に科学者“R”(死神)が静か(サイレント)に佇んでいた。

「覗き見だなんて…悪趣味ね。」

『キグナス』の一言に“R”(死神)は静か(サイレント)に笑いながら述べた。

「クックックッ…それは失礼した。」

“R”(死神)はゆったりと歩み寄る。

「では、貴女との約束通り『バイオレッター』の後継機とも言うべき“ファイアレッター”を贈呈しよう。」

この祝辞に『キグナス』は不満のようだった。

「あれは“完全に完成していない”んでしょう?
 そもそも先行機である『バイオレッター』は不完全品なままで実戦の場に出した…
 その『不完全さ』だけを引き継いだものを渡されても…」

科学者“R”は反論する。

「そもそも、バイオレッターは“ブラッククロス”が
『完成』を待たずして、実戦に投入してしまったものだ。」

科学者“R”は抗議する。

「直ぐにでも完成する…それまで待て。」

だが…『キグナス』は

「貴方が今“ご執心”なのは『劉クリーチャー(RC)』の完成じゃなくて?
その研究から疲れた貴方が“気晴らし”と“憂さ晴らし”で作ったものでしょう…?
“完成したと思い込んで”渡されてもね…ユーザー(使用者)はそうは受け取らないわ。」

…と“R”(死神)に反論した。

「では…どうすればいいと?」

“R”(死神)は『キグナス』に尋ねた。
それに『キグナス』は…



             「そうね…

           もし、よかったら…

         私に任せてもらえないかしら?」



…と“R”(死神)に提案する。

科学者“R”は…

「理解(分)かった…
 貴女が主導して完成させると言うのだな。“ファイアレッター”を…」

“R”(死神)は無表情のまま述べ『キグナス』の提案を受け入れた。

「ふふふ…ありがとう。」

『キグナス』は氷のような笑みを出し、科学者“R”に感謝の言葉を伝えた。





Rコロシアム 第四試合

ゼダ(ハワイアン拳法“カジュケンボ”)
24歳 国籍:アメリカ

VS

マスク・ド・サンキスト”熱情(ヘルファイア)”(カポエラ)
年齢(謎の覆面レスラーの為、不詳。)国籍:(謎の覆面レスラーの為、不詳。)

勝者:ゼダ



― 続く