それは、黒づくめの男であった。
スーツだって黒いし・・・。靴も黒い。帽子も黒い。手袋も黒い。

色素の薄い肌が、その黒を際立たせ。
黒づくめのその姿が、岩を人型にくり抜いたようなその巨体と顔に映える。

だが、何よりも目に着く異質な事柄は・・・。
この男。鋼鉄の巨人に乗り込まない。巨人の肩口にただ立っている。

危険極まりない。誰がどう見ても自殺行為である。
だが不思議と似合っていた。この男ならばこうするのが一番であるのだなと言う気を覚えた。

鋼鉄の巨人と・・・。黒づくめのその男。

奇妙なバランスが保たれていた。




            ・
            ・
            ・
            ・

            ・

            ・


            ・





・・・・




○クロガネの賛歌 毘沙門外伝 ー 黒衣の粛清者 A ー



 第 2 話 「 衝 撃 ! ?  ギ ガ ン ト の 右 の 手 が ッ ! ! ? 」




・・・・






オッペンハイムは思わず口にする。

「なンか、機体の肩口に人が乗っているような・・。」

「・・いや、乗っているンだな。普通の人間じゃねぇなこりゃ。」


オーデッドが猛る!

「貴様かァァァアアアアッッッ!!!」

「この基地を破壊しッ!我が同胞達を殺したのはァァァアアアアッ!!!」


黒づくめの男。

耐撃の百文字がこう答える。

「如何にも。ワシとギガントが破壊をした。」


オーデッドが更に猛るッ!!

「ならば許さん!そうならば許せないッ!許さぬならば・・立ちて向かうッッ!!」

「GOォーゥ!銃指威GOォォォォオオオオオオオオオオオオオオ!!!」


 ダッ!! (銃指威がギガントに立ち向かうッ!!)

  そ

  の

  時

  !


ガ ゴ ォ ! ! !

「〜〜〜〜〜〜〜 〜 〜 〜 ッ ! ! ? 」

いきなり銃指威の後頭部を殴られ、驚愕するはオーデッド・カユゥーレ!!

「な・何をするだァー!」

「オッッッペンハァーイムゥゥゥゥウウウウウウウウウ!!!」


オッペンハイムは冷静にこう言い放つ。

「大事な事だからって、3度言わすかよ少佐。」

「“銃指威一機でどうなるって話”じゃねえって。」


オーデッド!

