時は40年前!地球は日本国ゥー!!

とてもスティッフな地下プロレスラー『 マスク・ド・サンキスト 』を、

一撃でもって撃破した『 ジ・ハンドレッド 』の前に現れる”2戦目”の『 レスラー 』はァーッ!!?



「キィィィスキスキスサンキスト!!」


「兄弟殺したの許さないよ、ジ・ハンドレッドくくくくぅ〜〜〜〜んん!!」




    ー マスク・ド・サンキストの兄弟ィーッ!


    ー マスク・ド・サンキスト”ブロス”が死合相手だぁぁぁああああああああ!!!!





  カァァ ァ ァ ア ア ア ア ア ア アア ア ア ン ン ン ンン ! ! ! ! ! ! ( そして、ゴングが打ち鳴らされたぁぁああああ!!! )







・・・・




○超鋼戦機カラクリオー外伝

 クロガネの賛歌・番外 ー 響 鐘 ゥ ! 地 下 プ ロ レ ス 編 ! !  ー




 「 血 は リ ン グ に 咲 く 花 」






・・・・





いきなりだ!


いきなりの事であった!!



サンキスト”ブロス”の口から『何か』が迸(ほとばし)る!!



そいつはモチモチ!!モチのロォォオオオオオオオオオオオオウウォウォウォオオ〜〜〜〜オン!!!!!!




   ブッッシャァァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!! ( オレンジ色の液体ッ! 『100%果汁のオレンジジュース』だァーッッ!! )





サンキスト”ブロス”はァー!!

先にジ・ハンドレッドこと”百文字豪介”、現在『 耐撃の百文字 』と戦いて敗れ去った『 マスク・ド・サンキスト 』と同じよぉーにぃーッ!!

飲み干したと見せかけて、全てを飲み込まずに口の中に残しておいた『 オレンジジュース 』をッ!!



  口中から、ジ・ハンドレッドの顔、目掛けて『 噴 射 』を す る ッ ッ ッ ! !



言うまでも無く『 オレンジジュースは、 酸 性 の 液 体 ッ ! !  』


一粒でも眼球内に入り込めばッ!

染みては、荒れ狂う、酸の所業ッッ!!



 『 瞼(まぶた) は 、 固くも  閉 じ ら れ る ゥゥゥーー ー ー ッッッ ! ! ! 』




                 が


                 ッ


                 !





 敗れた『 マスク・ド・サンキスト 』は、その直後『 大車輪キック 』で頭蓋骨陥没ったんだぞ、サンキスト”ブロス”ゥー!!?



                 ッ


                 ッ




(キィィス キスキス  サ  ン  キ  ス  ト ッッッ ! ! ! )



(そんな事ね!モチロンね!!


(承知のチーちゃんなんだよ、キストキストキィィィ〜〜〜〜ゥスト!!)



そう!障子にメアリー!!

サンキストに策アリーであった!!



(全く同じ攻撃を繰り出す事によりッ!!)


(取れたてのオーレンジの如く、ピチピチの新人(グリーンボーイ)の『 ジ・ハンドレッドくん 』は ッ ! )


(調子ブっこいて、VHSテープを再生するかの如くに『 大車輪キック 』を繰り出して来るだろろろろぉぉぉおん!!!)



    ー でもねッ!


      障子にメアリー!サンキストに策アリー!!


      これは橙色(だいだいいろ)に彩られた甘くて酸味タップリなオーレンジの如くに、”果実的(フルーティ)な餌(ワナ)”ッ!!


    ー 態々(わざわざ)にも、この『 覆面(オーレンジマスク) 』目掛けて、蹴りを繰り出させた、その訳、理由はァーッッ!!




           こ の ” オ ー レ ン ジ マ ス ク ”を 包 み 込 む よ う に 、



         ” 強 化 ス チ ー ル ”を 仕 込 ん で あ る か ら だ よ よ よ ぉ ぉ ぉ ぉ お ん ! ! ! !





○『 強化スチール 』


 40年前の地球科学(アース・サイエンス)が生み出した『 鉄より硬い”鉄(スチール)” 』。
 その名もずばり『 強化スチール 』である。鉄と全く同じ重量でありながら、鉄(スチール)を超える”強度(ストレングス)”を誇る!!




(こんなね!硬いモノをね!!蹴ったりなんかしたらね!!)


