第三〇五辺境警備隊所属の軍曹。二十六歳。
浅黒い肌に後ろでまとめたウェーブのかかった黒い長髪。無愛想な険しい顔をしていることが多い。
辺境の惑星出身。十八の頃にアムステラ宇宙軍に志願し、以後は戦場を転々としている。
四年前に第三〇五辺境警備隊に配属され、以後は籍を置き続けている。
ぶっきらぼうで男勝りな性格。突き放した言動も多いが根は面倒見が良く、アルバートの代わりに場を仕切ることも多い。
実家は漁師。そのせいか、見かけによらず食材をさばく手つきは堂に入っている。
家事全般も母親に覚えさせられたとかで、意外と家庭的なのだった。
故郷の風習として『強き者に尊敬を』があり、目下のところミラの尊敬の対象になっているのは、
アムステラ宇宙軍の英雄ガミジンである。
いつか見える日を夢見てガミジンの情報収集に励む彼女は、傍から見るとおっかけにしか見えないのだが、
口に出すと確実に殴られるので誰もが黙っている。 趣味は特になし。強いて言えば前述ガミジンの情報収集。
あと、勝負事にはすぐ熱くなるタイプ。