「一理ある事は心得ている!」

「だがそれ以上に“同胞の仇”が目の前に居る事が 許 せ な い ! ! 」


オッペンハイムは続ける。

「そう言うトコ、アスパラ太郎とソックリだな、少佐さんよ。」

「生き死がどうのだかとは、今更言わねえよ。だがハッキリ言うぜ、少佐。」

「俺は今、ロビー1人だって抜けるのはゴメンだね。そうゆう場になってしまったようだ。」


オーデッドは。

「ク・・・ッ!」


感情を押し殺す。

オッペンハイムは百文字に話しかける。

「待たせたな、デッカイの。」

「現れたって事は用があるって事だよな。」

「・・何の用だ?」


百文字が答える。

「貴様達・・『オッペンハイム傭兵隊』との 決 闘 を 所 望 す る ッ ッ ッ ! ! ! 」


オッペンハイムは。

「ほう・・・。」


感嘆する。

百文字が続ける。

「フッフフ。怖気づく事も無ければ逸(はや)る事も無し。」

「Dr劉を討ち倒した事も頷けると言うモノだ・・ッ!!」

  ・
  ・

  ・

・『 D r 劉 ( リ ュ ウ )』

悪魔の頭脳を持つと評される科学者。

その科学力を持て、幾度と無く百文字を苦しめて来た。

  ・
  ・

  ・

オッペンハイム。

「そのリュウとかいう奴と、お前さんはお仲間さんだったのか?」


百文字。

「相違(違うな)。 宿 敵 で あ る … ッ ! 」

「彼奴が生み出す『悪魔の科学』を、彼奴が評したこの『悪魔の体躯』にて討ち滅ぼすのだ!」


オッペンハイム。

「宿敵たぁ話が見えねぇな。どうゆうワケだ?」


百文字。

「死力振り絞り、死合た彼奴(劉)のその科学・・。」

「討ちたわ傭兵。嘘か真か、うそぶくその名『 宇宙一の傭兵 』と耳にした。」


オッペンハイム。

「成程。それは俺の事だ。」


百文字。

「さすれば『傭兵宇宙一(オッペンハイム)』よ! 彼奴(劉)を倒した、その技力(ぎりょく)ッ!!」

「この眼(まなこ)にて、しかと焼き付けてくれよう! この鋼鉄巨人(ギガント28号)にて、しかと 刻 み 込 ん で く れ よ う ! ! 」


オッペンハイム。

「大層なモンだ。それで俺は、お前さんと闘り合わなくてはいけないって事か?」


百文字。

「無 論 で あ る ッ 。 それとも・・・。」

「『闘り合い(死合)』にその血を滾(たぎ)らせる事無く、脅えたまま、死を待ち望むと言うならくれてやろうか?」


オッペンハイム。

「へっ!何をいってやがる!」

「 い く ぞ ! 」


アセト。

「…了解。」

ヘラ。

「了解しました!」

オーデッド。

「言われるまでもない! 滅 殺 ッ ! ! 」


ロビー。

「は、はい・・(早く戦場から逃げ帰りたい・・)」


オッペンハイム。

「ロビーくん。言っておくけど、本気(マジ)でやらないと“死ぬ”からね。」


ロビー。

「ひょえ〜〜〜〜!!?頑張りまーす!!!」


そして、真っ先に駆け出した者は。


「オゥオゥオゥオゥ オ ゥ オ ゥ オ ゥ ! ! ! 」


オーデッド駆る愛機『銃指威』であった。





・・・・





ドッッッヒュォオオオオオオオオオオオオ オ オ  オ オ オ オ オ オ ! ! ! !

跳躍をした!銃指威が!!只の跳躍では無く・・ッ!!

座ったまま跳躍する『 ツェペリ・ジャンプ 』だッ!!


グオオオ!! (ギガントは両手を広げ、銃指威を迎え撃つ!!)


オッペンハイム!!

「少佐さんを援護するぞ!!」

一同!!

「了解!!」

  ッ

  ッ

  !


ドバァン!! ドバァン!! ドバァン!! ドバァン!!

ドバァン!! ドバァン!! ドバァン!! ドバァン!!

一同、思い思いの武具で持て“適切な援護”を行う。

そしてオーデッド、そして、銃指威はッ!!

  ッ

  ッ

  !


ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ


「仇討ちを行う・・。」

「同胞達の怒りを込めた、この人差し指の煌めきの中、散り果てろ“鋼鉄巨人”ーッ!!」

  ッ

  ッ

  !

「オゥオゥオゥオ ゥ オ ゥ オ ゥ ッ ッ ! !」

「オォォオオ オ オ  デ ッ ッ ド ッ ! リ ィ ボ ル バ ァァアアア ア ア ーー ー ッッ ! ! ! 」


ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!!

ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!!

  ッ

  ッ

  !

ビィッッッッッギュウゥゥウウウウウウウウウウウウウウウウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ン ン ! ! !

  ッ

  ッ

  !

必殺のオーデッド・リボルバーッ!!

滅多矢鱈(めったやたら)、銃撃雨あられ、穿ち穿つ、エネルギーガンの連射に速射ァーッ!!

  ッ

  ッ

  !

ヴァゴゥーッ! ヴァゴゥーッ! ヴァゴゥーッ! ヴァゴゥーッ!

ヴァゴゥーッ! ヴァゴゥーッ! ヴァゴゥーッ! ヴァゴゥーッ!

  ッ

  ッ

  !

ヴァァッッッッッゴゥウゥゥウウウウウウウウウウウウウウウウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ン ン ! ! !

流石の鋼鉄巨人(ギガント)も!!?

「ゴ”ッ”!” ゴ”ゴ”!”!”?”」

  ッ

  ッ

  !

呻く!呻きながら押されるッ!!

しかし両腕で顔面と肩口を覆いながら、キチリと防御するゥーッッ!!

銃指威は更にもと銃撃を強めるッ!!

「オゥオゥオゥオゥオ ゥ オ ゥ オ ゥ オ ゥ オ ゥ ! ! ! 」


ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!!

ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!!

  ッ

  ッ

  !


ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!!

ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!!

  ッ

  ッ

  !


ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!!

ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!!

  ッ

  ッ

  !

息つく間もなく、連射に速射ァー!!

この時、百文字は機体(銃指威)の位置に奇妙な錯覚を覚えた。


 ー 一定である。

   ギガントと機体(銃指威)との位置が。


 ー それで居て不動である。

   空中で座ったまま静止をし。


 ー そのまま『オーデッド・リボルバー』を放っているだと・・ッ?



