ダ ッッ ギ ィィイイ ーー ュ ゥ ッッ !!! ( 跳 ぶ ッ ! )
ダ ッッ ギ ィィイイ ーー ュ ゥ ッッ !!! ( 跳 ぶ ッ !! )
ダ ッッ ギ ィィイイ ーー ュ ゥ ッッ !!! ( 跳 ぶ ッッ !! )
ダ ッッ ギ ィィイイ ーー ュ ゥ ッッ !!! ( 跳 ぶ ッッッ !!! )
グゥゥゥウ ウ ウ ウ ォ オオオ オ オ オ オ オ オー ー ーー ゥ ゥ ゥ ウウ ウ ッ ッ ッ ! ! !
ー ギ ガ ン ト 2 8 号 の『 並 行 跳 躍 ( ス プ リ ン グ ・ ズ ゥ ー ム ) で あ る ッ ッ ! ! 』
繰り返すのだッ!並行跳躍をッ!!
繰り返すのだッ!バネ仕掛けから生み出させる、その加速力ッッ!!
そ の 名 も 『 連続的跳躍故似爆走 ( オ ー ヴ ァ ・ ズ ゥ ー ム ・ ス プ リ ン ガ ー )ァァアア ア ー ーー ッ ッ ! ! 』
それは無茶な加速だッ!
それは無茶苦茶な加速力だッッ!!
全長50m!
体重550tを誇るギガント28号は、決して『速力』を重視した機体では無いッ!!
無理が祟(たた)るッ!
祟(たた)った無理は、必ずや己に、降りてかかろうッッ!!
『 ギ ガ ン ト 破 壊 指 令 ッ ! 』
このままでは、自らのその手で、破壊を指令してしまう『 天 唾 の 愚 行 』と 相 成 ろ う ッ ! !
だ が ッ !
それは20年前の話だァーッ!!
あの日ッ!
百文字は、大蛇毒砲と『死合ッッ!!』
Dr.劉の『その科学力の前にッッ!!』
『 頭蓋骨の縫合を外され、右足を失う 大 重 傷 を 負 っ た ッ ッ ! ! 』
その時ッ!
百文字とレディッ!
二人が選んだ『 選 択 』こ そ が ッ ! !
ーー「 サ イ ボ ー グ ・ 『 耐 撃 の 百 文 字 』の 誕 生 で あ る ッ ッ ッ ! ! ! 」ーー
そうッ!
あの時二人は、宇宙ヘリコプター・ドニゼッティ00を解体しッ!
その動力とレアメタル・スターシルバーを、用いッ!
百文字の体躯(肉体)に『 サイボーグ手術 』を、 施 し た の だ ッ ッ ! !
動力ッ!
それ即ちは『小型プロペラの半永久機関』だァーッッ!!
機関内に無重力を生み出しッ! その中で回転をし続ける事により、エネルギーを生み出すッ!!
故に、生物が死ぬまで鼓動をし続ける、『 心 臓 』と酷似する物へと 相 成 る 事が 出 来 た ァ ー ッ ッ ! !
金属ゥ!
それ即ちは『レアメタル・スターシルバー』だァーッッ!!
その特性、頑健にてディモールト強固ォーッ!
そしてッ! ある加工を施す事により、『NERVE(ナーヴ=神経)』に近い 性 質 を 持 つ ゥ ー ッ ッ ! !
よって、レアメタル・スターシルバーはッッ!!
失われた百文字の右足となりてッ!
一度外されてしまった頭蓋骨の縫合を、詰めて補いッ!!
そしてッ!!それら全ての『ボロボロになった部位』に、この金属を『 嵌 め 込 む 事 』が 出 来 た ッ ッ ! !
し か ぁ ぁ ぁぁ あ あ あ あ あああああああああ あ あ あ し っ っ っ ! ! ! !
『 時 は 、 現 在 ッ ! 今 こ の 時 こ そ 、 危 機 存 亡 の 刻 々 ッ ッ ! ! 』
そうだッ!現在だッッ!!
今、この時!!
百文字は、知り得ているのだッ!
レディも、また、知り得ているのだッ!!
そうッ!それはッッ!!
先の『 死 闘 』ッ!
鷲鼻のバトゥロと『 死 合 っ た 代 償( だ い か ) 』ッ ! !
その動力ゥッ!
百文字の半永久機関に『 致 命 的 な 裂 傷 』が生じてしまった事をだァーッッ!!
「半永久機関」ッッ!!
それ故に、純度の高いレアメタルが用いられている為・・・ッ!!
その修復は『 極 め て 困 難 ッ ッ ! ! 』
そして「半永久機関」が故にッ!
放置は無知よ、無残に『 憤 死 す ッ ッ ! ! 』
嗚呼!人生が終焉に向ってしまうッ!
崖っぷちだよ、この上無しにッ!
三途の川よ、こんにちわッ!!
渡った先は、地獄か虚無かッ?
修羅に慈悲ある、末路は無かろうッッ!!