(あべこべに怪我しちゃうよね、落ちて潰れたオーレンジみたいにさ、キィィィスキスキスサンキストォォォオオオオ!!!!)


(とてもじゃないけど、頭蓋骨なんて陥没出来ないって寸法だよ、ジッッ!!ハンドレッドくくくくぅ〜〜〜〜んんん!!!!!)





        ー これからね! 君はね!!



          泣きベソをかきながら、この『マスク・ド・サンキスト”ブロス”』の恐ろしさを思い知り!!




        ー ルール無用の残虐ファイトの前に、君は『 煮込み過ぎたオーレンジ 』のように、


        『 見 る も 無 残 な 姿 』に な っ て い く ン だ よ 、 キ ス ト キ ス ト キ ィ ィ ィ 〜 〜 ゥ ス ト ! !





(君はデビュー2戦目にして、『ブッコロ死』をされちゃうんだから、ねねねねぇぇぇぇえええええんん!!)


(その為にも速ぉぉぉぉやく、”大車輪キック”ををををぉぉぉおおおおおお〜〜〜〜〜んんッッ!!!!)




( 蹴 り 込 ン で 来 な よ 、 ジ !  ハ ン ド レ ッ ド く く く く ぅぅぅぅうううううう〜〜〜〜〜〜ん ん んん ! ! ! ! )





                      「 ・・ ・ ・ ア レ ッ ッ ! ! ! ?  」




それが、マスク・ド・サンキスト”ブロス”の最後の一声となった。







・・・・







ブッッシャァァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!! ( オレンジジュースが、噴き出されるよりも速くッッ!! )




  ド ッ ッ ゥゥ ゥ ウウ ウ ン ッ ッ ! ! ! ( 己が後方に跳ぶは、ジ・ハンドレッドッッ!!! )




              己 が 後 方 ッ ! そ れ 即 ち ッ ッ ! !




                    ギシィ!  (ロープだッ!)



                    ギシィ!! (ロープだァーッッ!!)



               ギッッッシィィィィイイ イ イ イ イ イ イ イ  ! ! ! ! ! !



        ( 鋼 ッッ 鉄 製 の 『 ワ イ ッ ッ ヤ ァ ァ ア ロ ォ ォ オ オ オ プ ! ! ! ! ! )



                 ッ


                 ッ


                 !




ジ・ハンドレッドは『両の脚』にて、後方ロープに垂直着綱をしたッ!!!


その様ッ!まるで引き絞る『 弓矢(アーチェリー) 』の様なモノだッ!!!


弦引き絞る程に、そ の ” 破 壊 力 ”を 増 す 『 事 実 ゥ ー 』 ッ ! !


矢 は 人 間 ッ ! 人 型 の 巨 石 ぞ 、 ジ ・ ハ ン ド レ ェ ー ド ッ ッ ! !




「 〜〜 〜 ッ ッ ! ?  ?  」



オレンジジュースを噴出させた、サンキスト”ブロス”は目を白黒させたッ!


そして、この先、自分が迎えるであろう”運命”に「ゾッ!」と『 寒 気 』を 覚 え る ッ ッ ! !




そして、今こそお見せしようッ!

めくるめくは『レスラーへの賛歌』ァーッッ!!



  その名も!


  その名も!!


  その名も!!!



そ・の・名・も ぉ ぉ ぉ ぉ お お お おお お お お お お お お お お ! ! ! !



                 ッ


                 ッ


                 ッ




「 『  レ ス ラ ー へ の 賛 歌  そ の  2  ッ ッ ッ ! ! !  』  」




「『 爆弾小僧に捧ぐる、 ダ イ ビ ン グ ・ ヘ ッ ド ・ バ ッ ド ォ ー ッ ! !




     ス ー パ ー ・ ダ イ ビ ン グ ・ ヘ ッ ド ・ バ ッ ド  で  あ  る  ッ  ッ  ッ  !  !  !  !  』 」




                                  ッ



                                  ッ




        「  『  ヌゥうゥぉおおおぉぉォおおお お お お オ 雄(オ) ーーーー ー ー ー ッ ッ ッ ! ! !   』   」




   ゴ ッ ッ ッ  バァ アアア アア ア ア ア ア ( 跳 ん だ ァ ー !  ハ ン ド レ ッ ド  が 飛 ん だ ァ ァ ア ア ア ! ! ! )




                                  ッ



                                  ッ



                    さ な が ら ” ミ サ イ ル ”だ ッ ! !



