(正に。意識外の『その声』であるな。)


耐撃はそう感想(おも)った。

この作戦。細心に極致の注意を払うべく、レディ(・ミィラ)すら通信を行わぬ取り決めである。


鷲鼻はこう云(い)う。

(独自の識別コードを持つ電波と言うモノだ、耐撃の。)

(私との通信は電波処理が行われ、早々傍受(ぼうじゅ)をされるシロモノではなくなる。)

(どうやら・・・。『アロンズィ』を元に開発をしている機体に、搭載をする予定の機能のようだ。)



耐撃は返事(こた)える。


(アロンズィ・・・。『予約(=レゼルヴェ)計画』の一貫か。)


(QX団内に置いても、ブラックボックスのその機体。)


(その機能の一つを、知り得る事になろうとはな。)



鷲鼻はこう言(い)う。

(このサイボーグの体躯。)

(耐撃の。貴殿の体躯には無い機能が搭載をされている。)



耐撃は感想(こた)える。

(人ならざる『速力』。まるで『鷲(イーグル)』だな。)



鷲鼻はこう解説(い)う。

(『加速装置』と言う。)

(この鷲鼻のバトゥロ。貴殿ように良く利く『超聴力(イヤー)』を持たぬのでな。)

(だが耐撃の。)

(機能。それは身体能力の事では無い。)

(エネルギーの効率。主に燃費の良さに反映をされている。)


(例えば・・・。)


(ある加工を施す事により『NERVE(ナーヴ=神経)』に近い性質を持つ、レアメタル・スターシルバー・・・。)


(ある加工・・・。)


(即ちは『レアメタルにガソリンを循環させる事』に更なる改良が施され、貴公と比べ『少量のガソリンで済む』ようになっている。)


(動力。)

(即ちは『小型プロペラの半永久機関』。)


(これも貴公のモノと比べて『新型』になったと聞き及んでいる。)



耐撃は感嘆(こた)える。

(ワシがサイボーグになり、14年の月日が流れ・・・。)

(科学も相応に進歩をしたと言う事か。)


(いや、恐るべしは『ドクトル・ベイベー』。)


(そしてその『科学力』と言うべきであろうな。)


鷲鼻はこう称賛(い)う。

(ああ、耐撃の。)

(術後。すぐさまこうして動く事が出来る・・・。)

(称賛すべきはドクトル・ベイベー様であろうな。)

(体調はすこぶる良好。ロードワークも鼻歌交じりに行えそうな気分だよ。)


耐撃は苦笑(こた)える。

(フッフフ。)

(術後。すぐさまこうして動く事が出来る。)

(称賛すべきは貴様では無いのか、鷲鼻の?)

(試行錯誤の末、手に入れたこの体駆。)

(当初は文字通り『呻き声』を挙げたモノだ。)


鷲鼻はこう解答(い)う。

(違うな、それは耐撃の。)

(14年もの昔より・・。)

(この痛みに敏感な体躯で生き続けている、貴殿こそが称賛に値しよう。)

(私は団内とは言え、サイボーグとして生きていけるが・・・。)

(貴殿はその事実を隠したまま、『地下プロレスの王者』として君臨をし続けたのであろう?)


(その辛苦・・・。言うには及ぶまい。)


耐撃は応(こた)える。

(フッフフ。)

(その褒め言葉、受け取っておこう。)

(さて鷲鼻の。)

(荒れ狂うオーレンジの暴走。)

(全長10mにして全高5.5mを誇る、ブラッククロス製・機動巨大ゴマ『メイア・ルーア』。)


(『ゴースト・サンキスト』とも言うべき『メイア・ルーア・ジ・スタンピート・オーレンジ』。)


(どう切りて抜けるか、鷲鼻の・・・?)



鷲鼻のこう勇壮(い)う。

(言うまでも無い耐撃の。)

(真正面。真っ向から斬りて捨てくれよう。)


耐撃は問(こた)える。

(では『どう出る?』)


鷲鼻はこう回答(い)う。

(『これ』では、どうだ耐撃の?)


耐撃は驚嘆(こた)える。

(フッフフ。『何と』言う。)

(だが鷲鼻の・・ッ。)


(『こう』と行こうぞォッ。)


鷲鼻もこう驚嘆(い)う。

(『成程』な耐撃の・・ッ!)

(『秘密組織』・・ッ。)

(『QX団』が最強の男(サイボーグ)ゥッ。)


(『その勇名、偽りよ無しよなッ!』)


(『そう』と付け加えるなら、耐撃のッッ!!)



耐撃の百文字が言い放つ!


(さすればである『 鷲 鼻 の ! ! 』 )



鷲鼻のバトゥロも言いいて放つ!!


