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ー麗しの白い都市、コマンタレヴシティ。

 ー街、行き交うは紳士と淑女。

 ー雪のように白い肌。黄金(こがね)の輝きブロンドヘアー。

  ーコマンタレヴ?(調子はいかかが?)

  ープレジール♪(喜びに満ちているよ♪)

 ーそう。此処はレゼルヴェ(予約した)国。

  ー麗しの貴方と麗しの私に。

  ー君と僕との『プレジール(幸せ)』をレゼルヴェ(予約)。


 ー麗しの白い都市、コマンタレヴシティ。


 ーリトルおフランス。『レゼルヴェ国』





 ・・・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  。





「 「 「  アヒィィィ ィ ィ イ イ イ イ イ イ イ イ イイイ イ イ イ イ ! ! ! !  」 」 」


「 「 「  ウヒョヒョヒョ ヒ ョ ヒ ョ ヒ ョ ウ ゥ ゥ ウウウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ! ! ! !  」 」 」


「 「 「  ペケペケペケペケペ ケ ペ ケ ペ ケ ペ ケ ェ エエエ エ エ エ エ エ エ エ エ ! ! ! !  」 」 」



麗しの白い都市は『黒く染まっていた。』

暴徒と化した黒き人々が、『占拠』をしたからである。



 自由(フリー)!

 自由(フリー)! 解放(フリー!)


 自由(フリー)! 解放(フリー!) 混沌(フリー!)


 自由(フリー)! 解放(フリー!) 混沌(フリー!) 暴力(フリー!)



  それで居て・・・ッッ!!



黒 人 ( ブ ラ ッ ク ! )だぁぁぁあああ ああ あ あ あ ー ー ー ー っっ っ ! ! !




  ー そ れ は 、破 壊 的 な 有 様 で あ っ た 。


 ー暴徒と化した黒き人々。
 ートコロ構わず暴れて狂う。


  ー軍も警察も無力であった。


  ーすでにこの場を後にした・・・。

  ー『ギガント28号』により状態は壊滅。


    ー無秩序な暴力だけが残った。



「ピ!ピギャ! ピピピのピギャギャァァアアア!!!」(あの建物が気にいらねぇ!!)

「ニヒャクパーセントカテルネ!!」(ち・調子こいといわぁぅ!)

「バコア!バコアバコアドスコイッッ!!」(いっちょ破壊(こ)わしとくぅ?)

「ラララムジンクゥゥゥゥウウウウウウンン!!!」(いいねぇ!!)



 ボゴォ! ボゴォ! ボゴォ! ボゴォ! ボゴォ! ボゴォ! ボゴォ!(各々方、獲物を振う。)

 ベギョ! ベギョ! ベギョ! ベギョ! ベギョ! ベギョ! ベギョ!(鉄パイプだったり。)

 ナック! ナック! ナック! ナック! ナック! ナック! ナック!(メリケンサックだったり。)

 バシィ! バシィ! バシィ! バシィ! バシィ! バシィ! バシィ!(プレイで使っているのだろうか、鞭だったり。)

 ハチョ! ハチョ! ハチョ! ハチョ! ハチョ! ハチョ! ハチョ!(カンフー気取ってヌンチャクだったり。)




  ガラガラガラガラガラガラ


  ガラガラガラガラガ ラガ ラ ン・ ・・ ・ ・ッ ッ !