さあさあどうする、耐 撃 の 百 文 字 ィ ィ イ イ イ イ ーーーーー ッ ッ ! ! ? ? ?
故(ゆ)ぅぅぅううう う 「 得(え) 」 に ィ ィィ イ イ イ イ イ イ イ イイイイイ ー ーー ー ッ ッ ! ! !
ギガントは、こうして加速しているのだァァアアアアアーーーーーッッ!!!
破壊を恐れず、駆け抜けているのだァァアアアアーーーーッッ!!
向かうのだッ!その先(さ)ッきへとォーッッ!!
先へと進めばッ!其処へと辿り着くゥゥウウウウウーーーーーーッッ!!
目指すは、その地ィーッ!
『 マ ド モ ワ ゼ ル 平 原 へ と だ ァ ア ア アア ア ア ー ーー ッ ッ ! ! 』
その先には、ヤツが居るゥウウーッ!
死合いて、死闘たヤツが居るゥゥウウウーーーッ!!
百文字と同じく・・・ゥ!
死闘により傷を負うた、QX団No.2のサイボーグゥーッ!
百文字と同じく・・・ッ!!
レアメタル・スターシルバーを内包する、青の偉丈夫ッッ!!
『 四 次 元 ボ ク サ ー ・ 鷲 鼻 の バ ト ゥ ロ ッ ッ ツ ! ! ! 』
今ならば間にも合おうッ!
百文字の重傷は、レディ・ミィラの『命の灯火』により、軽減されているが・・・ッ!
バトゥロは、素にも痛手よ、大も重傷ッッ!!
百文字程、致命的な深さは無いモノも・・・。
死闘の代償、決して少なきに非ずッッ!!
ならばバトゥロを連れ行く、『 クルイ・ケン・キャク 』の歩みは、決して速くは無いハズだッッ!!
追いも、つけようゥッ!!
急ぎて、向おうでは無いかッッ!!!
そ し て 『 強 奪 ( う ば ) う の だ ッ ッ ! ! 』
『 純 度 の 高 い レ ア メ タ ル ・ ・ ・ ・ ッッッ ! ! ! 』
そ の 名 も 、 『 レ ア メ タ ル ・ ス タ ー シ ル バ ー ッ ッ ! ! 』
そ れ こ そ は 、 鷲 鼻 の バ ト ゥ ロ の 『 ド 心 臓 ゥ ッ ッ ! ! ! 』
そ れ 即 ち は ・ ・ ・ ッ ッ ! ! !
『 小 型 プ ロ ペ ラ の 半 永 久 機 関 』を、 だぁ ぁ あ あ あ あ ア ア アア ア ア ア ーー ー ー ッ ッ ッ ! ! ! !
・
・
・
・
・
・
・
・・・・
○クロガネの賛歌・第3章 ー ギ ガ ン ト 破 壊 指 令 ー
第13話「 鷲 鼻 の バ ト ゥ ロ 」
・・・・
・レゼルヴェ国 無人の廃工場より86km『 マドモワゼル平原 』 時刻・21:26
ズ シィ ン ( 月の無い夜、闇の夜空・・。 )
ズ シィ ン ( 歩み進むは『クルイ・ケン・キャク』。 )
ズ シィ ン ( 緩やかな・・・。 )
ズ シィ ン ( 緩やかな『歩み』であった。 )
ズ シィ ン ( それは慈愛に満ちた『歩み』であった。 )
ズ シィ ン ( 乳母車を押して進めるかのような・・。労りと・・『慈しみ』で持って・・。 )
ズ シィィイ ン ン ( その手の平の『 鷲鼻のバトゥロ 』を運びて、歩み進んでいた。 )
・・・・
緩やかな振動。
揺り籠(ゆりかご)と評すには、ちょいと震度が高いと言う話ではあるが・・・。
労りと・・・。
慈しみの中・・・。
バトゥロは、目を覚まし。
まず思うた事は『揺り籠』からの目覚めであった。
遠き日。
4つ足歩行。「はいはい」すらままならぬ幼児の時分。
安堵を覚え。深い眠りへと誘われる、あの心安・・・。
ポカポカとする毛布の中。
揺りて動くのが『揺り籠』だ。
懐かしくも・・・。愛しさを覚える、あの安心感。
バトゥロは、目を覚まし。
まず、それを思うた。
目を開き・・。
その場が。
クルイ・ケン・キャクの手の平である事を知る。
次に激痛(いたみ)を知る。
生体と機械体の融合であるバトゥロの体躯(にくたい)は、『 痛 み 』を覚える。
否(いいや)。
痛み。ドコロの話じゃあない。
レアメタル・スターシルバーの特性の一つ・・。
ある加工を施す事により、『NERVE(ナーヴ=神経)』に近い 性 質 を 持 つ と言う事・・・。
『近い』とは。
『劣っている』と言う意味ではない。
痛みの伝達は『 常人の数十倍 』だ。
その狂気の痛感覚により、人間を超えた精神力を持つ者で無ければ、レアメタルを用いる事が出来なかった。
『 人間を超えた 精 神 力 』
バトゥロは思いて返す。
自分が何故に、QX団へと所属(はい)り。
自分が何故に、ドクトルベイベーに付き従い。
そして・・・。
自分は何故に、このクルイ・ケン・キャクの駆る『この女性』を・・・。
慈 し ん で な ら な い の か を ・ ・ ・ ・ 。
何故であろう?