(いざよ往くまい『 耐 撃 の ! ! 』 )





ド ド ド ド ド ドドドド ドドド ドド ド ド ド ド ド ド ド ド




  ドルドルドドド ド ル ド ル ド ォオ オ オ オ ッ ッ ! ! ( 迫り来るは、オーレンジの暴走ッ! )


  ドルドルドドド ド ル ド ル ド ォオ オ オ オ ッ ッ ! ! ( メイア・ルーア・ジ・スタンピート・オーレンジッッ!!! )


  ドルドルドドド ド ル ド ル ド ォオ オ オ オ ッ ッ ! ! ( 荒れ狂う機動巨大ゴマは、あらゆるモノを薙ぎては滅ぼすッッ!! )


  ドルドルドドド ド ル ド ル ド ォオ オ オ オ ッ ッ ! ! ( そして、立ちては向うッ!! )


  ドルドルドドド ド ル ド ル ド ォオ オ オ オ ッ ッ ! ! ( その者ォッ! その者達こそはァァ ア ア ア ーー ー ッ ッ ! ! ! )




                              ・
                              ・
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                              ・

                              ・


                              ・




・・・・




○クロガネの賛歌・第3章 ー ギ ガ ン ト 破 壊 指 令  ー



 第15話「 サ イ ボ ー グ 二 人 ( 後 編 ) 」




・・・・



  ドルドルドドド ド ル ド ル ド ォオ オ オ オ ッ ッ ! ! ( キ ィ ィ ス  キ ス キ ス  サ  ン  キ  ス  ト  !  !  )


  ドルドルドドド ド ル ド ル ド ォオ オ オ オ ッ ッ ! ! ( キ ィ ィ ス  キ ス キ ス  サ  ン  キ  ス  ト  !  !  )


  ドルドルドドド ド ル ド ル ド ォオ オ オ オ ッ ッ ! ! ( メイア・ルーアが『機動音』と『破壊音』とが織り成す『その音程』である ッ ! )





    ド ” ッッ バ”ァ”ァァ ル ” ル ” ル ” ル ゥ ゥゥウウウ ウ ウ” ウ ” ウ ”ーーー ー ー ー ー ッ ッ ッ ! ! ! ! !


       ー とってもオーレンジな暴走(スタンピード)! 死しても尚、ウボボよ唸る 果実的(フルーティ)だよ、 ブ ッ コ ロ 死 ッ ッ ! ! ! ー



ジ・ハンドレッドくくくぅぅぅん!!


君を今! とっても渋いオーレンジのような君は今!!


煮込み過ぎたオーレンジみたいに、見 る も 無 残 な 姿 に な る ん だ よ 、 キ ス ト キ ス ト キ ィ ィ ス ト ! ! !



とでも、言いて放ちたげな『 メ イ ア ・ ル ー ア ・ ジ ・ ス タ ン ピ ー ド ・ オ ー レ ン ジ ッ ッ ! ! ! 』


それ即ちは(100%果汁のオレンジジュースを作るが如くの、ミキサー的な、サンキストの死によって生み出された オ ー レ ン ジ な 暴 走 ッ ! ! )



まるで亡霊(ゴースト)だ!

まるで怨霊(ゴースト・サンキスト)のように!!


耐撃のみをつけ狙い、百文字のみを攻撃し続ける、言うればハンドレッドキラーだ、 オ ー レ ン ジ だ よ  ブ  ッ  コ  ロ  死  ッ  !  !



立ちて向うは、二人のサイボーグ!!


その名、『耐撃の百文字!!』 その名、『鷲鼻のバトゥロ!!』


かたや、元地下プロレスが絶対王者!! かたや、元ヘビー級ボクシング王者、そして、凄腕・素手喧嘩(ステゴロ)・用心棒!!


経歴不足無し! 腕前偽り無し!!


だがしかしの、かかしかしよ!!


全長10mにして全高5.5m!!


機動巨大ゴマ『メイア・ルーア』の暴走は、正に100%果汁のオーレンジジュースの如き『 濃縮還元的な さわやか酸味の ス タ ン ピ ー ド ! !  』


肉も皮も骨であろうと、新鮮(フレッシュ)に粉砕、果実的(フルーティー)にだよ、 と っ て も ね ! !



どうするのだ、百文字? 如何致すか、バトゥロよ?





「 『 加 速 装 ォ ォ オオ オ 置 ッ ッ ! ! ! ! !  』  」




 ーーーバトゥロは『カチリ』と物音一つを立ててッ!



  ーー己に奥歯に内蔵されているッ!

  ーーー『加速装置』の起動ボタン(スイッチ)を、舌で押したッ!!




「 『  四 次 元  ビ  ジ  ョ  ン  ッ ッ ッ ッ  ! ! ! ! ! !  』 」




 ーーードォ ン ! !



  ーー鷲鼻のバトゥロがッ!

  ーーー加速領域(常人超えた速度感覚)に達するッッ!!




ヒュン! ヒュン! ヒュン! ヒュン! ヒュン!

「とくと味わって頂くぞ、『 四 次 元 世 界( ワ ー ル ド ) ッ ッ ! ! 』 」






「 『 ちぇりぃぃいいいぁぁぁあああ あ あ あ あ ああああ ーーーー ー ー ー ッ ッ ッ ! ! ! 』 」






  ド ォ ォ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ン ( 更に超加速ッッ!!! )





ヒュバババ バ バ バ ッ ! ! !