               『 ミ サ イ ル ・ ハ ン ド レ ッ ド 』だ ぁ ぁ あ あ あ ッ ッ ! ! !




                                  ッ



                                  ッ




                  そ し て 、 そ の ” 弾 道 人 間 ( ミ サ イ ル ) ” は ッ ! !



             今 、 正 に サ ン キ ス ト ” ブ ロ ス ” と の 『 着 弾 』 を ォ 〜 ・ ・ ・ ・ ッ  ッ ! ! !




                                  ッ



                                  ッ



                                  ッ



                                  ッ



                                  ッ



                                  ッ




    ド ” ッ ” ッ ” ッ ”  グ” シ ” ャ ” ァ ” ア ” ア ” ア ” ア” ア ” ア ” ア ” ア ” ア ” ! ” ! ” ! ”






      ッ


      ッ


      ・

      ・

      ・

      ・

      ・



 サンキスト”ブロス”の内蔵は破裂する。


 ブロスは・・・。


 口から『 真っ赤なオーレンジジュース 』を幾度も無く吐きて出し・・・。


 力無く倒れて伏し、そのまま、もう二度と意識を取り戻す事は無かった。




 それは。この一撃にて”絶命”をしたと言う意味じゃあない。


 意味するモノは・・・。




    ゴ ッ ッ ッ キ ャ ッ ッ ッ ッ ! ! ! !





 それは。リングにて、倒れる事・・・。



 それ即ち・・・。



 『 死 』。



 もし・・。


 相手を思いやる気持ち一つあるのなら・・・。


 速やかに敵者、痛み感じる間も無くにもて、『 殺 す 事 』・・・。




 故にハンドレッドは、ブロスの頸椎を『 ゴ キ リ 』と ヘ シ 折 っ た の だ 。





      マ ス ク ・ ド ・ サ ン キ ス ト ”ブ ロ ス ”へ の 、



    ”  介   錯   ” を  行  っ  た  の  で  あ  る  ・  ・  ・   !  !  !






「『「『 殺 し た ァ ー ! !   ハ ン ド レ ッ ド 、 サ イ コ ォ ォ オ オ オ オ オ オ オ ッ ッ ッ ! ! ! !  』 」 』 」




 殺害。殺害。殺害。


 殺したと言う事実に”熱狂”、狂いも吼えて沸き上がる「 観客達 」の歓声の中、『 只一人 』・・・。


 無言でリングを降りるわ・・・。


『  ジ  ・  ハ  ン  ド  レ  ッ  ド   』



 それは”歓声”。

 それは”狂気”。


 渦巻くは”坩堝(るつぼ)”。



 こんなに狂った”世界”を歩み。


 汚れたその手で、”血生臭く”も進む。



 何故なら、その先。


 その、目の前には。


”待ちて迎える者”が居るのだから。



 そう、それは”包帯だらけ”の『 黒髪の女性 』・・・。



 その名も・・・。



『  レ  デ  ィ  ・  ミ  ィ  ラ   』



      ・

      ・

      ・

      ・

      ・




 嗚 呼 。



 鳴 り 響 く は 、 ” 響 鐘 ( ゴ ン グ ) ”で あ り 。



 鮮 血 の 大 花 咲 き 乱 れ る 事 。



 そ れ 即 ち 『  血 は リ ン グ に 咲 く 花  』で あ る な ら ば ・ ・ ・ 。




 こ の 先 、 幾 度 も 『  花 、 咲  か  そ  う  』 。 




 歩 む は ” 外 道 ” 。


 引 く も ” 地 獄 ” 。



 さ り と て 、 共 に 進 む の だ 、こ の ” 修 羅 道 ” 。




 行 こ う か 、 レ デ ィ よ 。



 我 武 者 羅 ッ ! 共 に 前 へ と 『 直 進( す す ) む  為 に 』 ッ ! !



      ・

      ・

      ・

      ・

      ・




  ー マスク・ド・サンキスト”ブロス” 男 年齢(謎の覆面レスラーの為、不詳。)

    必殺技 橙色(だいだいいろ)に彩られた甘くて酸味タップリなオーレンジの如く、”果実的(フルーティ)な餌(ワナ)”ッ!!



           ・・・ ・ ・ ・ ・ 『  死 亡 。 』






ーーーーーー





 ・・・続く。