今の今・・。
何故。自分は・・・。
そんな事を思い返すのであろうか?
それはきっと・・・。
自分が今。
揺り籠に抱(いだ)かれた、幼きの日の赤子の様に・・・。
慈しみに。
包まれているからだろう・・・。
・・・・
8年前。
『 バトゥロ=オーギュスタン 』は、激怒をしていた。
バトゥロは『エイグロン(=フランス語で「鷲」)』と呼ばれる、『 元ヘビー級・ボクシング王者(チャンピオン) 』。
手にしたモノは『栄光』と『名声』。
だが、あの日。
バトゥロはその『全て』を投げ打ってでも、『 沈める事が出来ぬ 憤 怒 の 激 情 』に駆られていた。
何故なら・・。
タッタッタッタッ タッ タ ッ タッ タ ッ タ ! ! ( 走 音 ッ ! )
バ ン ッッッ ! ! ! ( 開 扉 音 ッ ! )
「どう言う事だ、ヴァルル・ボンヴジュターヌッ!」
「如何なる次第があろうと、許される事ではないぞッッ!!」
フランス空軍のエース・『ヴァルル・ボンヴジュターヌ』ッ!!
そう。『名家の男』はこう答えます。
「ムホホホホホホホ!」
「青筋をお立てになられているようですな、テュー(君は)」
「握り締められているその『お拳』で持って、『 おぶっ飛ばし 』になられるおつもりですか? ヴ ー ?( あなたは? ) 」
そう言うと、ヴァルルは。
スッ。っと、右手を上げた。
バッ! ( 姿を表すは! )
バッ!! ( ヴァルルの直属の部下3人! )
バッ!!! ( 天井一部、パカリと開きて!! )
バァ ァ ァ ア アアアア〜〜〜〜〜 〜 ン ン ン ッッッ!!! ( 飛 び て 降 り て は 、 即 参 上 ッ ッ ! ! )
ガ チ ャ ッ ! ! ( そして、突き付けるは、手持ちの銃ゥーッ!! )
そしてヴァルルは、おニヤニヤとお笑いながら、『 お言い放ちになりましたッ!! 』
「死の神(タナトス)への手土産をあげるよ・・・、テュゥ〜(君〜ぃ)。」
「君の娘に『無実の罪』をなすりつけ、その場で銃殺刑にした『お刺し金のヌシ』は、ジュゥゥウウウ〜〜〜〜ッッ♪( 私 だ よ ォ〜〜〜 ッッ ♪ ♪ )」
「テロリストと内通し、部隊を壊滅に追いやった最ッッッ低の罪をさ、デガァァァアアアアアーーーージュ!!(シンジラレナイよねぇぇえええ〜〜〜ッッッ!!!)」
「いやいや・・・。」
「空軍エースを地位を揺るがす、君の娘の事を思うと、夜な夜な『お歯軋り』がお止まりならなくてねぇ、エイグロォォ〜〜ン・・・!(バトゥロ・・・!)」
ド ド ド ド ド ドドドド ドドド ドド ド ド ド ド ド ド ド ド
「貴方もお死んで頂きましょう。貴方の小娘は、昔から目の上のタンコブでしたよ・・。
撃墜数に劣るあの小娘が『 本当のエースは、フランソワ 』と言われるその事実に、侮辱と屈辱を感じちゃいましてね、DNAレベルにさぁ〜〜・・・。
激戦区で成果を上げたフランソワのが上? 辺鄙(へんぴ)なトコに飛ばされたってだけだろ、こんの メェェェル ド ! (こんの クソアマ がァアアーッ!!)」
「ムフフ。お死しんだ後に、エイグロォォ〜〜ン。(バトゥロォォ〜〜〜ン。)
もしも、フランソワと出会えたら、誰のエッフェッル塔が一番『オーシャンゼリゼ』だったか聞いてみては如何です?
雨に濡れた凱旋門のように『おビチョビチョ』でしたよ、あ の デュ ポール・・・ッ! ( あの豚女ァ・・・ンッ! ) 」
ー 3(トロワ)
ー 2(ドゥー)
ー 1(アン)
「 『 オ ・ ル ヴ ォ ワ ー ル ( バ イ バ イ 、 エ イ グ ロ ン 、 死 ん じ ま い な ァァアアーーッ ッ ! ! ) 』 」
ガァァ ァ ァ アアア ア ア ア ア ア アアア ア ン ッ ッ ッ ッ ! ! ! !