崩れ落ち。

破壊され。


瓦礫のみが物語る。


黄昏た栄光を・・・。

静かに・・。寂しげに・・。


「自由(フリー)!」

「自由(フリー)! 解放(フリー!)」


「自由(フリー)! 解放(フリー!) 混沌(フリー!)」


「自由(フリー)! 解放(フリー!) 混沌(フリー!) 暴力(フリー!)」




 「「「それで居て・・・ッッ!!」」」




「「「黒 人 ( ブ ラ ッ ク ! )だぁぁぁあああ ああ あ あ あ ー ー ー ー っっ っ ! ! !」」」




 破壊。 破壊。 破壊。 破壊。 破壊。 破壊。 破壊。




瓦礫ト化セ

瓦礫ト化セ

瓦礫ト化セ

瓦礫ト化セ

瓦礫ト化セ


瓦礫ト化セ

瓦礫ト化セ
瓦礫ト化セ
瓦礫ト化セ
瓦礫ト化セ
瓦礫ト化セ
瓦礫ト化セ


瓦礫
瓦礫
瓦礫
瓦礫
瓦礫
瓦礫
瓦礫

瓦礫
瓦礫
瓦礫
瓦礫

瓦礫
瓦礫
瓦礫
瓦礫
瓦礫















続けられる破壊の最中(さなか)。



ド ズ ン ! 

ド ズ ン ! ド ズ ン ! !


ド ズ ン ! ド ズ ン ! ! ド ズ ン !


ド ズ ン ! ド ズ ン ! ! ド ズ ン !  ド ズ ン ! !


ド ズ ン ! ド ズ ン ! ! ド ズ ン !  ド ズ ン ! ! ド ズ ン !


ド ズ ン ! ド ズ ン ! ! ド ズ ン !  ド ズ ン ! ! ド ズ ン !  ド ズ ン ! !




支配者(オサ)が舞い戻る。





コマンタレヴ・ラプソディ 

最終話「コマンタレヴ・ラプソディ」




・・・・



  バルルルルルルルルル ル ル ル ル ル ル ル ゥルルル ゥゥ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウーーーーーーー!!!




ヘリが飛んでいる。
操者は一人。乗者がもう一人。


操者は「レディ・ミィラ」である。
乗者は「ルイヌーヴォー」である。

ルイヌーヴォーは神妙な顔つきをしていた。

彼は体験をしたのだ。
彼はその目で見たのだ。

耐撃の百文字・・・そしてギガント28号の恐ろしさを。

そして彼は目を背けるも出来なかった。

彼は決断をするしかなかった。


 どうしようもない事。


そんな無責任な・・・。
そうも言いたくなるようなその言葉。

だが・・。
世の中「どうしようもない事」として、受け止めなければならない事が余りにも多い。

いいや、多過ぎる。


無責任と言うなら言えば良い。



所詮、この世は詭弁だ。所詮、この世はまやかしに過ぎない。


真実は・・・。『己の内にこそ、存在をする。』
真実は・・・。『己の力で、掴み取るしかないのだ。』



・・・・・



 ー そう。もう後戻りはできない。



レディ・ミィラは思いを巡らす。


あれからどれ程の時間(とき)が経ったのだろう?