ヒュバババ バ バ バ ッ ! ! !


ヒュバババ バ バ バ ッ ! ! !


「捉えきれているだろうな、『耐撃のっ!!』」



バトゥロが問うッ!


百文字、応ずるッ!

「ワシの地獄耳は、10kmの先の針が落ちる音であろうと 捉 え る 事 が 出 来 る ッ ッ ! ! 」



ドッッヴァ ア ア ー ン ッ ッ ! ! !

「 『 超 聴 力 ・ ハ ン ド レ ッ ド イ ヤ ァ ァ ア ア ア アアアア ア  ア ア ア ア ア ア ア ア ! ! ! ! 』 」



ィィィィィイイイイイイイイ イ イ イ イ イ イイ イ イ イ ン ン ! ! ! ! ( 耐撃がサイボーグ能力、 『 超 聴 力 』ゥ ウ ! ! )



  ー キィィィ・・・・・・・・・ィィイイイ (出来るのだ!それが例え、音速マッハであろうともッッ!!)


  ー ィンィンィンィンィン・・・・・・・・ (『知り得る事が 出 来 る 』のだ、 百 文 字 は ッ ッ ! ! ! )


  ー ィンィンィンィンィンィンィン・・・・ (バトゥロの『動作(ムーブ)』をッ!バトゥロのその『位置(ポジ)』をッッ!!)


  ー ィンィンィンィンィンィンィンィンィン (そして百文字は『知り得る 必 要 が あ っ た の だ ァ ー ッ ッ ! ! ! 』 )



            ーー ー →  何  故  な  ら  、  そ  れ  は  ッ  ッ  ッ  !  !  !



ヒュバババ バ バ バ ッ ! ! ! ( 鷲 鼻 が 雄 叫 ぶ ッ ッ ! ! ! )


「 『 ド ッ キ ン グ  だ  ! !  耐 撃 の ッ ッ ! ! !  』  」



ィンィンィ ン ィ ン ィ ! ! ! ( 耐 撃 が 咆 哮 す ッ ッ ! ! ! )


「 『 十 字 を 切 る !  ク ロ ス  を す る ぞ 、 鷲 鼻 の ッ ッ ! ! ! 』  」 





  ギュッ ッ ッ バ ァァァア ア ア ア ア ン ン ! ! !







「 『 ちぇりぃぃいいいぁぁぁあああ あ あ あ あ ああああ ーーーー ー ー ー ッ ッ ッ ! ! ! 』 」








  ー 跳 躍 ( と ) ん だ ぁ ! !


  ー 鷲 鼻 の バ ト ゥ ロ が、 超 加 速 に て 、 『 宙 』 を 跳 ぶ ゥ ッ ッ ! !



       あ れ は な ん だ ッ ! !


       鷲 だ ッ !


       鷲 鼻 の バ ト ゥ ロ だ ッ ッ ! ! !



   ギ ュ ル ォ ォ オ オ オオ オ オ オオ ! ! ! !  (  宙 跳 ぶ 鷲 鼻 、『 孤 』 描 き 『 滑 空 』 ! ! ! )



 鷲(イーグル)がッ! 鷲(エイグロン)が、獲物(ラビット)でも狩猟(ハンティング)するかの如くッッ!!



 天高く『 上空高度(スカイ・ハイ) 』より、 百文字(ハンドレッド)の前方18.44m目掛(ロック・オン・レッツ・トライ)ッ、



   鷲 鼻 滑 空 ( グ ラ イ デ ィ ン グ ・ ドゥ ラ イ バァ ァアアア ア ア ア ア ア ア ア ア ー ー ー ッ ッ ッ ! ! )




       ゴッッ ッヒィィ『ヤ ァ 』 ァアアアアアアアアアア ア ア ア ア ア ア ” ア ” ア ” ア ”ア ” ! ! !




        空ッ! 撫 で 斬 り 音、響き渡る中 、黒尽くめの男  耐  撃 ィ ア ァ ー ッ ッ ッ ッ  !  !  !  !



           『 ガ 』ァ ゥ ン ! ! ( 見 据 え る ゥ ー ッ ! ! )


           『 ガ 』ァ ゥ ン ! ! ( 見 据 え る ゥ ウ ウ ウ ー ーー ッ ッ ! ! )



     『 ガ 』ッ ッ 『 ア 』 ァ ゥ ン ! ! ( 目 線 や や 上 、 前 方 の 1 8 . 4 4 m を 見 据 え る ゥ ッ ! )




  『 ド 』ゥッ ッバ ァァァア ア ア ア ア ン ン ! ! !







「 『 ヌゥうゥぉおおおぉぉォおおお お お お オ 雄(オ) ーーーー ー ー ー ッ ッ ッ ! ! ! 』 」








  ー 弾 跳 ( と ) ん だ ぁ ! !


