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○クロガネの賛歌・第3章 ー ギ ガ ン ト 破 壊 指 令 ー
第 9 話 「 愛 も 。 希 望 も 。 倫 理 も 。 律 法 も 。 」
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「クックックックックックックックック・・・・・ッ。」
Dr.劉は、込み上げる。
Dr.劉は、笑いが止まらぬ。
ボロボロの雑巾のように無残に横たわる・・・。
百文字(ジ・ハンドレッド)を、見据えてか?
それもある。
私の科学力が生み出した『メタリック・サンキスト』は、
地下プロレスの絶対王者『ジ・ハンドレッド』を、『 ブ ッ コ ロ 死 』した。
無敗の王者を凌駕をする。
悪魔の頭脳が織り成す、悪魔の科学力・・・・ッ。
この世のありあらゆるモノよりも。
私の科学力の方が、力が優れている。
これは、当然であり。
当然の結果が、今、こうして、私の目の前に出たのである。
『 ジ・ハンドレッドを、ブッコロ死した事 。 』
だから、それもある。
それもあるが・・・。
『 も う 一 つ 。 』
Dr.劉は、メタリック・サンキストに目を移す。
「 『 キィィィス キ ス キ ス ッ ! ! ! ! 』 」
「 『 サ ン キ ス ト ォ ォ ォ オ オ オ オ オ オ オオオオオオオーーーーー ッッッ ! ! ! ! 』 」
高笑いするは、メタリック!
果実的(フルーティー)な瞬間を満喫する、サンキスト!!
その高笑いを眺めて、Dr.劉は・・・。
「クックックックック・・・ッ!」
Dr.劉は含み笑った・・!
「クックックッ!」
「良い子だ。」
「私の言う通りに、ブッコロ死を果たし。」
「そして。次の私の命令が下されるまで、余計な事を行わない。」
Dr.劉は、冷笑を浮かべている・・ッ!
「絶対王者を打ち倒す・・ッ!」
「絶対科学を操れる者は・・ッ!!」
「『この私、Dr.劉、ただ一人だ・・・・ッッッ!!!』」
その口端(くちはし)が・・ッ!
歪み。
そして・・・。
曲鋭(とが)る ッ ッ ! !
「『 ク ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ! ! ! 』 」
Dr.劉は、高笑うッッ!!
「『 フ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ! ! ! 』 」
爆笑(わら)うッ!
「『 ク ッ ク ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ! ! ! 』 」
怪笑(わら)うッ!
「『 ク ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ! ! ! 』 」
嘲笑(わら)いッ!
「『 ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ハ ッ ! ! ! 』 」
冷笑(わら)ってッッ!!
そしてッ!
毅然(きぜん)と佇(たたず)むッ!
レディ・ミィラに『 こ う 言 い 放 っ た ッ ッ ! ! 』
「見たまえ、レディッ!」
「これが『結果』だッッ!!」
「この世の何よりも勝るモノッッ!!」
「愛でも無いッ!希望でも無いッ!倫理でも無いッ!律法でも無いッ!」
「全ては、この『科学力だッッ!!』」
「織り成されるは、『殺人兵器だッッ!!』」
「それは悪魔の頭脳を持つ、『 科 学 者 ッ ッ ! ! 』 」
「 『 この Dr.劉 の偉大なる成果こそ、今、お前の目前で繰り広げられた、こ の 結 果 だ ッ ッ ッ ! ! ! ! 』 」
そうしてDr.劉はッ!
もう一度レディに、『こう言い放つッッ!!』
「もう一度、問おうッ!レディ・ミィラよッッ!!」
「 『 私だけの助手(モノ)』に なるのだ ッッ!!! 」
「 その才をッ! 愛だとか、情などと言った『 下らぬクソカスのようなモノ 』で、浪費するモノではないッッ!! 」
「 全ては今ッ! お前の目前で繰り広げられた、この結果こそが、真 実 だ ッ ッ ! ! ! 」
「 よもやッ! 『理想』と『現実』の違いを推し量れぬほど、『 愚鈍(おろか)な者 』で は あ る ま い ッ ッ ! ! 」
「 『 こ れ が 、 最 後 の 問 い 掛 け( チ ャ ン ス ) だ ッ ッ ! ! 』 」
「 『 答 え ぬ か 、 レ デ ィ ・ ミ ィ ラ よ ォ ォ オ オ オオ ーーーーー ッ ッ ! ! ! 』 」
ーーーーー レディは返答(こた)えるッ!!