そして、銃 声 が ッ ! !
銃 声 が ッ ! !
銃 声 が ッ ッ ! !
銃 声 が ァ ァ ア ア ア ア アアアアアアア〜〜〜〜 〜 〜 ッ ! ! !
・
・
・
・
・
・
・
「 〜 〜 〜 〜 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ッ ッ ッ ! !! ! ? ( ノォ ォ オ オオンン!!? 銃声がしない!!!? ) 」
ヴァルル・ボンヴジュターヌは『 目にモノを見る 』ッ ッ ! !
ド サ ッ ! ( 瞬く間に、倒れ伏すッ! )
ド サ ッ ! ( ヴァルルが直属、部下3人ッ!! )
ドサ ッ! ( そしてぇぇえええええーーーッッ!!! ))
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ( その目前に、立ちてはだかる・・・ッ!! )
ド ッ ジャァ ア 〜 ン ッ ! ! ( ” エ イ グ ロ ン ” バ ト ゥ ロ = オ ー ギ ュ ス タ ン を ッ ッ ! ! )
バトゥロはこう言うッ!
「今のは、私の『ジャブ』だ。」
「少年がキャッチボールをする程度の距離ならば・・・。」
「 引き金を引くよりも速く、この拳を『 叩 き 込 む 事 が 出 来 る ・ ・・ ッ ! 』 」
「 地に降りたエイグロン(鷲)ならば、どうとでも出来ると 思 っ た か ・ ・・ ッ ? 」
そして、エイグロン(バトゥロ)は、こう言い放つッ!
「 我が娘、フランソワ=オーギュスタンは、フランス軍人として誇り高く生き、そして姦計の中死んでいった。 」
「 一人の父親として・・・。 」
「 そんな娘を思い何が出来るのか・・・? 」
「 『 答 え は 、 一 つ だ ッ ! 』 」
ド グ シャァァアアアアアア ア ア ア ア ア アア 〜〜〜 〜 〜 〜 〜 〜 ッッッ ! !!
ボディだァーッッ!!
バトゥロの拳が、ヴァルルのボディをメリリと打ち据えるッ!!
ヴァルルの横隔膜(おうかくまく)は、文字通りの『 圧 迫 祭 り 』ッッ!!!
ヒィともアンギャーとも言えずに、苦しみ苦痛んで悶えているぞぉぉおおおおおおおおお!!!!
そ し て ッ ッ ! ! !
ド ド グゥ シャァァアアアアアア ア ア ア ア ア アア 〜〜〜 〜 〜 〜 〜 〜 ン ン ッッッ ! !!
次もボディだッ!!
その様、正にエイグロン(鷲)の捕食ッ!!
その腹部を裂き破り、柔らかな腸(はらわた)から、喰いて食(しょく)すかの如き 鉄 拳 打 撃 ィ ー ッ ッ ! !
更 に は ァ ー ッ ッ ! ! !
ド ン ン グゥ シャァァアアアアアア ア ア ア ア ア アア 〜〜〜 〜 〜 〜 〜 〜 ッ ッ ッ ! !!
次もボディだッ!!
ド グ シャァァアアアアアア ア ア ア ア ア アア 〜〜〜 〜 〜 〜 〜 〜 ッ ッ ッ ! !!
その次もボディだッ!!
ド グ シャァァアアアアアア ア ア ア ア ア アア 〜〜〜 〜 〜 〜 〜 〜 ッ ッ ッ ! !!
その次の次もボディだッッ!!
ド グ シャァァアアアアアア ア ア ア ア ア アア 〜〜〜 〜 〜 〜 〜 〜 ッ ッ ッ ! !!
その次の次の次もボディだッッ!!
次 の ッ !
次 も ッ ッ ! !
次 の ォ ー ッ ッ ! !
次 も ォ ォ オ オ オ オオオオ オ オ オ オ オ オ オ オーーーー ー ー ー ー ー ッ ッッ ! ! !
・
・
・
・
・
・
・
ボディだッ!
ボディだッ! ボディだッ!
ボディだッ! ボディだッ! ボディだッ!
ボディだッ! ボディだッ! ボディだッ! ボディだッ!
ボディだッ! ボディだッ! ボディだッ! ボディだッ! ボディだッ!
ボディだッ! ボディだッ! ボディだッ! ボディだッ! ボディだッ! ボディだッ!
ボディだッ! ボディだッ! ボディだッ! ボディだッ! ボディだッ! ボディだッ! ボディだッ!
ボディだッ! ボディだッ! ボディだッ! ボディだッ! ボディだッ! ボディだッ! ボディだッ! ボディだッ!
ボディだッ! ボディだッ! ボディだッ! ボディだッ! ボディだッ! ボディだッ! ボディだッ! ボディだッ! ボディだッ!
ボ デ ィ ィ ィ イイ イ だ ぁ ぁ ぁあああああああああああ あ あ あ あ あ あ あ ああ あ あ あ ! ! ! ! !