  ー 耐 撃 の 百 文 字 が ァ、 前 方 目 掛 け て 、 『 弾 』 と 跳 ぶ ゥ ッ ッ ! !



       黒 ぅ ろ 尽 く め ぇ ! !


       男 だ ァ ー ッ !


       耐 撃 の 百 文 字 だ ァ ア ア ー ッ ッ ! ! !



   ド ッ グ ゥ ォ オ オ オオ オ オ オオ ! ! ! !  (  弾 跳 ぶ 耐 撃 、『 直 』 描 き 『 一 直 』 ! ! ! )





  そ ッッッッッ し て ぇぇぇ ぇ ええええええええええ え え え ええ え え え え え え え 〜〜〜 〜 〜 ーー ー ッ ッ ッ ! ! !




『 ガ 』ッ ッ キィョォオオ オ ー ン ! ! !  ー  『  交 差( ク ロ ス ) す る ッ !  』


『 ガ 』ッ ッ キィョォオオ オ ー ン ! ! !  ー  『  交 差( ク ロ ス ) を す る ぞ ッ ! !  』



『 ガ 』 『 ガ 』 『 ガ 』  ッ ッ ッ ッ 『 キ 』 ィィ 『 ヨ 』 ォオオオ オ オ オ オオオオ 『 オ 』 『 オ 』 『 ン 』 ! !


 耐 撃 と 鷲 鼻 が 『 十字を切る( ク ロ ス ) 』を するぅぅぅううう う う う う う うううう う う ーーーーー ー ー ッ ッ ! ! !





 「 「  『  『   X  ( エ ェェエ エ エ エ 〜〜 〜 〜 〜 ーー ー  ク ゥ ッ ッ ス ッ ッ ッ ! ! ! ! !  』  』  」 」  






     ギ ” ュ ” ッ ” ヴ ” ァ ” ァ ” ァ ”ア ”





                ア”ア” ア”ア” ア” ア”  ア” ァ” ァ” ァ”






         ア ” ア ” ア ” ア ” ア”ァ”ン”ア”ァ” ン ” ア ” ァ ” ン ” ア ”






                 ン ” ァ ” ァ ” ァ”ア”ア”ァ” ン ”ン  ” ゥ ” ォ ” ン ” ッ ッ ! ! !





 ーーー 十字(クロス)即ち、『ドッキング!!』


  ーーー 鷲鼻、両の手突き出してッ!


   ーーー 耐撃、後(こう)の頭(ず)、目掛けて『 滑空ッッ!! 』



  ーーー 耐撃、後(うしろ)に目のある如くにッ!


   ーーー 鷲鼻両の手、ガシりと『 捕獲しぃーッッ!! 』


    ーーー 叩きて落とすが如くに 『 前 転 ッ ! ! 』



  ーーー その際、両脚(きゃく)、絡みて 両 名 一 つ の 『 円 』 と 成 り ぃぃい い い い ー ー ー ッ ッ ッ ! ! !




     ーーーーー→  そして その 創りも出された 『 円 陣 ( ス ク ラ ム ) 』はぁぁ ああ あ あ あ あ あ あ ああああ !!! ! !





『 ギ 』 『 ガ 』 『 ガ 』  ッ ッ ッ ッ 『 ゴ 』 ォォ 『 オ 』 ォオオオ オ オ オ オオオオ 『 オ 』 『 オ 』 『 ン 』 ! ! !


 「 「  『  『   Q  ( キ ュュウ ウ ウ ウ 〜〜 〜 〜 〜 ーー ー  ゥ ゥ ゥ ウ ウ ッ ッ ッ ! ! ! ! !  』  』  」 」  




 ーーー 球ッ!急ゥッ! 球(き)ィ ゥ ゥウウウウ ウ ウ に 『 成 る 』 ぅ ぅうううううう ! ! !


  ーーー 前転は『大車輪(ジャイアント・スゥーパァー・スピン)』を奏でッッ!!


   ーーー 大車輪はやがてッ!『球体(サイボーグ・アース)』に『変貌(ビッグ・バン・チェィンジ)』をするのだぁあああああああ!!!



  ーーー 見やれよ! 其 の 個 『 球ゥゥウウ 体 ッ ッ ! ! 』  一  途  がぁぁあああ あ あ あ あ あ あ ッ ッ ! ! !






     ギ ” ャ ” ャ ” ヤ ” ヤ ” ル ” ゥ ”ギ ”





                ャ”ア” ル”ギ” ャ” ヤ”  ル” ギ” ャ” ル”






         ギ ” ャ ” ル ” ギ ” ャ”ル”ギ”ア”ル” ギ ” ァ ” ル ” ギ ” ア ”






                 ギ ” ル ” ゥ ” オ”オ”オ”オ” ォ ”ォ  ” オ ” ォ ” ン ” ッ ッ ! ! !





 ーーー 前方、機動兵器目掛けて『 突 進 ( ボ ン バ ・ イ エ ) 』ェェエエ エ エ エ ! ! !