「私の返答(こた)えは、変わらない。」
「百文字(ハンドレッド)が死ぬ時は、この私も死す時よ。」
「この『絆』は、決して私達を『 引 き 裂 け さ せ な い 。 』」
ーーーーー レディは、返答(つづけ)る・・・・ッッ。
「聞きなさい。Dr.劉。」
「人は。」
「『やり遂げなければならない事』があるよりも・・。」
ー「 『 今、自分に一体 何 が 出来るのか? 』と言う時にこそ・・・。 」
ー「 『 強 く 成 長 で き る の よ ・・・ ッ ! ! 』 」
ーーーーー そしてレディは、劉に返答(こたえ)る・・・ッッ!!!
「気遣いは無用。Dr.劉。」
「我、思うが故に今日を生きてく。」
「我、在るが故に今日も生きてく。」
「深玄(しんげん)たるは、『信拠(しんきょ)の只中(ただなか)。』」
「今、一体、自分に何が出来て・・・ッ。」
「今、一体、自分は何が出来るのか・・・ッ。」
「選択(えら)び・・・ッ。」
「淘汰(とうた)し・・・ッ。」
「そして・・・ッ。」
「 採択(えら)び続けた 自分(けっか)が、此処に在るから、
今 こ う し て 、 言 い 放 つ の よ ・・・ッッ!! 』 」
「 私 達 は 『 敗 北 ( や ぶ れ ) な い 。 』 」
「 『 勝 負 は 、 こ れ か ら よ 、 D r . 劉 ッ ッ ! ! ! 』 」
・・・・・。
・・・・・。(沈黙。)
・・・・・。(沈黙。)
・・・・・。(そして・・・。)
スサァァ・・・・・。(急激に冷めていくこの実感。)
Dr.劉は落胆している。
(何と愚かな・・・。)
それは、失望?
(何と目の暗く。)
それとも、期待外れ?
(何と・・・。)
(『盲目』であるのだ・・ッ。)
いずれにしろ、現実が見えぬ返答(こた)えだ。
元来・・。
私は人を信用する性格じゃあなかった。
日本地下プロレス協会を傘下に置く、我等が組織。
国際秘密結社・・・。
この『 ブラッククロス 』へと所属(はい)り・・・。
私は。
その事柄が、何の間違いも無かった事を悟った。
幾度と無く、人間の修羅場を見た。
生命(いのち)を助けてやるから、恋人の女を撃ち殺せと言われて、
その好きな女を撃ち殺した男を、私は目の前で見た。
数人を密室に閉じ込め。
その中に、ひとかけらのチョコレートを投げ入れた時の話もしようか。
聖人君子よろしくに、「私は、お腹が一杯だ。このチョコレートは要らない。」と言える人間など一人も居なかった。
怒号。狂声。肉を殴り抜ける音。頭を壁へと叩きつける音。
阿鼻叫喚(あびきょうかん)の狂った音色が、響き渡るだけだった。
弱い人間を投げ入れれば、男女区別する事無く、凌辱(りょうじょく)をする・・・・。
それが人間の本質であり。
それが生き物の本能であるからだ。
たまに・・・。
その例から、外れる人間も居る。
それは、この愚者(レディ)と同(おんな)じ・・・。
『 妄 信 』をする者である。
『 何かに盲目である者である。 』
実に愚かな生き物だ。
自分が特別な存在で・・・。
何時も何かに助けて貰えると信仰して止まない、下らぬクソカスどもだ。
所詮この世は、『カルネアデスの板』だ。
一隻の船が難破をし、乗組員は全員海に投げ出される。
一人の男が命からがら、一片の板切れにすがりつく。
するとそこへもう一人。
同じ板につかまろうとする者が現れた。
しかし、二人がつかまれば板そのものが沈んでしまうと考えた男は・・・・。
『 後から来た者を、突き飛ばす。 』
『 そ し て 水 死 を さ せ て し ま う の が 、 人 間 な の だ 。 』
信じられる者は・・ッ。
己一人・・ッ。
そして・・・ッ。
それは、悪魔の頭脳が織り成す・・・ッッ。
『 悪 魔 の 科 学 』 の み ッ ッ ! !