アフリカ大陸南部を拠点とし、「世界を我が手」に合言葉にどれ程の悪事に手を染めてきた事か。



・「 QX団 」


南アフリカの矮小(ちい)さな1組織は、『ドクトル・ベイベー』の手によって瞬く間に巨大な組織へと生まれ変わっていった。


 陸に。

 空に。

 海に。

 経済に。


 そして・・・。 抗 争 に 。


決して足付かず、決して名を明かさず。

鈍歩かつ着実に、その爪痕を残し発展を繰り返してきた。




 ー そう・・・。あ の 日 ま で 。



・・・・・



「踏み躙(にじ)らるるは、その尊厳(ほこり)。」


「不倶戴天、然るにその者の名、『 ドクトル・ベイベー 』。」



それは耐撃の。
それは百文字。

百文字(ハンドレッド)に、一つの感情。


一つが故に、『濃密』な感情。



 『 復 讐 』。



それは『恨みを晴らす事』。

その全ては『ドクトル・ベイベーの裏切り』に起因するモノなり。



・・・・・



 ー 我々はドクトル・ベイベーの手の平であった。



レディ・ミィラは歯噛みをする。


「組織用無し(シークレットペニス)」の令の元に、彼の主(ぬし)が現れた。

秘密裏にて、地球へと潜入をしていた『アムステラ神聖帝国』、そしてその戦闘員と共にである。

奇襲は迅速であった。
奇襲は瞬く間に終わりを告げた。

彼等は寄生虫のように、ずっとQX団から『甘い汁』を吸い続けていたのだ。


 ー 来るべく侵略。

 ー 来るべく『地球征服』の為、奴等は資材と土地が必要だったの。

 ー 流れるその血はQX団。肥える豚の名、アムステラ。

 ー 笑い話にもなりはしないわ。



例の金きり声が響き渡る。



 『 アムステラが支配 』を 享 受 するのでちゅ ゥゥウウウウウウウーーーーーーー ッッッッ ! ! ! !



ハン!冗談は「性器(ペニス)」だけにして欲しいわ。

QX団の旗の下、手を染め続けてきた数々の悪事はっ。そして流し続けて来た血の全ては・・・っ。



 『この世を憎み、この世の全てに仇為す事を美徳する 反 逆 的、尊 厳( デ ィ ガ ナ チ ィ ) 。 』



この世の全てに『尊厳』があり『存在価値』があると言うのなら、反逆もまた『 価 値 が あ る 。 』
そしてアムステラの『支配』のみを安息とし、享受のみを求めると言うのなら、

決して我々と『 相 容 れ な い 。 』



 全てを投げうってでも、その野望打ち砕くのみっっ!!



「そう・・・だから『復讐』なのだ。」


百文字は。



「人は誇りの為に生きるのだ。」

「尊敬の念を持って、人生を歩むのだ。」



鈍くも鋭く。



「ただ生き物を殺し。ただ本能の赴くまま、他を食らい尽くす事を誇る。」

「我々が備え持つその根幹に、尊敬の念を抱(いだ)く。」



  ー 何故か?


「 我々が今こうして生きていると言う事は、『 そういう事柄であるからだ 。 』 」

「 我々が今こうして生きていると言う事に、『 尊 敬 の 念 を、抱(いだ)くからだ 。 』 」




  ー だから、我々は『 復 讐 』 を 行 う の だ 。



言い放った。




「ドクトル・ベイベー並びに、アムステラ神聖帝国・・・ッ!」



「貴様等が突きつけた『服従』。」

「貴様等が突きつけた『秩序』。」

「貴様等が突きつけた『悔い改め』。」


「その全てが我等を『 侮 辱 す る ・・・・ ッッ ! ! 』 」




    「  『 故 に  復  讐  だ ・・・・ ッッッ ! ! ! 』  」





「思い知るが良い・・ッ。」


「そして耳にせよ・・・ッッ。」





「 QX団の名に置いて・・・、貴 様 等 を 『  始  末  す  る  ッッッ ! ! !  』  」






 ド ズ ン ! 

 ド ズ ン ! ド ズ ン ! !


 ド ズ ン ! ド ズ ン ! ! ド ズ ン !


 ド ズ ン ! ド ズ ン ! ! ド ズ ン !  ド ズ ン ! !


 ド ズ ン ! ド ズ ン ! ! ド ズ ン !  ド ズ ン ! ! ド ズ ン !


 ド ズ ン ! ド ズ ン ! ! ド ズ ン !  ド ズ ン ! ! ド ズ ン !  ド ズ ン ! !




鳴り響くは地鳴り。


向いし、その先『コマンタレヴシティ』。



 そ う 。



『 支配者(オサ)が、 舞 い 戻 っ た 。 』



・・・・・





  グ ギィィィ イ イ イ ヤ ャ ャ オォオオオ オオ ォ オ ォ オ オ





         オ オ ォ ォ オオ ォ オ ォン オン オンオォン ォンオォ ォ オ オオーー ー ー ンン ッッ ! ! ! !






      ー 雄 叫 び が響き渡ったッ !


 ー 極秘裏に手に入れた、ドクトル・ベイベーのバネ仕掛け理論。

 ー それを元に作られた、QX団が最終兵器『 ギガント28号 』。


ー その蛮声、耳にした黒き人々は皆・・・ッ!!