・
・
・
・
・
・
・
ヴ ”ァ ”ァ ” ア”ア” ア”ア”ア”〜〜〜〜 ン” ン”ン” ッ ッ ッ ! ! !
「 『 エ イ グ ロ ン セ テ デ リ ス ィ ユ ー ッ ッ ! ! ( 鷲 の 捕 食 は、 完 了 し た ッ ッ ! ! ) 』 」
イ”グ”イ”グ”と。
痙攣(けいれん)をする、ヴァルル・ボンヴジュターヌを、見 下 ろ し な が ら ・ ・ ・ 。
バ ト ゥ ロ は、『 こ う 言 う 』 。
「 私はお前を『殺さない。』 」
「 人は己が持つ弱い心で持って、他者を傷付け・・、そして 死 へ と 至 ら し め る 。 」
「 『 フ ラ ン ソ ワ の 父 親 と は 、 斯 様 ( か よ う )に 弱 い 人 間 で は な い 。 』 」
「 オ・ルヴォワール(失礼する)。 もう二度と、会う事は無いだろう。 」
そうして、バトゥロはクルりと振り返り・・・。
バ タ ン ( そうして、部屋を出ていった。 )
・・・・
フランス空軍のエース。
名家の男を、拳で持って殴り・・、そしてそのまま放置をする。
無事で済むハズの無い話だ。
ヴァルルの気位の高さ故・・・。
基地内で殴られた、その事柄を『恥』と思ってか、表沙汰にはならなかったモノも。
最早。表の世界では生きてはいけぬ身となってしまった。
それで私は、この顔に『整形手術』を施し。
裏の世界。世界各国の暗黒街を渡り歩きながら・・・。
『素手喧嘩(ステゴロ)の用心棒』として、生計を立てていく事にした。
先が鋭く、下に曲がったその鼻立ちを持つようになった事から、私は『 鷲鼻のバトゥロ 』と名乗った。
身元が解り過ぎる名とも言えたが、元ヘビー級ボクシング王者の名を連想させるその名は、用心棒として『箔(はく)』があり。
何よりも。
恥辱と屈辱の中死んでいった娘・・・。
我が娘・フランソワの事を想えば。
『 その父の名を捨てる事など、 出 来 な か っ た か ら だ 。 』
だが。
生き抜く世界、裏社会。
暗黒街の用心棒として、食い繋いで行くと言う事・・・。
抱えるは『矛盾』である。
如何に『青き誓い』を立て、誇りと倫理を持ち生き抜こうとも。
『 赤くも、汚るるは、 両 の 拳 。 』
そう言った事柄こそ、『 フランソワの父として 恥 ず べ き 行 為 ではなかろうか? 』。
矛盾。
矛盾。
抱えるは矛盾。
しかし・・・。
矛盾を抱え生き続ける、その姿こそ。
人間、誰しもが持っている『 本来の姿 』であり。
誰もが逃げ出したいと苦悩する『 捨ててしまいたい 人 間 の 本 性 』ではなかろうか?
口では「矛盾して良いじゃないか、それも一つの流儀だ」と言う事が出来る。
だが、何と世間の目の冷たい事よ。
矛盾などと言う『宙ぶらりん』である事など許されないのだ。
ハッキリと意思の表示が出来ぬ者は、邪魔者でしかないのである。
誰しもが、灰色で居たいのだ。
白か黒かと、言い放つ事が生き難くて仕方ないのである・・・。
だから、こそ・・・。
『 生 き よ う 。 』
どんなに、この手が、 血 に 染 ま ろ う と も ・・・ 。
『 生 き て い こ う 。 』
生きる事とは・・・。
生き抜くと言う事とは・・・。
それは・・・。
何かを『 成 し 遂 げ る 事 』と 言 う 事 で は な い 。
『 矛 盾 に 挑 み 続 け る 事 を 、 生 き る と 言 う の だ ッ ッ ! ! ! 』
だ か ら 、 私 は 挑 む と 誓 う ッ !
『 矛 盾 に 挑 ん で 、 生 き る と 誓 お う ッ ッ ! ! ! 』
そ れ が 、 フ ラ ン ソ ワ の 父 親 と し て ッ !
誇 り も 高 く ッ !