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
Dr.劉は・・・ッ。
冷たくも、沈んだ『眼光』を放ち・・ッッ。
(さようならだ。)
(レディ・ミィラよ。)
(せめて、その頭脳だけは、傷付けずに置いてやろう。)
・・・ッ。(そうして、劉は口を開く。)
・・・。(『 殺 害 命 令 』 。)
・・・。(『殺せ』と命ずるだけで、それが叶う。 神をも超えた、その 特 権 。 )
・・・・・・ッッ!!!(それを今、発そう。)
ッッッッッッッッ!!!!!(そして、そ の 刹 那 ッ ッ ! ! ! )
ズ・・・・ッ(百文字は・・・ッ。)
ズズ・・・ズッ(ゆらりと立ち上がる・・・ッ)
ズ・・ズズズ・・・ズッッ(今、この時・・ッ。今、この瞬間を・・・ッッ。)
ズ ズ ッッ ズ ッ ッ ! ! ! ( 何 が 出 来 る か ? と、 自 己(おのれ) に、問きて ・・・・ ッ ッ ! ! ! )
・・・ッッ!!
・・ッ!!(Dr.劉は。)
ッ ! ! ? ( 絶 句 を し た 。 )
(信じられぬッ!?)
(何故、立ち上がれるッッ!!?)
(そんなにも、『愛』が大切かッ!!?)
(そんなにも、『情』がお前を奮い立たせるのか!!?)
ギリッ!! (Dr.劉はッ!)
ギリリリッッ!!! (歯噛みするッ!!)
認めぬッ!
認めぬッ!!
認めぬッッ!!
認めぬゥ〜ッッ!!!
ー 活火山の如くに噴煙し、溶岩(マグマ)が噴き上がるような、煉獄(れんごく)染みた『 憤 怒 の 情 感 ッッッ!!! 』 ー
愛 も ッ !
希 望 も ッ !
倫 理 も ッ !
律 法 も ッ ! !
全 て を 超 越 し た 、 神 以 上 の 存 在 に な る と 決 め た 、 こ の 私 だ ッ ッ ! !
超えるのだ ・・・ ッ !
『 人 』 を ・・・ ッ ッ ! !
超えるのだ ・・・ ッ ! !
『 神 』 を ォ ォ オ オ オ ・・・ ッ ッ ! ! !
ド ド ド ド ド ドドドド ドドド ドド ド ド ド ド ド ド ド ド
ギ ン ッ ッ ッ ! ! ! ! ( Dr.劉は、百文字を、睨(ね) み つ け る ッ ッ ! ! ! )
「『 ジ ・ ハ ン ド レ ッ ド ッ ッ ! ! 』」
「 お 前 を 生 か す と 言 う 事 は ッ ッ ! ! 」
「 私 の こ れ ま で の 研 究 を 、 否 定 す る 事 と な る ッ ッ ! ! ! 」
「 『 お 前 は 、 こ の 世 に 、 存 在 し て は な ら な い 人 間 な の だ ッ ッ ッ ! ! ! 』 」
そして、Dr.劉は『 命 令 を 下 し た ッ ッ ! ! ! 』
「 『 殺 せ ッ ! 』 」
「 『 メ タ リ ッ ク ・ サ ン キ ス ト ッ ッ ! ! 』 」
「 『 ジ ッ ! ! ハ ン ド レ ッ ド を ッ ッ ッ ! ! ! 』 」
「 『 抹 殺 ( エ リ ミ ネ ー ト ) す る の だ ぁ ぁ ぁ ぁ あ あ あ あ あ あ あ あ あ ! ! ! ! ! 』 」
Dr.劉が、『 抹 殺 命 令 ッ ッ ! ! ! 』
応答(こた)える者は、も ち ろ ん ア イ ツ ッ ッ ! !