 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)

 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)

 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)


 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)


 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)


 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)


 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)



 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)




讃えて唱和(コーラス)。

奇声と怒号が和音(ハーモニー)。




 皆、支配者(オサ)の登場を讃えた。

 皆、支配者(オサ)の登場に狂喜した。





 グッ・・・

 ギガントは。


 ギギギッッ

 両の腕を広げる。



 カ・・・ ・ ・ ・ ッ ッ ! !!


 その様は正に・・・・。





 ー コ ル コ バ ー ド の キ リ ス ト 像 ( ク リ ス ト ・ ヘ デ ン ト ー ル ) ー




 サンパウロ市と並ぶブラジルの経済的、文化的中心『リオデジャネイロ』に佇む、雄大なその像に似て、

 包み込むは、「謝肉祭(カーニバル)ッ!」 レゼルヴェ国が、「黒密度(ブラックデンシティ)ッ!!」


 例えるなら『芥子(ケシ)の花』。
 荒野に花咲く『芥子(ケシ)の花』。


 餓えた獣がのさばる荒野は、ペンペン草一つ生えはしない。

 そんな荒野の真ん真ん中。


 一輪花咲く『芥子(ケシ)の花』。


 それは大輪の『芥子(ケシ)の花』である。

 それは野太い『芥子(ケシ)の花』である。


 どんなケモノも魅了をし。たわわな姿で、狂い咲く。


 そう。誰もが彼(ギガント)に魅入っていた。



 黒き人々と・・・。 

 そして。『白き人々』もまた・・・っ。



・・・・・




「愛もある。 哀しみもある。 でも・・・っ!! 赤ん坊(ドクトル)が無いでしょっっっ!!!」




 ドクトル・ベイベーの叛意(はんい)を知った時・・・。

 QX団が総統・Queen X(クイーン・エックス)の狼狽(ろうばい)は目を覆うモノであった。


  喰(た)べながら・・・。 哭き。

  排(だ)しながら・・・。 哭き。

  性(ヤ)りながら・・・。 哭いた。



「QX団の発展は、彼(ドクトル)と共にあり、QX団の最後も、彼(ベイベー)と共にあるのですっっっ!!!」



 Queenの言葉である。

 どれ程・・。彼(ドクトル)を重用(心酔)していたか・・・。語るまでもない。



だが、滅びる訳には行かなかった。

だが、気付いた時には既に遅かった。


最早どうしようもないくらいに、ドクトル・ベイベーの計画(陰謀)は完了していたのだ。



  ー しかし、「3つだけ備える事ができた。」



・・・・・



「耐撃の百文字・・・。並びに、レディ・ミィラよ。」


 Queenの命令。



「このQX団。彼(ドクトル)に滅亡(な)かされる訳には行きません。」

「Just three day(三日三晩)。」


「君達の手で『守りきって欲しい( 涙を拭って欲しい ) 。 』 」




「御意に。」
百文字。
「Queenの命(めい)とあれば。」
レディ。

「Excellent(エクセレント)、良き部下(ファイター)です。」
Queenの令の元・・・。



 バ ッ ッ !

 右の手高々と上げ、言い放つっ!!