『 生 き 抜 く 事 と 、 信 じ る か ら だ ッ ッ ! ! 』
そんな・・・。
ある日の事だ・・・。
私は南アフリカの「ある地域」へと足を踏み入れた。
其処は後に・・・。
『レゼルヴェ国』と呼ばれる、白人を至上とする土地柄であり・・・。
多くの『フランス人』が滞在をしており。
私の素性を知る者もまた・・・。
『 滞 在 』を、 し て い た 。
・・・・
「いやいやいや・・・。」
「見る影もありませんねぇ・・・。」
「言われなきゃあ、貴方が『バトゥロ=オーギュスタン』だなんて解りやしませんよ。」
闇夜の屋外。
人気の無い街中。
ゴロツキだ。
どうやら私の素性を知っているようだ。
「貴公の戯言に、付き合わねばならぬのか?」
「オーギュスタンの名は知っている。その名をあやかり、私は『鷲鼻のバトゥロ』と名乗っている。」
ゴロツキは、ニタニタと笑いながら、こう続ける。
「隠さないで下さいよ。」
「アンタにゃあ、閃光のよぉーな『ジャブ一発』でのされちまったんだ。」
「そん後も、アンタを探したんですぜぃ? 整形したまでは解ったんですが、その後何処へ行ったかまでは解らなくてねぇ・・・。」
「お陰さまで、3人ともクビですわ。」
「全く酷い話じゃあありませんか。 ヴァルル様も人が悪いって言うか・・・ ね ぇ ? 」
私は言い捨てる。
「知る由も無い話に興味は無い。」
「失礼する。」
すると、ゴロツキは『こう言った。』
「 『 アンタの娘は、俺のエッフェル塔で オ ー ・ シ ャ ン ゼ リ ゼ で し た ぜ ? 』 」
「 真正面から、嬲(なぶ)って ヤ り ま し た さ 、 凱 旋 門 。 」
「 泣いて叫ぶのが上手でしたぜ、あの『 デュ ポール・・・ッ! ( あの豚女ァ・・・ンッ! ) 』 」
私は・・・。
「その言葉、訂正する必要は無い。」
カァと熱くなるモノを覚えた。
「だが、理解をするべきだ。」
それが・・・。
「そう言った言動に、人を『不愉快を覚える。』」
命取りとなる。
ガァァ ァ ァ アアア ア ア ア ア ア アアア ア ン ッ ッ ッ ッ ! ! ! !
そして、銃 声 が ッ ! !
銃 声 が ッ ! !
銃 声 が ッ ッ ! !
銃 声 が ァ ァ ア ア ア ア アアアアアアア〜〜〜〜 〜 〜 ッ ! ! !
・
・
・
・
・
・
・
「 今度は『本当に 鳴 り 響 い た 』ねぇ・・・、 エ イ グ ロォォ ォ 〜 〜 〜 〜〜〜〜ン ッ ッ ! ! ! 」
ドッッ サッッ!! (私は倒れて伏したッ!)
ゴブゥオ・・・・(体躯から 出 血 ッ ! )
ドクドクドクドクゥ!!(溢れて出る、溢れて 出 る ッ ! )
ドッックゥゥウウウウウウ〜〜〜〜!!!( 鮮 血 流 血 ゥゥウウウ ウ ウ ー ー ーーーッッ!!!! )
私は死力振り絞りッ!
かにも、膝立ちをするがッ!
銃弾、着弾すは『 文 字 通 り 急 所 ッ ! ! 』
この身ッ!
この状況ゥ!
さすれば『 最 早 ッ ッ ! ! ! 』
スゥ・・・ッ! ( 撃った一人が現るるッ! )
「良い様(ザマ)の事よ、チャンピオン。」
「ワチキ、屈辱忘れた事、ありません事よ、エイグロン。」
スゥ・・・・ッ!( もうの一人も現れるッ! )
「怖い目してるッスねッ!」
「娘さんも、そんな目しながら俺の事、睨んでいたッスよ!!」
「それがそれが・・・・。」
「 『 ウ ハ ハ w w w w 』 」
嘲(あざけ)りッ!
嘲(あざけ)りッ!!
嘲(あざけ)りのッ、 た だ 中 ッ ! ! !
そして、3人が3人ともぉぉぉおおおおおおーーーーーッッッ!!!!
ガ チ ャ ッ ! ! ( 銃だァーッ!! )
ガ チ ャ ッ ! ! ( 銃だァーッ!!! )
ガ チ ャ ッ ! ! ( 銃をォー付き付けるぅぅぅううううううーーーーーーッッッ!!!! )
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
そして、彼等は『こう言いました』・・・ッッッ!!!
「 もうね。 キャッチボールが出来る範囲(エリア)には、入らないッスよ。 」
「 手負いとは言え、エイグロンの事よ。 」
「 こっちも痛い思いはしたかぁ無いんでねぇ・・・。 」
「 ウヘラウヘラwww 」
「 ヴァルル様の影響か、ワチキ等、一方的にってシチュ大好きな事よ・・ッ。 」
「 バトゥロさん。アンタの亡骸(なきがら)を手土産に、俺等ァ職場復帰のウッキッキですわ・・ッ!! 」
「 「 「 ムホホホホホ ホ ホ ォ ォ ォ ォ オ オ オ オ オオオ オ オ 〜〜 〜 〜 〜 〜 ウ ゥ ッ ♪ ♪ ♪♪ 」 」 」
闇夜に響き渡る、狂い声ッ!
悪の宴よ、悪辣(あくらつ)のお三方ッッ!!
悪が、悪って、悪るる、その時ッッッ!!!