『 故 マスク・ド・サンキスト 』の デ ー タ を 埋 め 込 ん だ ッ ! !
『 ア ン ド ロ イ ド 』が、そ の 機 械 人 形 ッ ッ ! ! !
そ の 名 も ッ ッ ッ ! ! ! !
「 『 メ ェ ェ ェ ェ ェエ エ エエエ タ リ ッ ク ゥ ウウウウーーーー ッッッッ ! ! ! ! 』 」
「 『 サ ァ ァ ァ ン ッ ! キ ィ ィ ィ イ イイス ッッ !!
ト ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ オ オオオオオオオ オ オ オ オ オ ーーーーーー ッ ッ ッ ッ ! ! ! ! 』 」
キィィスキスキス サ ン キ ス ト ッ ッ ! !
アイツは、『機械人形』よッッ!!
アンドロイドが、『 メタリック・サンキスト 』がァァァアアーーーーッッ!!!!
命令に応答(こた)えてッ! 百文字を『抹殺(エリネート)』し始めたぞぉぉぉおおおおおおおーーーーーッッッ!!!!
ズンッッ!!(倒立ッッ!!!)
ズズンッッ!!(頭部を軸するッッ!!!)
ズッズゥゥウウウ〜〜〜ンンンッッッ!!!! (そうッ! この『 体 勢 』は ッ ッ ! ! )
「 『 メ イ ア ・ ル ー ア ・ ジ ・ サ ン キ ス ト ・ オ ー レ ン ジ ッ ッ ッ ! ! ! ! 』 」
( 100果汁のオレンジジュースを作るが如くの、ミキサー的な、メタリック・サンキストの オ ー レ ン ジ な キ ッ ク ッッッ ! ! )
(最もッ!)
(最も、果実的(フルーティー)な瞬間を教えてあげるよッ!)
(絞りにねッ!絞りきったねッ!! シオシオのナスビみたいになった、オーレンジをだねッッ!!!)
( 最後の一絞りをして、最後の一滴が『ピチャリ』と落ちたその一雫を、『 お 口 で 、 キ ャ ッ チ し て ッッッ !!!! 』 )
( おジュクおジュクと、唾液とブレンドした液体を、『 お舌で、嬲(なぶ)り、甚振(いたぶ)って あげちゃう そ の 瞬 間 こ そ が ッッ!! 』 )
( 最ォーッともッ! さわやか酸味でッ!! 『 とっても 果実的(フルーティー) 』 な 瞬 間 なんだよよよよぉ ぉ お お んんッッ ッ !!!! )
ギィッ ッ ッ・・・・ ラァァァ ァ ア ア アアア!!!!(メタリック・サンキストは、百文字をガン見するッッ!!!)
「ソウッッ!!」
「ソレハ、残虐ファイト ノ 果テ ニ ッ ッ ! ! ! 」
「 『 ピクリ トモ 動 カ ナ ク ナ ッ タ 、 対 戦 相 手 ニ モ 似 テ ・・・・ ッッッ ! ! ! 』 」
そして、メタリック・サンキストはッッ!!
倒立状態の己の頭部を軸にしッ! さながら独楽(こま)のようなッ!
竜巻ッ! 巻き起こるが如くの激烈な回転(スピン)を 実 行 す る ッ ッ ! !
ギュルルルルルウ ォォ オ オ オ オ オ オ オオオオオオオオ!!!!! ( 大回転ェェェェエエエンンーーー ッ ッ ! ! )
「 君 ガ ァ ァ ア ア ア ア ア ア ーーーー ッ ! 」
回転ンンーーーッッ!!
「 死 ヌ マ デ ェ ェ エ エ エ エ エ ーーーーー ッ ッ ! ! ! 」
回転ェェェンンンンーーーッッ!!