   ーーー メイア・ルーア目掛けて『 奴 を 殺 せ ( ボ ン バ ・ イ エ ) 』をしたぁぁああ あ あ あ あ ! ! !


    ーーー その名もッ! その名もッ! その名もッ!



     ーーーーー→ 『 其 』 ッッ ッ の ッ 『 名 』ァ ァ ア 『 も 』 ォ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ッ ! ! ! !





                     ・


                       ・
                   ・


                      ・



                    ・



                     ・


                     ・

                     ・


                     ・



                     ッ



                     ッ



                     !




 ド ” ッ ” ッ ” ッ ” ジ ” ャ ” ァ ” ア ” ア ” ア ” ア”ア”ア” ア ”ア ” ン ” ン ” ン ” ! ” ! ” ! ” 



「「『『  大 ” 四  ” 次 ” 元 ” ・  Q ” X ”  ・  ハ ” ン ” ド ” レ ” ッ ” ダ ” ー  !  !  』  』  」  」



      ーー 『 ヴァァ ア ア アアア ン ! ! ! 』 ーー



           ー 凄 い ぞ ッ ! !


           ー 強 い ぞ ッ ! !


           ー 負 ッ ッ け な い ぞ ォ オ オ オ ー ッ ! !


        ー 超絶絶技・サイボーグ鉄球『 大 四 次 元 ・ Q X ・ ハ ン ド レ ッ ダ ー  は ッ ッ ! ! !  』





     ゴ ” ォ ” ヴ ” ァ ” ヴ ” ァ ” ヴ ”ア ”





                ヴ”ア” ヴ”ア” バ” バ”  バ” バ” ゴ” ア”






         ゴ ” ゴ ” ッ ” ッ ” ッ”ヴ”ァ”ァ”ア” ア ” ア ” ア ” ァ ” ア ”






                 ア ” ア ” ァ ” ァ”ア”ア”ア” ァ ”ァ  ” ン ” ア ” ン ” ア”ァ” ア”





  ァ ” ン ” ア ” ン ” ア ” ア” ア” ア”〜”〜”〜”〜” ン ” ン ” ン ” ン ” 〜〜〜〜 〜 〜 〜 ッッッ ! ! ! !







 ーーー 真 正 面 ッ !


 ーーー 真 っ 向 か ら 斬 り て 捨 て く れ よ う 、言 わ ん と ば か り に ッ ッ ! ! !



 ーーー メ イ ア ・ ル ー ア ・ ジ ・ ス タ ン ピ ー ド ・ オ ー レ ン ジ  と ぉお お お 、



   『 真  衝  突  』 を し た ぁ ぁ あ あ あ ああああ あ あ あ あ あ あ あ ー ー ー ー ーーー ッ ッ ッ ! ! ! !




       ・
       ・
       ・
       ・

       ・

       ・


       ・



・・・・






ド ド ド ド ド ドドドド ドドド ドド ド ド ド ド ド ド ド ド ! ! ! ! !


激突をしているッ!!


猛烈にだッ! 猛々しくも、激突をし合っているッッ!!


火花が飛び散り、大地が呻くッ!


ガリガリガリと、ひしめき合っているッッ!!


ギャルギャルギャルと、回転がぶつかり合っているッッ!!


力学と力学のシンプルな力比べだッッ!!


強いモノが勝つッ!強い力が打ちて破れるッッ!!


強いのは、どっちだッ!


機動兵器かッ!?


それともサイボーグ二人かァーッッ!!?



間も無くしてッッ!!



バチバチバチバァチィィイイイイイイイ!!!!!



音だッ!音を立てたッッ!!



両者の機械部が『悲鳴』を挙げて始めているッッ!!



顕著(けんちょ)であるのは・・・ッ!!



『機動兵器』であるッッ!!



コクピットが『甚大よ被害』ッッ!!


それも『そのはず』ッッ!!


この・・ッ。


機動兵器の暴走(スタンピード)は・・・。


『喀血(かっけつ)』と、零(こぼ)した『オーレンジジュース』を発端としているのだ。


二つの液体が起こした偶然・・・。


たまたまの出来事・・。


ハードラックの産物・・・。


それがこの『機動巨大ゴマ・メイア・ルーア』の物理的な現象の『 正 体 』であるのだ。


対し、『サイボーグの両名』は。


『技術と性能の粋(すい)』を注ぎ込んだ、超絶的な『必殺の技』を繰り出している・・・ッ!!


ならば、この『力学』の『現象(フェノメノン)』ッッ!!



必然的に、勝利すは『 サイボーグ二人 』か・・・ッッ!!?



・・・だがッ!


この世には『科学』で推し量れない事も『 ままにある。 』



『 ゴースト・サンキスト 』。



百文字が、そう評したように・・・。



『怨霊的(ゴースト・チックな)』


『怪奇』の『現象(フェノメノン)』が今、 始 ま ろ う としていた・・・ッッ!!!