『 そ の 場 に ィ ー ッ ! ! ! 』
『 現 る る は ぁ ぁ あ あ あ ああああああああ ーーーーーー ッッッ ! ! ! ! 』
・
・
・
・
・
・
・
ーギシュン。
それはッ!黒づくめの男であったッッ!!
ーギシュン。
スーツだって黒いし・・・ッ!
ーギシュン。
靴も黒いッ!
ーギシュン。
帽子も黒いッ!
ーギシュン。
手袋も黒いッ!
ーギシュン。
色素の薄い肌が、その黒を際立たせッ!
ーギシュン。
黒づくめのその姿が、岩を人型にくり抜いたようなその巨体と顔に映えるッッ!!
ーギシュン。
鷹(たか)や鷲(わし)を連想させる猛禽類のような目を持ちッ!
ーギシュン。
『油臭(ガソリンしゅう)』と『機械音』がするその男は・・・ッッ!!!
「 『 ワ シ は ・ ・ ・ ッ ! ! 』 」
「 『 耐 撃 の 百 文 字 で あ る ・・・・・ ッッッッ ! ! ! ! 』 」
Q X 団 最 強 の サ イ ボ ー グ ッ ッ ! !
耐 撃 の 百 文 字 、 そ の 人 で あ っ た ッ ッ ! ! !
・・・・
3人は、恐れを覚えていた。
何なのだ、この男は?
一体何者なのだと、言うのだ?
象を見て、『デカイ』と感じるのと同じように。
ライオンを見て、『叶わない』と思うのと同じように。
3人は、3人とも、こう『理解』をしたッッ!!
『 ヤバイぞッ! モォーレツに、悪い予感がビンビンするゥーッッ!! 』
だがッ!
意外なるは、その言葉ッッ!!
百文字が、3人に発した言葉とはッ!!
「続行(つづ)けよ。」
「面白いモノが見れそうだ。」
何たる、お言葉であるのかッ!
彼は此処で今、何が行われようとしているのか、知っているのかッ?
バトゥロを見よッ!
出血流血、血血血の致命傷ゥーッッ!!
それを知っての、今の言葉であるのかぁぁぁああああーーーーーッッ!!!
答えは『無論』ッ!!
「何をボーゥとしているのだ。」
「ワシはお前達を成敗しにきた、桃太郎でも無ければ、怪盗ロビンでも無い。」
「続行(つづ)けよ。」
「それとも、この場を立ち去るつもりか?」
そうと言ったッ!
そうと聞いた・・・。
その3人は・・・。
ウヘラァ〜〜〜・・ッ。
ウヘラァ〜と笑い『こう思った』。
ド ド ド ド ド ドドドド ドドド ドド ド ド ド ド ド ド ド ド
なぁんだ。
怖い事なんか無いじゃないかァ。
それよりもさァ。
バトゥロじゃァ〜ん。
ヤっちまおうぜぇ〜〜〜。
恨みを晴らせて、職場復帰できるなんてさァ・・。
『 美味しいです!! 』ってな、 カ ン ジ じ ゃ な ァ ー い ♪
( うん、美味しいッスー♪ )
( ええ、美味しい事よー♪ )
( ああ、美味しいねぇー♪ )
((( それでは・・・。 )))
((( 皆さん、ご一緒にッ!! )))
「「「 オ ・ ル ヴ ォ ワ ー ル ( コ イ ツ で 、 サ イ ナ ラ 、 美 味 し い で ぇぇ ぇ っ す ーーッ ッ ! ! ) 」」」
ガ ガ ガァァ ァ ァ アアア ア ア ア ア ア アアア ア ン ッ ッ ッ ッ ! ! ! !
三 つ に 、 重 な る 銃 声 連 呼 ッ ッ ! ! !
滅 多 と 矢 鱈 と 、 ブ チ 込 ん だ れ ッ ッ ! ! !
エ イ グ ロ ン 、 エ イ グ ロ ン 、 エ イ グ ロ ン よ ぅ ッ ッ ! ! !
鉛 の シ ャ ワ ー で 、 瞼(まぶた) を 、 閉 じ な ァ ァ ァ ア ア アアアアーー ー ー ー ッ ッ ッ ! ! ! !
そ の 時 ッ !
百 文 字 は 、呟(つぶ)も や い た ッ ! !
「ほぉ・・ぅ。やはり、面白い。」
それは目にしたモノッ!
「アップライトスタイル・・・。体を真直ぐにし、拳を構える戦闘スタイル。」
それは確固にも、確信をしたモノッ!
「銃弾放たれる、その刹那・・・。」
間違いは、無いッ!
「あの男は、瞬時に立ち上がり『構え』。」
あの男は、トンでも無くゥッ!!
ヒュン! (バトゥロはッ!)
ヒュン!! (銃弾をッ!)
ヒュン!!!(『回避をする』ゥーッッ!!)
『 斗(と)』ンッッッ でも 無く、 強(つ)ッぅ 『 獲(え) 』ぇぇぇええええ え え え ーーー ー ー ッッ ッッ ! ! ! !