キィィィイイイイイ・・・・・・・ンン!! (百文字はサイボーグ能力“超聴力”を働かせる。)


ィィイイン (成の程。左肩がBOXになってる羅甲からビットを飛ばし。)

ィィィイン (その上にあの一つ目ノッポの機体がしゃがみ乗り。)

ィィィィン (付かず離れずこのギガント目掛けて射撃を繰り返すと言うのか・・・ッ!!)

  ッ

  ッ

  !

一同、思い思いの武具で持て“適切な援護”を行う。

アセトは暗宿(ビット)独自の射撃はモチロンの事として、更に銃指威の足場になる事によって、

ギガントと銃指威の中距離になる事に努めた。

何故ならその距離こそが!!

  ッ

  ッ

  !

「我が愛機『銃指威』の“必殺の間合い”であるからだぁぁぁぁああああああああああああああああ!!!」

  ッ

  ッ

  !


ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!!

ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!!

  ッ

  ッ

  !


ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!!

ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!!

  ッ

  ッ

  !


ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!!

ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!! ビギュ!!

  ッ

  ッ

  !

撃って撃って撃って撃って撃ちまくるゥゥゥゥウウウウウウウウウウウウウ!!!

ギガントは防戦一方である!!銃指威のみならず、他機の援護射撃も馬鹿にならない!!

さしもの鋼鉄の巨人と言えど、見るも無残に崩れ落ちるのみかァーッ!!?


否(いいや)ッ!


  否

  ァ

  !


ド ド ド ド ド ドドドド ドドド ドド ド ド ド ド ド ド ド ド

  ッ

  ッ

  !


ギィ・・! ギィィ・・!! ギィイイッ!!

鋼鉄蛇腹を縮める。

押す力は敵機の攻撃に比例する。

溜めて。溜めて。溜め込むのだ。


それこそが『耐撃』ッ!


耐撃に耐撃を重ねて必殺のプロレス殺法をブチ込むのだ。

その度、如何に傷付きッ!如何に受けに徹しようと必ず『勝機』は訪れるッ!!

  ッ

  ッ

  !


「(狙いは縮地が如くに飛び込み、手首で殴りこむ『レスラーパンチ』。)」


「(目標は最も近くに居る敵機。銃指威(一つ目ノッポ)である。)」


「(あと数秒バネ仕掛けを縮める事により、その速度を捻り出す事が出来る。)」

  3


  2


  1


好 機 ( い ま ) ッ ! !


グォォォォオァァァァアアアアア ア ア ア  ア ア ア ア ア ア ア ! ! !

跳んだァー!ギガント28号がドンと跳んだァー!!

そして右拳を振り被りッ!!勢いも良く振り下ろしに行くゥー!!


百文字が吼えるッ!!

「手首で『殴り抜ける』・・ッ! それ即ち『レスラーパンチ』であるッッ!!」

ギガントが猛るッ!!

「グ”ギ”ャ”ォ”ォ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”オ”!!!」

そして銃指威を・・・ッ!!

  そ

  の

  時

  で

  あ

  っ

  た

  !


ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ


「読んでいたッ!そう来る事は!!」

「巨人の『右腕』が勝つか、我が愛機『銃指威』が勝つかッ!!」

「 決 着 ( ケ リ )を 着 け て や る ぞ 、『 鋼 鉄 巨 人 』ッ ! ! 」

          ッ

          ッ

          !


      オ”ゥ オ ゥ  オ”ゥ” オ”ゥオ ゥオ ゥ オ




                ゥ”オ”ゥ” オゥ オ ゥ”  オ” ゥ” オ ゥ オ ゥ” オ” ゥ” オ ゥ オ





        ゥ”オ”ゥ”オゥオオ”ォ”ォ”ォデッド ォ ォ ォ オ オ ・リ ボ ル バ ァァァァ”ア”ア”ア”ア”ア”





                 ア”ァ”ァ”ァ”ァアアアァァァァ”ァ”ァ”アアアア ア ア ア ア ア” ア” ア” ア”ーーー ー ッ ッ ! ! !

                   ッ

                   ッ

                   !



滅 多 矢 鱈 ( め っ た や た ら )よ 、 雨 あ ら れ ッ ! !

必殺の!オーデッド・リボルバーを!!連射をする!連射をするッ!連射をするぅぅぅううううううううう!!!

これぞ必殺ッ!これまでのリボルバーは、この『スーパー・オーデッド・リボルバー』の伏線であったと言えよう!!


            し


            か


            し


            !


グォォォオオオオオオオオオオオオオ!!! (恐るべしは“ギガントの一撃”ッ!!)


ォォォォォォォォオオオオオオオオオ!!! (“スーパー・オーデッド・リボルバー”をもろともせずに!!)