・・・・






バチバチ バ チ バ チ ィ イ イ イ ー ! ! ! ! !


機動巨大ゴマ・メイア・ルーアの内部ッ!

コクピット部分が『火花』を散らすッッ!!


そして、その『 火花 』はッッ!!



バッッ!! ブォォオオオオオオオオオオーーーーーッッッ!!!!



『 火 』を吹く事の『 前奏曲(プレリュード) 』であったァァァア ア ア ア アアアーー ー ー ー  ッ ッ ! ! !



コクピットが火を吹く事ォーッッ!!


それがッ!


機械に置いてッ!機動兵器に置いてッ!!


『 どのような意味を持つ事 』かなど、最早『 語るべきも無い出来事ッッ!! 』



終わりだッ!!


投了であるのだッッ!!


敗北は何時だって『サンキストッッ!!』


ミキサーに掛けられた『オーレンジ』の如くに、『 けたたましい 混合重音(ミクシーサウンズ) 』のような、酷い『 轟音 』を出しながらッッ!!


  ー あべこべ、自分が『 ブッコロ死 』ッッ!!


  ー 負け犬、噛ませだ、またまた『 負 け る 』のかぁぁぁあああああ あ あ あ ー ー ーー ー ? ? ?




バァーッッ!! ブォォオオオオオオ オ オ オ オ ーーー ー ー ッ ッ ッ ! ! ! !


また『 火 』を吹いたァー!!



バァーッッ!!


まただッ!


バァーッッ!!


まただッ!


バァーッッ!!


まただッ!


バァーッッ!!


まただッ!!


バァーッッ!!


ん・・ッ?


バァーッッ!!


これはッ??


バァーッッ!!


こ・これは・・・ッ??


バァーッッ!!


その『 火 』ッッ!!


バァーッッ!!


その『 炎 』がッッッ!!!!



バァーッッ!! ブォォオオオオオオ オ オ オ オ ーーー ー ー ッ ッ ッ ! ! ! !


形を創る『 その者達 』はぁっぁあああああああ あ あ あ  あああーー ー ー ー! ! ?  ? ?




          ・
          ・
          ・
          ・

          ・

          ・


          ・





『 ヴァァアーン!!! 』



・サンキスト”ブロス”

 マスク・ド・サンキストの兄弟。

 兄弟殺したの許さないよ、ジ・ハンドレッドくくくくぅ〜〜〜〜んん!!とばかりに、百文字が地下プロレス2戦目に死合った、とてもスティッフなレスラー。




『 ヴァヴァァアーン!!! 』



・サンキスト”ゾンビ”

 設定(ギミック)は死の世界から蘇った『マスク・ド・サンキスト』。

 二人の力でブッコロ死だとばかりに、百文字が地下プロレス8戦目に死合った、謎の覆面レスラー。




『 ヴァヴァヴァヴァァアーン!!! 』



・サンキスト”フロリダ”

 本場の味を見せてやる!アメリカはフロリダ。タンパ出身の『マスク・ド・サンキスト』。

 オレンジ畑で鍛え上げられたナチュラルボーンのオーレンジファイトが凄いと言う触れ込みだった、百文字が地下プロレス20戦目に死合った、オーレンジなレスラー。



『 チャアルァアアアァァ〜〜〜ン!!! 』



品質が不安な『サンキスト”チャイナ”』も居るぞッ!


みかんとハイブリット『サンキスト”愛媛”』も居るッ!


フロリダはグレープフルーツもだ『サンキスト”フロリダセカン”』も居てッ!


おフランス帰りレスラー『サンキスト”イヤミDaシェー”』までも居たァーッ!




ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ





数々数々の・・・。

敗れて去った『サンキスト一族』。

炎は。百文字に、あべこべ『ブッコロ死』をされた『 マスク・ド・サンキスト達 』を形創り・・ッ。




そして、その中に・・ッッ!!!



バァーッッ!! ブォォオオオオオオ オ オ オ オ ーーー ー ー ッ ッ ッ ! ! ! !



 ー 炎の濃淡が、『 褐色のボディ 』を表してッ!!


 ー 『 腰蓑(こしみの) 』と、股間のソレを覆い隠すように『 草食動物(インパラ)の角(ホーン) 』にて覆いに被せているッッ!!!


 ー 『 ピチピチに熟れた オーレンジの様に、 果実的(フルーティ)なボディ を持ったぁあああああああ!!!


     もっと ピ チ ピ チの 果 実  だった頃を 姿 を し て い る ぅぅううう う う ! ! !


     マ ス ク ・ ド ・ サ ン キ ス ト ” ウ ボ ボ ” の  そ  の  姿  が ァァ ア ア ア ッ ッ ! ! !  』






     ヴ ” ァ ” ッ ” ブ ” ォ ” オ ” ド ”ル ”





                ル”ド” ル”ヂ” ル” ル”  ル” ド” ォ” ォ”






         ド ” ッ ” ツ ” バ ” ァ”ァ”ア”ル”ゥ” ル ” ル ” ル ” ゥ ” ル ”






                 ル ” ォ ” ォ ” ォ”オ”オ”ォ” ン ”ン  ” ゥ ” ォ ” ォ ” ッ ッ ! ! !