「「「 『 全 て は ッ !  Q X 団 の 名 に 下 に ッ ッ ! ! ! 』 」」」




 そして、二人は遂行する。



・・・・・




「良くて?百文字(ハンドレッド)。」

「時間が無いの。無麻酔でギガントとの『リモート・コントロール・システム』を接合させてもらうわ。」

「その後も不眠不休。社畜上等ってカンジのハツカネズミみたいに動いて貰うわよ。」

「歯医者で駄々こねるマンモーニ(ママっ子)みたいに、泣きわめかないで頂戴ね?百文字(ハンドレッド)。」


 手術(オペ)。

 執刀その他諸々全てをレディが行う。


「了解(うむ)も言わさず、脳を捏(こ)ねくる。」

「その調子(まま)続けよ。そして刻み込むのだ。」

「QX団が理念の具現。 『 ギガント28号 』を骨の髄まで同化させよ・・・っっ!!」


 無麻酔と言う狂気の中。

 百文字(ハンドレッド)は、平然と答えた。




・一つ目。

・QX団が最終兵器『ギガント28号。』


 ー 極秘裏に手に入れた、ドクトル・ベイベーのバネ仕掛け理論。

 ー それを元に作られた、QX団が最終兵器『 ギガント28号 』。


   数ある操縦系統の中、二人は『リモート・コントロール』を選択した。

   この指令、動ける者は二人。

   サイボーグである百文字の戦闘能力を踏まえれば、操者と機体の戦力を1点に集中させる事は愚策と言えた。


   故にリモート。遂行しながらコントロール。


   そして機体(ギガント)の動作調整と、指令の遂行を同時に進めるには『これしか選択肢が無かった。』



「『ジャンク・ジャンク・ジャンキー(トリプルJ)』の散布準備は良いのだろうな?」


 問うは、百文字。



「ぬかるんでるのは貴方の体液(ガソリン)だけで充分なの、百文字(ハンドレッド)。」


「完成を見ないまま使い切るのは、頭(あったま)サボテンになるんじゃないかしらって位、

 ヒステリックな気分になるの、百文字(ハンドレッド)。」


「気を使ってるつもりなら、ギガントとの連動(コネクテッド)に集中して頂戴、百文字(ハンドレッド)。」

「それとも激痛(いた)くて気を紛らわしたいのかしら、百文字(ハンドレッド)?」


 計191文字の嫌味トークで答えるレディ。




・二つ目。

・レディ・ミィラの最高傑作『陶酔麻薬 ジャンク・ジャンク・ジャンキー(トリプルJ)』



 ー レディ・ミィラが研究開発を続けていた『服用者が、陶酔状態になる麻薬』である。

 ー 吸引する事により、強大な存在に忠実になる。


   それは洗脳。それは自白。それは快楽。それは中毒。そう・・。トリプルJは全てを兼ね備えた『万能麻薬』。

   QX団の世界進出に向け、ブラックマーケットで売り捌く事を旨とし開発、そして研究が続けられてきた。

   だが、今まさに存亡の危機。この現状を打破すべく、未完成のまま使用を決定する。


   未完成。それは『量産』が出来ないと言う事。それは持続性、中毒性に欠けると言う事。


   そして使い切れば、また長い年月を掛け作り出す他無し。



グ ギャ オ オ ・・・。


 ギガントが異音にて呻(うめ)く。



「ふむ。小煩(こうるさ)い喧噪の最中(さなか)でありながら、よく連動(うご)く・・・っ。」

 百文字が満足気に呟く。


「カチンと来るわ、百文字(ハンドレッド)」

 言うが早いは、レディは。


  クリ。クリ。クリリ。

  百文字の剥き出しの神経を捏(こ)ねくる。




 グ ギャ オ オ オ オ オ オ オ オオオオオオ オ オ オ オ ウ オウ オウウウ ! ! ! ? ?


 すると、ギガントが異音にて吠えた。



「レディ。ギガントの反応が敏感過ぎるな。」

 百文字が、そう告げると。



「初心(うぶ)い子には良くある事よ、百文字(ハンドレッド)。」

 レディは、悪びれずに答えた。




・三つ目。

・予約を意味する『レゼルヴェ国。』



 ー 近年独立を果たした1国である。

 ー 首席(大統領)はルイ=ポナパルト=ヌーヴォー1世(通称・ルイヌーヴォー)。


   この国の独立。それは『QX団の暗躍』が大きく起因していた。

   誰もが知らぬその事柄。故に暗躍であるのだ。故にレゼルヴェ(予約)であるのだ。

   来るべく世界進出の際、最大拠点して『予約』をする為、秘密裏にこの独立を援助した。


     ー 何故か?