ォォォォォォォォォォォォオオオオオ!!! (レスラーパンチを今!“銃指威に振り下ろす”ゥーー!!)


            か


            と


            思


            え


            た


            が


            !


カチン・・・!コチン・・・!ピキン・・・!!


ド ド ド ド ド ドドドド ドドド ドド ド ド ド ド ド ド ド ド


オッペンハイムッ!!

「気化冷凍ガン・・。少佐さんとデッカイのの間の空間は『氷結』された・・・。」

「氷はギガント(デッカイの)の拳に、銃指威がひっつく形になり。拳は銃指威に被弾しない・・・。」

  ッ

  ッ

  !

百文字ッ!!

「ならば、このまま右の手を大地に叩きつけるまでであるッ!!」

オッペンハイムッ!!

「そいつは見当違いだ。何故なら・・・ッ!!」

  V

  @

  m

  !

その間、間合いを詰めるはヘラッ!

超大型大ハンマー「剛鉄鎚」を主武器とする『羅甲パワード・H(ホプロマシ)』であるッ!!

一同、思い思いの武具で持て“適切な援護”を行う!ヘラは接近する事が最良の“援護”と認識をしたッ!!


「黄泉の国へと旅立ちなさい!」


グワァ・・・ン(思い切りハンマーを振り被り・・・!!)


「一撃で決める!」


ズッッッッグオワァァァァアアアアアアアア ア ア ア ア ア ! ! !


「 チ ェ ス ト ー ! 」

  ッ

  ッ

  !


ドッッッッグシャァァ ァ ァ ァ


      アア アアアアアアアアア ア ア ア ア ア ア ア ! ! !


氷漬けになった『ギガント28号の右手』を思い切り、ブ ッ 叩 く ッ ! !


  結


  果


  !


ゴシャァァァアアアアアアアアアア ア ア アア ア ア ア ア ア ア  ア ア ア ア ア ア ア ア  ア  ア ア ! ! ! !


ギ ガ ン ト の 右 手 が 砕 け 散 っ た ァ ー ! !

右 手 首 か ら 先 を 欠 損 、 損 失 ぅ ぅ う う う ! ! !

  ッ

  ッ

  !


強しッ!オッペンハイム傭兵隊強し!!

個々が個々の役割を熟知し、最善の行動を採択するッ!

錬磨をされた戦闘勘が、今、ギガントを死地へと追い込・・・『 否 ァ !! 』

  ッ

  ッ

  !


ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ


ギシュンン!! (右手が砕け散ると同時に、右腕の鋼鉄蛇腹を縮めッ!!)

ギシュオオ!! (左手にそのエネルギーを伝えッ!左手を伸ばすッ!!)

  ビ

  ュ

  オ

  !


ガッシィイイ!! (氷漬けになった『銃指威』の『上半身』を掴みッ!!)


 今 、 一 撃 の ッ ! !

   ッ

   ッ

   !

「少々変則であるがッ!賛歌への序章ッ!!」

「 ボ デ ィ ス ラ ム で あ る ッ ッ ! ! 」


ギガントが吼えるッ!!

「グ”ゥ”ギ”ャ”ォ”ォ”オ”オ”オ ” オ ” オ ” オ ” オ ” オ ” ! ! ! 」

          ッ

          ッ

          !


      ド”ッ ッ ツ  グ”ゥ” オ”ゥオ ゥオ ゥ オ




                ゥ”オ”ゥ” オゥ オ ゥ”  オ” ゥ” オ ゥ オ ゥ” オ” ゥ” オ ゥ オ





        ゥ”ド”ゥ”オゥオオ”ォ”ォ”ォドドド ォ ォ ォ オ オ ゥヴ ァ ブ バ ァァァァ”ア”ア”ア”ア”ア”





                 ア”ァ”ァ”ァ”ァアアアァァァァ”ァ”ァ”アアアア ア ア ア ア ア” ン” ン” ン”ーーー ー ッ ッ ! ! !

                   ッ

                   ッ

                   !


ガッシャァァァアアアアアアアアア ア ア ア ア ア ア ア ン ン ! ! !

バラバラだァー!!『銃指威』の“下半身”がバラバラに『砕 け 散 っ た ァ ァ ァ ア ア ア ! ! ! 』

オーデッドが吐血するッ!!

   ッ

   ッ

   !

「グゲボォォォォオオオオオオオ!!!」

そして、こう言う!!

「ヘ・ヘラ、気をつけろッ!おそらく次はお前を狙うぞッ!!グホォ!!」

そうだッ!次の狙いはヘラであるッッ!!