   ー コクピットが爆発をしたッッ!!!


   ー 爆発に伴われる『噴射力』がメイア・ルーアの『回転力』を『 倍 加 を さ せ た ッ ッ ! ! ! 』


   ー 奇跡ッ!偶然ッ!必然などと言う言葉では説明しきれない、余りに『 怨霊的(ゴースト・チック)な、その果実力( パ ワ ー ) !!! 』



   ー そして、メイア・ルーアは、一挙に形勢を逆転するッ!


     遂に一矢報いるかッ!


   『 サ ン キ ス ト が 一 族 ぅ ぅう う う う う う う う う ! ! ! ! 』


  『 そしてマスク・ド・サンキスト”ウボボ”が、 メ イ ア ・ ル ゥ ゥ ウウウ  ア  ァ ァアアア ア ア アア ! ! ! ! 』




          ・
          ・
          ・
          ・

          ・

          ・


          ・





ド ド ド ド ド ドドドド ドドド ドド ド ド ド ド ゥ オ ド オ ! ! ! ! !




  ド”ガ”ガ” ガ” ガ” !” !” (劣勢ッ!不利も不利ッッ!!)


  ド”ド”ガ”ガ” ガ” ガ” !” !” !” (押されも圧されるは、サイボーグが二人よッッ!!)


  ド” ド” ド” ガ” ガ” ガ” ガ” ガ” ガ” !” !” !” ( 耐撃の百文字に、鷲鼻のバトゥロだァーッッ!!! )



   ー 最早、称賛するしかあるまいッ!

   ー サンキストが怨霊(ゴースト)の勝利だッ!


   ー 二人は、これ以上の破壊力(パワー)は出せないのだッッ!!!


   ー 破壊力(パワー)に勝るモノが、勝利(ヴィクトリー)をするッッ!!!


   ー 子供(チャイルド)でも解答(アンサー)出来る、純粋(トゥルー)な『 真 実 』だッッッ!!!!




       だ が ッ ッ ! ! !




 耐撃はこう言(い)うッ!!


「『 人ならざる力にてッ! 』 」



 鷲鼻が応答(こた)えるゥーッ!!


「『 蛮勇振るうが、我々ならばッッ!!! 』 」




 サイボーグ二人が こ う 言 い 放 つ ゥ ー ッ ッ ! ! !



「「 『 『  人 外 怨 霊、 来 よ う と も ッ ! !


        立 ち て は 向 い 、 斬 り て は、 落 と す の だ ぁ ぁあああ あ あ あ あ あ あ あ ! ! !  』 』 」」





 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ! ! !



   ー そうッ!



   ー 我々はサイボーグッ!!



   ー 非公式ッ!


     人として『生きる権利を持たぬ者達』に、創り挙げられた『 人 外 』ッッ!!!



   ー そんな我等が『生きる荒野(みち)』ッ!


   ー 人として生きる事を許されぬ『 我 等 が 』ッ!



   ー 我 等 が 生 き る 『 そ の 事 柄(しょぎょう)』と はァ ァ ア アア ア ア ー ッ ! ! !




 鷲ッッシ 鼻 ァー ッ ッ! !


(そうだッ!


 私は人裁けぬ身でありながら、『人の罪を裁いた男』ッッ!!


 一度は瀕死たこの体ッ!


 再びッ!


 フランソワの父としてッッ!!


『 矛 盾 に 挑 み、 生 き 続 け て ゆ け る の な ら ッ ッ ! ! 』)




 耐ッッイ 撃 ィー ッ ッ! !


(日の当らぬ闇社会ッ!


 血で血を洗う暗黒の中、ワシとレディは生きて来たッ!!


 生きると言う事ッ!


 それは 暗闇の荒野に、進むべき道を 切 り 拓 い て い く と 言 う 事 で あ る ッ ッ ! !


 橙(だいだい)色に彩られた、オ ー レ ン ジ な 暗 闇 が ッ ! !


『 我 等 を 覆 い 、 阻 む と 言 う の な ら ぁ ぁ あ あ あ あ あ あ ー ー ー ー ッ ッ ! ! 』 )




 サ イ ッッ ッ  ボ ォォ オ オ  グ    二    人   ィ ィ イ イ イ イイ イ イイー ーー ー ッ ッ ! ! !



「「 『『 人 外 生 き 抜 く 事 が 、 世 の 理 ( こ と わ り ) に 反 し ッ ! !



      世 界 ・ 社 会 に 反 旗 を 、翻 ( ひ る が え )す 事 に 同 義 す る な ら ば ッ ッ ! !




      我  等  は  尊  敬  の  念  の 持  ち  て っ 、



      そ  の  道 、 歩  み  突  き  て  進  む  の  で  あ  る  ッ  ッ !  !  !