     ー それは・・・っ!





 グ ギャ オォオオオオオ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オオオオオ オ オ オ オ オ オ ! ! ! !





「上出来だ。レディ。」

 システムに満悦する百文字。


「行きましょ、百文字(ハンドレッド)。」

「まずはヘリで、ベイビーおフランス(カジノ)に。」


「ヤクをキめてる黒いのが、

『アヒィ』とか『ウヒョヒョウ』といった奇声が響き渡るデンジャーゾーンの中央にそびえ立つ『 一大賭博施設 』よ。」


「フランスの『エッフェル塔』に因んで全長324mのその建物は・・。

 この国の縮図であるかのように、黒人は低い階層。白人は国営ヘリや自家用ヘリで屋上から高い階層で賭博を楽しむ。」



  ー 故にその地域は『 ヘリが飛んでいても、全く不思議が無い。 』

  ー そして、デンジャーゾーンであるが故『 少量の麻薬でも、発症状態に陥り易い。 』


  ー 闇に紛れて『 トリプルJ 』の散布を行うわ。

   ー 三日三晩かけてあるのを全て撒き続ければ、その地域一帯はジャンク・ジャンク・ジャンキー(ガラクラみたいにヤク中)よ。


    ー 簡単に強大な貴方(百文字)の虜(とりこ)になるわ。



「1日目はそれで終わる。 その間、ヘリからのギガントの連動を試してみて。」

「想定では半径10km内なら、ギガントを動かす事が出来るわ。百文字(ハンドレッド)。」



「うむ。」

 百文字が頷く。



「2日目は、データ照合。」


「レゼルヴェ国が何たるかって事を1日で調べ上げるわ。」

「来るべく世界進出の際、最大拠点して『予約』をしているこの国『レゼルヴェ国』ではあるけれど、

 その膨大な資料を生かしきるにはデータの整理が必要となるわ。」


「必要な時に必要なデータを用意する。その為には整理は必要不可欠。」


「それを1日で終わらせるわ。」


「百文字(ハンドレッド)。」

「貴方はデータの照合を行ってもらうわ。」

「2、3軍事施設への潜入を試みて。」



   ー 速やかにコマンタレヴ・シティを制圧するには、データの誤差があってはならない。

   ー 指示に従って、機材を所定の位置に・・・。それで誤差を修正する事ができるわ。


   ー 頼むわよ、百文字(ハンドレッド)。



    ー 出来れば『アロンズィS06』のデータも欲しいわ。

    ー 完全にブラックボックスってヤツよ、百文字(ハンドレッド)。


     ー けど、その為のギガントよ、百文字(ハンドレッド)。

     ー 如何なるケースにも対応できるよう、ギガントとの連動精度を高めといて。




「心得た。」

 百文字が頷く。




「3日目は、下準備。」


「そして、おそらくはドクトル・ベイベーが動き出す前日。」

「この日で全てを用意しなければならないわ。でなければ敗北する。」


「下準備。それは文字通りの事よ、百文字(ハンドレッド)。」

「『ベイビーおフランス』の162m付近が折れやすいに細工をするだとか。」

「スラム街の街外れや、ルイヌーヴォーの地下脱出経路の付近を、予めギガントで掘り進めて置くとか。」


「作戦を決行するにあたって必要な下準備を全て整えて置くわ。」



  ー 百文字(ハンドレッド)。

  ー 三日後、貴方と私はたった二人生き残る『QX団が意思を継ぎし者』となる。


   ー 復讐心は大いに結構。動機の無い行動なんかに、生きてる意味は投影できない。


   ー けれど、忘れないで。



     ー 貴方が抱き、そして晴らしてきた『 どんな復讐 』よりも、果たせねばならぬ誓いを秘めるその事を。



  「 敗北は許されない。 」


  「 この決戦『 勝 利 の み が 相 応 し い ッ ッ ッ ! ! ! !  』





 フ・・・・ッ。




「レディ。ワシを誰だと思っている。」



「QX団が最強戦士・・・。 『 ジ ・ ハ ン ド レ ッ ド  』である 。 」


「 そ し て 、 人 呼 ん で 『  耐 撃 の 百 文 字  』 であるのだ。 」




    ー その意味を顧みよ、レディ。


    ー QX団最強戦士と、QX団最終兵器が手を組むのだ・・・っ。





 ー こ の 決 戦 っ ! 、 凱 歌 の み が 挙 げ ら れ よ う ・・・・ っっっ ! ! !