バトゥロは、『こう言う』ッッ!!!
「教えて居なかったな・・・ッ。」
「私は・・・ッ。」
「ゴルゴ13が私の眉間を狙おうとも、『 決して着弾する事無く 回 避 す る 事 が 出 来 る ッッッ!!!! 』 」
「それ絶対、 ウ ソ ッ ス よぉぉおおお お お おーーー ッ ッ ! ! ! ? 」
「う・うろたえるでない事よ!? ヴァルル様の部下はウロタエナイの事よぉぉおお お お お ! !!? 」
「畜生めぃ!シャワーの時間は始まったばかりなんですぜ!! 蜂の巣にしてやりまぁぁぁあああ あ あ あ ああーーーー ッ ッ ! ! 」
ガ ガ ガァァ ァ ァ アアア ア ア ア ア ア アアア ア ン ッ ッ ッ ! ! ! ( 再び銃撃ィィイ イ ー ッ ッ ! ! )
そして、バトゥロは、『こう言い放つ』ッッ!!!
「もう一つ教えて居なかったな。」
「これから私が行う拳闘術は・・・。」
「生涯最後にて最大の『 右 ス ト レ ー ト ・・・ ッ ! ! 』 」
「次元すら超越したと言わしめた、今世紀最大の『 爆 発 力 ・・ ・ ・ ッ ッ ! ! 』 」
「 『 こ れ が 、 噂 の ぉ ぉ ぉ お おおお お おお お お ー ー ーー ー ッ ッ ! ! ! 』 」
・
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ッ
ッ
!
「 『 四 ” 次 ” 元 ” パ ” ァ” ァ” ア” ン”ン” チ ”ィ ーーー ー ーー ッ ッ ッ ! ! ! 』 」
チ ” ュ ” ュ ” ド ” ォ ” ォ ” ォ ”ォ ”
オ”オ” オ”オ” オ” オ” オ” ォ” ォ” ォ”
オ ” オ ” オ ” オ ” オ”ォ”ン”オ”ォ” ン ” オ ” ォ ” ン ” オ ”
ン ” ォ ” ォ ” ォ”オ”オ”ォ” ン ”ン ” ゥ ” ォ ” ォ ” ッ ッ ! ! !
ー 剛 腕 ッ ! !
ー 剛 音 ッ ! !
ー 剛 拳 が 、 炸 裂 ゥ ー ッ ! !
ー 大地を踏みしめ、その場にて放った『 今、必殺の 四”次”元”パ”ン”チ” は ッ ッ ! ! ! 』
ゴ”バ”バ”バ”バ”ババ バ バ ァ ァ ァ ア ア アアア ア ア ア ン ン ン ! ! ! ( その右ストレートでッッ!!! )
ゴ”ォ” ォ” ッォオオオオオオオ オ オ オ オ オ オオ オ ー ーーーッッ!!! ( 放たれた 銃 弾 を” 打 ち 返 し ”ッ ツ ! ! )
そ っっっっ 死(し)っ 手(て) ぇぇぇえええええええ え え ええ え え え え ーーー ーッ ッ ッ ッ! ! ! !
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ッ
!
!
ー ーー ド ッ ッ パァ ァ ア ア アア ア ア ア ア アアアア ア ア ア ア ! ! ! ーー ー
3人の眉間に着弾ッ! 3人は銃弾で撃ち貫かれ、あえなく『 死 亡 』するゥゥウウウーーッッ!!!!
バトゥロは、百文字を見やり・・・。
そうして、『こう言う』・・。
「諸氏は『耐撃の百文字』と言うそうだな・・・。」
「心あるならば、耳にして欲しい・・・。」
「私は・・。」
「 『 鷲鼻のバトゥロ 』。 」
「 『 我が娘、フランソワ=オーギュスタンの良き父として・・。 』 」
「 『 此 処 に 、 息 絶 え る 者 の 名 だ ・ ・ ・ ・・・・ ッ ッ ! ! ! 』 」
そしてバトゥロは、重くも、その瞼(まぶた)を閉じ・・・。
立ちたまま。
ピクリとも『動かなくなった。』
百文字は、バトゥロを見やり。
そして、『こう言う』。
「『鷲鼻のバトゥロ。』」
「死するには、惜しい雄(おとこ)よ。」
「その命・・。」
「『 このワシが預るぞ、鷲鼻の。 』 」
「お前ならば、この世で『 ただ二人の、 レ ア メ タ ル ・ ス タ ー シ ル バ ー を 用 い た ・・・ ッ 。 』 」
「 『 サ イ ボ ー グ へ と も 、 成 り も 得 よ う ッ ッ ! ! ! 』 」
ー こうして、バトゥロは・・・。
ー 百文字の手引きによって・・・。
ー 『 サ イ ボ ー グ 』 へ と 、 相 成 っ た の だ ッ ッ ! ! !
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・・・続く。