      そ う ッ ! !



      全  て  は  ぁ  ぁ  あ  あ  ああ あ あ ああああ あ  あ あ あ あ あ  あ  あ  あ  あ  ! ! ! ! !  





  Q ”X ” 団 ” の ” 名 ” の ” 下 ” に ” ぃ ”ぃ ”ぃ ”ぃ ”い ”い ”い ”い ” ! ” ! ” ! ”  』 』 」  」





                     ・


                       ・
                   ・


                      ・



                    ・



                     ・


                     ・

                     ・


                     ・



                     ッ



                     ッ



                     !





     ド ” ッ ” ッ ” ツ ” ツ ” パ ” パ ”ァ ”





                パ”ァ” ア”ア” ン” パ”  ン” バ” ン” パ”






         ァ ” ン ” パ ” パ ” パ”パ”パ”パ”ァ” ァ ” ァ ” ア ” ァ ” ア ”






                 ア ” ア ” ァ ” ァ”ア”ア”ア” ァ ”ァ  ” ン ” ア ” ン ” ア”ァ” ア”





  ァ ” ン ” ア ” ン ” ア ” ア” ア” ア”〜”〜”〜”〜” ン ” ン ” ン ” ン ” 〜〜〜〜 〜 〜 〜 ッッッ ! ! ! !







 ーーー 『 一 念 』 ッ !


 ーーー  信 じ て 疑 う 事 は 無 か っ た ッ ! !



 ーーー  そ れ は『 信 念 』 と 言 う 意 味 と ・ ・ ・ 。


      勝 利 を 掴 む 『 熟 達 を さ れ た 、 練 磨 の 思 考 ッ ッ ッ ! ! ! ! 』




○ 『 大 四 次 元 ・ Q X ・ ハ ン ド レ ッ ダ ー 』


 超加速をする鷲鼻のバトゥロを、超聴力にて捕捉した耐撃の百文字とが、
 十字(X)に交差(クロス)し、組み合う(ドッキング)をする事により、互いの力を余す事無く 前 方 へ と 向 け る 。


 そして、その力を分散をさせぬ為、前転にて形成をされる大車輪から『 球(Q) 』を形作り。


『力量固定(セット・オン)』+『 爆 発 的 増 幅 ( エ ク ス プ ロ ー ジ ョ ン ) 』ッッ!!



 奴 を 殺 せ と ば か り に 、『 突 撃 激 突 ( ボ ン バ ・ イ エ ) 』を し ッ ッ ! !



 そして、恐るべしは『 そ の 後(ご)、そ の 後( あ と ) ッ ッ ! ! ! 』 




耐撃はこう言う。


「如何に頑強なこの体躯とはいえ、同じ部位に衝撃を受け続ければ、その身無残に打ち砕かれる。


 故に、球(Q)を描き続けた。


 機動巨大ゴマの暴走力(スタンピード・エネルギー)に対し、我等は球を保ちつつ、体駆全域に 受 け て は 流 し た 。 」



鷲鼻はこう応える。


「如何に頑強な機動巨大ゴマとはいえ、同じ部位に衝撃を与え続ければ、その身無残に打ちて砕かれよう。


 故に、十字(X)を描き続けていた。


 機動巨大ゴマの横回転に対し、我等は球を保ちつつ、『縦(トラバス)』の回転を 与 え 続 け て い た の だ 。 」




『縦・・ッ。』



故に、横の回転に、「巻き込まれる事」も無ければ、「流され続ける事」も無い・・ッ。


一定に「1ラインの装甲」に『ダメージを与え続け』・・・。



そうして、この機動巨大ゴマ『メイア・ルーア』をォ、



『 突 き て は、  破  っ  た  の  で  あ  る  ッ  !  !  !  』




そして・・・。



サイボーグ二人は『 こ う 言 い 放 っ た 。 』




「「 『 『 立ちては止まる、余 暇 な ど あ ら ず 。



       先を急ぐぞ、ー 耐撃 鷲鼻 ー の 。



       全  て  は  ッ  。



       Q  X  団  の  名  の  下  に  ・ ・ ・ ・  ッ  ッ  !  !  !  !   』  』  」  」




            ・
            ・
            ・
            ・

            ・

            ・


            ・





  ー ゴースト・サンキスト(暴走した機動巨大ゴマ『メイア・ルーア』)



    必殺技 『 メイア・ルーア・ジ・スタンピード・オーレンジ 』




           ・・・ ・ ・ ・ ・ 『  完 全 破 壊 ッ ッ ! ! ! 』






その後。


サイボーグ二人は、作戦を完遂。


PPPのP国・新大統領『ゴブオバ・ボブド』の暗殺に成功をする。



二人は互いに一目を置き。


そして。


二人は互いに『こう』と思った。



この漢(もののふ)と、何時の日か・・・。



   『  死  合  い  て  み  た  い  』



『そう』。


『願う』のであった。








ーーーーーー





 ・・・続く。