「 『 ブ ッ コ ロ 死 』 ヲ 、 止 メ ナ イ ィ ィ イ イ イ ーーーーー ッ ッ ッ ! ! ! ! 」
さながら、巨大な『 ミ キ サ ー 』 だぁ ぁ ぁ あ あ あ あ あ あ あああああーーーー ー ー ッ ッ ッ ! ! ! !
ギ ィ ィ ャ ヤ ヤ ルル ルルル ルル ル ル
ルルル ルル ル ル ル ォ オ オ オ オ オ オ オ
オ オ オ オ ギャンギャ ン ギ ャ ン ギ ャン ル ルル ル ル ルルルル
ルゥゥゥゥルルルルゥゥルルゥォォオオオオ オ オ オ オ オ オ オオオオ オ ッ ッ ! ! ! !
「 『 メ イ ア ・ ル ー ア ・ ジ ・ サ ン キ ス ト ・ オ ー レ ン ジ ィィ ィ イ イ イ ッ ッ ッ ! ! ! ! 』 」
( 100果汁のオレンジジュースを作るが如くの、ミキサー的な、メタリック・サンキストの オ ー レ ン ジ な キ ィ ィ イ イ ク ッッッ ! ! )
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・
・
・・・・
百文字は、見据える。
先に喰らった・・・。
『メイア・ルーア・ジ・サンキスト・オーレンジ』の廻蹴撃は、全身に鈍くも残る『 鈍 痛 』 。
痛みは、感覚を狂わし。
何をするにしても、その精度は、ガタガタに落ちるだろう。
そして。
今から繰り出す『この賛歌』は・・・。
『 既に、大蛇毒砲に、破られた、賛 歌 で あ る ッ 。 』
ー 条 件 は、 最 悪 だ ッ 。 ー
先の死闘で破られた技に、縋(すが)りつかねばならない『 不 安 定 』。
確かな精度で、その技を行えない『 不 確 定 』。
そして・・・。
迫りくる・・・ッ。
『 巨 大 ミ キ サ ー の 如 き 、 メ タ リ ッ ク ・ サ ン キ ス ト ・ ・ ・ ッ ッ ッ ! ! ! ! 』
ド ド ド ド ド ドドドド ドドド ドド ド ド ド ド ド ド ド ド
条件は、最悪だ。
正に、一縷(いちる)の望みに、全てを託す事となる。
だが・・・・ッ!
「レスラーへの賛歌・・・・ッ!」
「その・・・ッッ!!」
百 文 字 は 、 己 を 振 り 絞 る ッ ッ ! ! !
「 『 2 8 ー ー ー ーーー ッッッ ッ ッ ッ ッ ! ! ! ! 』 」
己は、このメタリック・サンキストと死合いッ!
己は、この鈍痛の中、立ち上がりッッ!!
そして・・・ッ!
今 の 今 ・・・ ッ ッ ! ! !
『 今 、 自 分( お の れ )に 、 一 体 何 が 出 来 ッ ! 』
『 今 、 自 分( お の れ )に 、 一 体 何 が 出 来 る か と ッ ッ ! ! ! 』
『 淘 汰 ( え ら ) び 続 け た 自 分 ( け っ か ) が 、
今 此 処 に 在 る が 故 、 こ う し て 採 択 ( 賛 歌 ) し 放 つ の だ ッ ッ ! ! 』
受 け て 見 よ ・・・ ッ ッ ! ! !
メ タ リ ッ ク ・ サ ン キ ス ト よ ッ ッ ッ ! ! !
『 レ ス ラ ー へ の 賛 歌 そ の 2 8 ・ ・ ・ ッ ッ ッ ! ! ! 』
そ の 名 も ッ ッ ッ ! ! !
「 『 ハ ン ド レ ッ ド ・ タ イ フ ー ン ッ ッ ッ ! ! ! ! 』 」
・
・
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・
ゴ ォ ォ キ ャ ァ ァァ アア ア アア アア ア ア ア ア ア ア アア ア ア ア ア ア ア ン ンン ン ン ッ ッ ッ ッ ! ! !
ーーーーーー
・・・続く。