    ・ そして、三日三晩が過ぎ・・・。



     ・ 確かな現在(いま)・・っ。



・・・・・




 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)

 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)

 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)


 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)


 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)


 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)


 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)



 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)




これが現在(いま)。


讃えて唱和(コーラス)。

奇声と怒号の和音(ハーモニー)。



 陶酔麻薬 ジャンク・ジャンク・ジャンキー(トリプルJ)により、黒き人々は皆、百文字の虜である。

 強大な彼(百文字)と。アングル(仕掛け=下準備)があったとはいえ、人的被害を出さぬまま黒き人々を従えたのだ。



    ー故に、黒き人々は。とても強大な彼(百文字)に大きく陶酔をし・・・。

    「首都(コマンタレヴ・シティ)の建造物のみを破壊せよ」と言う限定され過ぎた命令を遂行できた。

     吸引する事により、強大な存在に忠実となる陶酔麻薬『トリプルJ』。

     その効能を120%生かしきった結果が此処にあった。


       故に、白き人々の被害は最少。



    ー確かに、首都(コマンタレヴ・シティ)の被害は甚大である。

    ー如何に黒き人々の行動を制限しようと、全長50mを誇るギガントそ28号が破壊活動を行ったのだ。

    ー甚大でないハズがない。


    ーしかし・・・。

    ーこれだけの規模のクーデーターでありながら、極端に人的被害が『少なかった』と言える。



     ー街全体が洪水に見舞われたと例えよう。

     ー何の前触れもなく発生した災害(ハザード)は、その街全てを飲み込んでいく。


     ーだが、ありえない事に・・・。


     ーその町の住民全ては、常に乗り込める位置に『救命ボードを常備』しており・・・。

     ーそのボートに乗り込む事により、被害から逃れる事が出来た。



      ーまずありえないケースである。

      ーだが推定するのなら、おそらくその程度の被害。

      ーもちろん全ての住民が助かった訳ではない。


      ーボートの例えを続けるなら、如何に近くに置いてあろうと誰もが上手い具合にボートに乗れるとは限らないのだ。

      ーしかし・・・。驚く程、少ない被害で済んだのは事実である。



      ーこうして彼等(白き人々)は生きている。

      ーだが何の為?

       ー何の為にそんな手間のかかる事を?



        ー血を流す事を拒むから?


        ー根底に甘ったれたロマンチズムが流れるから?





         ー その、どちらでもない 。




      ・それは人質。



     ・それは労働力。



   ・ひいては生産力。



  ドクトル・ベイベー。
  並びにアムステラ神聖帝国と対抗する事を考えれば、国力は減少しなければ減少しない程良い。

 殺戮など愚の骨頂。出来るだけ少ない被害。出来るだけ復興し易い状態で、この国を支配する必要があったからだ。


そして生き残った人々の全ては『人質』と化す。



 ・首都外の国民。

 ・残存する軍事力。

 ・そして駆け引き上。


  その全てを牽制する為には『人質』は必要不可欠であり。


  多ければ多い程・・。無事であれば無事であるだけ・・。



    『 人質は、その価値を増す。 』



  ー 首都全人口の29/31分の命。

  ー それは天秤は、決して軽くは無い。




 バルルルルルルルルル ル ル ル ル ル ル ル ゥルルル ゥゥ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウーーーーーーー!!!