  ッ

  ッ

  !


百文字ィ!

「外敵(あいて)の喉や胸板に『手刀』を叩き込むッ!!」

「ギガントッ! 『 逆 水 平 チ ョ ッ プ 』で あ る ッ ッ ! ! 」


ギガントォ!!

「 『 バ”ッ”ク” ハ”ン”ド” ッ ッ ! ! 』 」


  ギュォォォオオオオオオオオオオオ オ オ オ オオ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ! ! !


ギガントの“横薙ぎ手刀”が、ヘラが駆る『羅甲パワード・H(ホプロマシ)』を襲うゥゥゥゥゥゥウウウウウウウウウ!!!!!!

  ッ

  ッ

  !

対し、ヘラはッ!

盾ッ!パラメタルバックラーを構えるッッ!!

羅甲パワード・H(ホプロマシ)はギガントの攻撃を防ぐつもりだァーッッ!!

  今

  ッ

  !

ドッッッッグシャァァ ァ ァ ァ


      アア アアアアアアアアア ア ア ア ア ア ア ア ! ! !


        ズ

       ズ

         ズ

       ズ

        ズ

        ズ

        !


10数mふっ飛ばされが、何とか持ち堪えるッ!!

ヘラッ!

「こんなもので、やられてたまりますか!」


        そ

        の

        次

        の

        瞬

        間

        で

        あ

        っ

        た

        !


  ー ダ ン ッ !

  助走ッ!

  ー グ ゥ ・・ ・ ン ッ !

  跳躍ッ! 加るるにッ!!


  ー ズ バ ァ ァアアアーー ン ン ッ ッ ! !

  横転にて、捻りを加えるッ!



   ゴ ッ ッ ッ  バァ アアア アア ア ア



             アアア アア ア ア  ア ア ア ン ン ン ! ! ! ! !




「レスラーへの賛歌その1ッ!!『大車輪キック』と相成るモノなりッッッ!!!」

            ッ

            ッ

            !

オーデッドが叫び声を挙げるッッ!!!

「逃げろヘラァァァァァアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」


ヘラッ!

「間に合わないッ!!このまま防ぐッッ!!」


再びパラメタルバックラーを構えるッッ!!

羅甲パワード・H(ホプロマシ)はギガントの大車輪キックを防ぐつもりだァーッッ!!

            ッ

            ッ

            !

オーデッドが更に叫ぶッ!!

「如何に堅牢な装甲を誇る『羅甲パワード・H(ホプロマシ)』と言えど無理だ!!」

「2倍以上ある全長を持つ機体が、遠心力を利用した蹴撃を『防ぎ切れる訳が無い』ッ!!」

「ええい!動けッ!動かんか、銃指威ィーッッ!!」


オッペンハイム!!

「落ち着きな少佐さん!手はあるッ!!」

ニセ妖爪鬼は“水圧渦銃”パッチャーマグナムを構えるッ!!

「バクバク Beatin Heart!!」


  ブシュオアアアアアアアアア


           アアアアアアアアアアアアアア!!!


水圧でギガントの勢いを“緩める事”にて!!大車輪キックの破壊力を『和らげる』ッ!!

           そ

           し

           て

           !


      ゴ”ッ ッ ギ  ィ”ャ” ヤ”ゥオ ゥオ ゥ オ




                ゥ”オ”ゥ” オゥ オ ゥ”  オ” ゥ” オ ゥ オ ゥ” オ” ゥ” オ ゥ オ





        ゥ”ド”ゥ”オゥオオ”ォ”ォ”ォドドド ォ ォ ォ オ オ ドド ォ ド ア ァァァァ”ア”ア”ア”ア”ア”





                 ア”ァ”ァ”ァ”ァアアアァァァァ”ァ”ァ”アアアア ア ア ア ア ア” ア” ア” ア”ーーー ー ッ ッ ! ! !

                   ッ

                   ッ

                   !


ド ド ド ド ド ドドドド ドドド ドド ド ド ド ド ド ド ド ド

鋼鉄の巨人から、放たれる一撃を・・・!!

防ぎきる機体は・・一機のホプロマシ(重装闘士)ッ!!


百文字ッ!

「見事なりッ!だが“重撃”はまだまだ続くぞッ!!」

オッペンハイムッ!!

「だったら“銃撃”でお返しだッ!!」

「 ぬ お お お お っ ! 」


ドバババババババ バ バ バ ォ ウ ! ! !


“連弾銃”アサルトライフルはぶっ放されたぁぁぁあああああああああああ!!!! 





ーーーーーー





 ・・・続く。