ヘリが飛ぶ。
操者は一人。乗者がもう一人。


操者は「レディ・ミィラ」である。
乗者は「ルイヌーヴォー」である。


最早ルイヌーヴォーに迷いはない。


これから行う事柄は、全国民を裏切る事柄となる。

だが、この事柄のみが、全国民を守りきる事柄となるのだ。


喜んで支配をされよう。

貴方を支配者(オサ)とする事に何の不服もない。


 私が間違っているか、そうで無いかなど・・・。

 後の歴史が決めれば良い。


  私はこうするしかなかったのだ。

  私にこうする事しか、出来ぬのなら・・・。


 せめて、貴方に『心酔』していたい・・・。


 力強き支配者(オサ)よ。

 虚空から侵略者(アムステラ)から、我等をお守り下さい・・・。





 ー ヘリがギガントの左肩に近付く。


 ー 白服に身を包んだ、ルイヌーヴォーがヘリから降りる。




   ヴ ゥ ・ ・・・・ン



 その様子が巨大な立体映像となり、映し出される。

 その様子が電波をジャックし、レゼルヴェ国中に流れる。


ト・・・。

 ルイヌーヴォーが。



 ト・・・。

 百文字の元へと。



 ト・・・。

 歩み寄る。




 ス・・・。

 ルイヌーヴォーは跪(ひざまず)き。





 ・・・・ッ。


 ゆるりと差し出した、百文字の右の手に。





    ー Kiss( キ ス )をする。 ー





 それは、このクーデーターへの「服従」を意味し・・・。


 そして・・・。



 スゥ・・・・。

 促されるまま、起立をしたルイヌーヴォーは。


 ト・・・・。

 促されるまま、百文字へと進み寄り。






   ガ シ ・ ・・ ッッ 。  ー 互 い が 互 い を 、 抱 擁 し 合 っ た 。 ー





  ー  服従。然る後に「 抱 擁 」。  ー



    ー  意味する事は、一 つ 。  ー





     ー  『 和 解 。 』  ー







 革命と和解の『狂詩曲』と言うこの奇跡に。


 国の者、皆、歓喜をする。




支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)

支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)

支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)



   ー 黒き人々も・・・!



支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)

支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)

支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)



   ー 白き人々も・・・!



支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)

支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)

支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)



   ー 首都の外からも・・・!



支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)

支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)

支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)



   ー 軍の中からも・・・!



支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)

支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)

支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)




   ー 国の者、皆・・・!




支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)

支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)

支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)




   ー 歓喜をしたっ!




支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)


支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)


支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!) 支配者(オッサッッ!!)





   ー そ う っ っ っ !!!









    今ここに『 コ マ ン タ レ ヴ ・ ラ プ ソ デ ィ ( 歴 史 的 大 狂 詩 曲 ) 』 が 行われたのであるっっ!!!



 そして、百文字の声が響き渡るっ!




「皆の者ッ! 聞くが良いッッ!!」



「不倶戴天の敵来るっっ!!!」


「その名『アムステラ』・・っ!


 その名、外銀河全域を支配する、超巨大国家と 宣 言 を す ッッ!!! 」




  「 だが、恐れる事はない ・・っ 。 」



 「 そ し て 、 目 に 物 を 見 る の だ ・・・ ッ ッ ! ! ! 」




「 我 は 、 耐 撃 の 百 文 字 ・・・・ ッ ッ ! ! 」



   ー そして・・ッッ!!!






 『 ギ  ガ  ン  ト  2  8  号  で  あ  る  ッ ッ ッ ッ ッ ッ ッ ! ! ! ! ! ! 』





グ ギャ オォオオオオオ オオオオオ オオオオオオ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オオオオオ オ オ オ オ オ オ ! ! ! !








 異音にて雄叫ぶ、その姿(ギガント)に。


 国の者、皆、酔いしれた。




ーーーーーー




 コマンタレヴ・ラプソディ・・・。




    ・・・ 完 ッ 。